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少人数で運営しているWebサービスでは、実際にはどんな業務をやっているのか、どのくらいの時間を割いているのか。

Webサービスで一発当てよう!

成功しているサービスをみると、自分たちもやってやろう、と思うもので、私はかれこれWebサービスの企画開発から運用まで、10年以上携わっております。

私の会社では、Webサービスの運用と、Web制作の受託業務を並行しておこなっており、少額ではありますがユーザー課金と広告収入で、収益化しているサービスもあります。

収益化しているサービスのひとつは、ユーザー数5万人程度の一般向けコミュニティーサービス、もうひとつは企業向けのサービスです。
(一身上の都合で、申し訳ありませんがちょっとぼやかします)

実際にサービスを立ち上げ運用してみると、アイデアや企画・開発もさることながら、運用を継続していくことの方が大切だと実感します。

現在、私の会社の売上は9割以上がWeb制作の受託制作を占めており、サービス運用の選任スタッフを採用するほど、サービスの収益化はできておりません。

コツコツと継続して運用しているような感じです。

受託制作でWebサービスの構築を相談されることも多いです。
相談を受けてみて、初めて運営される場合、サービスの機能やアイデア、集客ばかりに意識が向いてしまい、実際にどんな運用が発生するのか、その頻度などをイメージしていない方が多いように感じます。

取り合えず立ち上げたけど、日常の業務が忙しくて放置してしまう。
今まで立ち上げたお客様のサービスでも、そういうサービスがほとんどです。

これを回避するには、どんな業務が発生しそうで、どんな機能を付けなければならない、という運営の想像ができないといけません。
実際に運用してみないと、予想できないことも多いですが、これは経験値があれば、ある程度のイメージはできます。

どのような運用業務が発生して、何の作業にどのくらいの時間を割くのか、機能改修などはどういった内容で、どのくらいの頻度で行っているのか。

私の経験と現在進行形で行っていることを、まとめてみました。

収益も少ない小さなサービスを運用してだけで、あまり偉そうなことは語れませんが、始まりはどんなサービスもそんなものかと思います。

大企業が大きな資本を投下して立ち上げるサービスとは、全然話が異なるとは思いますが、これからセカンドビジネス、新規事業としてWebサービスを立ち上げたい、と考えている方の参考になるとは思います。

はじめに

詳しい話は後述しますが、私の会社で運用しているWebサービスは、極力人的な作業を減らし、人件費を減らすことで、類似の他社サービスより格安で機能を提供しています。

ユーザーひとりひとりの方に手厚くサポートするというより、なるべく機能でユーザーのストレスを回避し、課金などについても自動化することで、人が動かずに運用できることをポリシーとしています。

これが正解かどうかはさておき、数人しかいないスタッフが、メインの受託制作業務と兼務で運用を継続するには、運用の手間を省くことが重要となってきます。

この記事では、実際に運用で発生する作業や、どんな対応や改修が必要なのか、詳しく解説しています。

サービスの内容によっては、当てはまらないケースも多々あるかと思いますが、Webサービス運用のリアルな裏側ということで、これからサービス運用したい、興味があるという方に読んでいただければと思っております。

では、実際にどんなことをやっているのか、詳しく紹介していきましょう。

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