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テレアポ、飛び込み営業ができない・・コロナ渦で営業マンがいないWeb制作会社が、実際にやってみて効果のあった営業しない営業方法

営業の経験者がいないようなWeb制作会社って、どうやって案件の受注をしているんだろう?
制作畑出身の経営者の方であれば、一度は考えたことあると思います。

・作ることはできるけど、営業のやり方が分からない。
・飛び込みとかテレアポとかするの、メンタルやられそう・・

制作者が集まって立ち上げた制作会社は、まずここで悩むことが多いです。
でも、10人未満の中小・零細のWeb制作会社で、営業マンがいる会社ってほとんどないのではないでしょうか。

私の知っているWeb制作会社で、営業マンを雇ったなどという社長さんもいましたが、たいていは社長が営業を兼ねていたりします。

昨今では、打ち合わせもなるべくオンライン会議でやろうという風潮もあり、飛び込み営業や対面でのセールスなどがしにくくなっています。
大手企業でも交代で出社するなどで、テレワークの常態化が進み、なかなか案件の稟議が下りないと言った状況も私の身近でもおこっています。

テレワークでも、うちの会社は問題なし、という会社も多いですが、今ある仕事、受注した仕事をこなす分には良いかもしれませんが、営業や商談となると話が違います。

会って熱意や営業マンの人柄で仕事をとるようなことが、リモートだと難しくなってきているように感じます。
リモート会議だと伝わらないことってありますからね。

また、飛び込み営業やテレアポなんかでも、交代でテレワークをしている会社だとなかなかキーマンが捕まらなかったり、飛び込み営業自体があまり印象良くないかもしれません。

私の会社も緊急事態宣言の出た時期は、リモートワークをしており、取引先もみんなリモートワークになり、受注できるはずの仕事が延期になったりなくなったりでかなり売り上げが落ち込みました。

しかし、仕事が少なくなった中で仕込んだことが活きてきて、おかげさまでコロナ渦の中でも例年通りの売り上げ水準に戻すことができました。
(4月5月はやばかった・・)

営業がしにくいこの時世、もともと営業ができない私の会社で実践した、営業をしないで営業をする方法について書いてみたいと思います。

今のクライアントを大切にすることがまずは一番大切

小さなWeb制作会社は、今のクライアントを大切にすることが一番です。

これは新型コロナがどうこうとか関係ないのですが、コロナ禍の影響で、一層それが強くなってきていると思います。

大手企業も交代制でリモートワークになっていることが多いので、新規で契約するのに時間もかかりますし、稟議を通すのも難儀です。
ということは、今まで取引のある制作会社にお願いしよう、他部署で制作会社を探していたら、制作会社の情報を共有しよう、という話になりやすいのです。

実際に私の会社では、今まで取引のある企業からの新規案件が増えています。規模の大きな企業ですと、部署間の紹介などをいただけるチャンスになっています。

対面で打ち合わせがしずらい状況ですので、信頼と取引実績のある制作会社を使って仕事を回そうというのは自然な発想です。

ですので、まずは新規の取引先を探すというよりは、現在取引している企業から部署をまたいで横展開でお仕事がいただけるよう、真摯に目の前の仕事に向き合うことがより大切になっていると感じます。

何か仕事を紹介してくださいよ・・と声を掛けるより、きちんとした対応をすることが一番の営業です。営業というと新規の顧客を獲得しようと考えがちですが、取引のある顧客を大切にすることで、横展開を狙うのがより一層大切になってくると思います。

では、次からが緊急事態宣言中に仕込んで成果が出た新規顧客獲得の営業方法です。
直接的な営業をするのではなく、営業になることを仕込むという発想です。

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