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できる、できないは別にして理想の教育制度を語ろう4

magenta-hikari様のコメント

樹さん、ありがとうございます!

世界には、色々な国情の国があります。
他国との戦争、内乱、貧困、飢餓に苦しんで生きる生活に、
自分の命のことしか考えられず、この瞬間を生きている人々もいます。
恵まれたことに私達は、社会、国、世界の未来のことを考えることができます。
地球全体が、明るくなるといいですね。

私見ですが、日本の教育制度は非常によくできていると思います。
学習到達度調査、PISAで上位スコアをマークしたのは、シンガポール、香港など、
子供の教育を集中管理しやすい環境下の国がランクインしていました。
その中でも、高水準をマークしていた日本は、自らの健闘ぶりを
誇っていいかと思います。
公教育の力で、ここまでできているのは、すごいことです。

残念ながら、最新のPISAへの参加を、日本は見送りました。
理由は新たな調査、Global Competence(国際的な課題に関する理解や文化的多様性・寛容性に対する態度を評価)が導入されることになったからです。
まずは国内での多様化。そして世界の文化多様化をも理解できる国に日本がなれば、
素晴らしいだろうなあと思います。

*小鳥遊 樹のコメント

magenta-hikari様いつもありがとうございます。

よくアトリエでも生徒さん達に同じ話をしています。
「世界には一日一回の食事も口に入らない人がいる。
その日に食べることや、
危険から身を守るために必死でいる人たちは、
自分や家族の事を考えるので精一杯だと思う。

3食プラスおやつも食べることができ、
ネットで全世界のことが知れ、
好きな場所に行き、
好きなことができる私たちは恵まれている。
だから自分のできることで、
社会や国や全世界を助ける事を考えよう。」と。

それでクリスマスに自分の考案したお店でものを売って、
売り上げの一部を寄付してもらっているのです。

ただし、どんなに環境的に恵まれているからと言って、
自分の痛みを我慢して、
人のために尽くすのが正解ではないと伝えています。
あくまでも、まず自分を人生を幸せにできる自分になること。
だからクリスマス会のお店も強制ではありません。
協力しても良いよって思う人が出店してね。と、話します。

アトリエの行事は全て、
自分の頭で考えて判断してくださいとお伝えしています。
やりたいのかやりたくないのか。
どんな距離感を持って関わるのか。
例えばクリスマス会のお店やさんであれば、

・出店するかどうかを自分の頭で考える
・どんなジャンルのお店にすれば良いか考える
・品物を売るのかサービスを売るのか考える
・金額の設定を考える
・品物の量を考える
・材料の買い出しは、どこでどのくらいの量にするか考える
・原価計算もしてみる
・チラシも工夫する
・ラッピングをどうするか工夫する
・値札の付け方を工夫する
・品物の説明書の書き方を工夫する
・品物を入れて渡す袋を工夫する
 ・消しゴムスタンプでお店のロゴやカードを作る
・どんなおまけをつけるかも考える
・どんな演出をするのかも考える
 ・衣装・色・呼び込みなどを考える
・招待状も工夫する
・お店の名前も工夫する
・看板も工夫する
・お店のファンを作る事を考える
・お礼を考える
・余った品物の処分の仕方を考える(廃棄ではなく生かす方法)
・前日準備するものを考える
・お釣りも用意する
・片付けや掃除の仕方も考える
・お店が流行らなくて、お客さんに来てもらえなかった時の考え方をお教えする
・失敗してみることが財産(大切)なのだと話す
・2度とやりたくないとならないように大人が挑戦した事を認め褒める
・売り上げた利益の中から、どのくらい寄付をすれば良いか考える

これらをできるだけお子さん主体でお願いしますと、お話しします。
毎年繰り返してこれだけの事を考えるのでも、すごい成長を遂げます。
子ども達は、私の予想などをはるかに超えて素敵なお店を創造してくれます。
繰り返していると、お母さんとは別のお店を出してみたいと申し出てくれます。
お子さんが3人いれば4軒のお店を出してくれたりするのです。
前日は準備に忙しく、
睡眠時間が少なくなるお家も珍しくありません。

また部活や学業に忙しい中高校生はお店が出せないので、
ボランティアで私のお店の手伝いに来てくれたり、
荷物を運んだりしてくれるのです。
卒業生達も同じです。
これらは全て私の志しを助け見知らぬ誰かを助け、
かつ自分も成長しようとする暖かな愛の灯火です。

自分、家族、周囲、社会、国、世界、星、未来と、規模は違っても、
地球全体を明るく照らす事を考えるのは誰でも自由です。
基本の自分を幸せにすることが出来ていれば、
輪の大きさは努力次第でいくらでも広がります。

まずイメージすること。
自分の頭で考えること。
それがなければ何も始まらないですよね。

集めたお金は寄付大使さんを任命して寄付をします。
その時にあらかじめお願いをしておいて、
所長さんや職員さんからお話を伺います。
そうすると寄付金が、
公園の遊具の整備などにも使われていると知ることが出来ます。
助けているつもりが実は助けられている、
この事を知るのもかけがえのない経験だと思っています。

新聞社の取材もお願いしています。
自分の考えをまとめてインタビューに答える。
そんな経験をお子さん達にして頂きたいからです。

長くなってしまうので、
日本の公教育についてと世界の多様性については、
別に文章を作らせて頂きます。

今日もおかげ様🙏

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