見出し画像

♯1 社会不適合者に送る応援歌 ─高卒認定試験のススメ─

みなさんは〝学校に通っていた時にいつのまにかいなくなっていた影の薄いクラスの同級生がどうしているのか〟気になったことはありませんか?


ありますよね。(断定)


今回はそんな落ちこぼれがどうしていたのかを紹介したいと思います。
とはいっても、私が高等学校卒業程度認定試験を受けたのも大昔の話になりますので、今とは状況が違うということをご了承ください。


まずは高等学校卒業程度認定試験(以降、高認)の簡単な説明から。

高認とは年に2回、8月と11月に行われる国家試験です。

基本的には、様々な事情で高校を中退した方(これが私のケース)や高校に行けなかった方を対象にした試験です。

通信制の高校に通う方でも資格を取ると単位として認定されて履修の免除ができます。(学校によるので確認してください)
併用することで通信制高校を卒業しやすくできるということですね。

逆に、高校に通っていた方は高認資格を取るための科目の免除申請なども行えます。
高校1年生までは通えていたけど、2年生になったら行けなくなってしまった……なんて人にも救済措置があるわけです。(こちらも要確認)

この試験に合格すると高校卒業という学歴は手に入れられませんが(中卒のまま)、同程度の学力が認められ、〝専門学校や短大、大学の入学試験が受けられる〟といった資格です。

選択する受験科目によって、8から10科目の試験になります。

1度に全てを合格する必要はなく、複数年で数回に分けて試験を絞って受けて合格しても問題ありません。(私は1度で全て合格しました)

合格点は100点満点中の40点程度。(試験によって少し上下あり)

回答方式は4~6択のマークシート方式です。大多数が4択だったと思います。

4択の試験をあてずっぽうにマークしても25点くらい取れるわけですから、消去法で、この答えはない、これもないと冷静に選択肢を消して2択まで絞れるくらいに勉強できれば合格しやすいわけです。

とはいえ、試験を受ける方には小・中学校から不登校、授業についていけない!という方もいらっしゃると思うので、早め、早めにしっかりと落ち着いて計画を練ることが必要になります。(多分)


意外と試験の概要を書くのが長くなってしまいました。(興味あるひとがいるのか?)
詳しく知りたい方はインターネットで検索してください。
そちらの方が正しい知識が得られるでしょう。
制度も年々変わりますから、この記事ではなく信頼できるサイトや文部科学省のHPへどうぞ!


あなたの人生の責任、取りませんし、取れません!!!


次回からは、高校中退したダメ人間がどういう生活を送ったのか……どういう経緯で試験を受け、どうやって受かったのか……高卒認定試験の会場の雰囲気(当時のね……)など書きたいと思います。

というか、そっちが本題なのだよ。

あと、個人的には通える人はちゃんと高校卒業した方がいいよ。

就職面接のときに、どうして高校出てないの?と質問されたり、色々と不利になることもあるので。

ただ、学校生活耐えられない、精神崩壊する、それでも前に進みたい!というひとには、こういう制度もあるんだよといったことを周知できたらなぁと思っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

次回分、書けましたのでよろしければどうぞ!

記事まとめはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?