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#01 ゲームチェンジのためのサービスデザイン(2021.5.29)

プレ講座から約1ヵ月。待ちに待った第1回目の講座がついに始まりました。

ビジネスの話

本日の講座ではUXデザインを実践する土台としての、ビジネスの話が中心でした。

デザイナーにおいても、経営者目線で物事を考えることが求められているため、ビジネスの話から始まったことは全く違和感なく、むしろ、そこから学ばせてもらえることをありがたく感じました。

デザインを依頼する方はデザインが欲しいのではなく、そのデザインによって得られるゴール(利益)を望んでいます。私も仕事を受ける際は、お客様の考えるゴールを確認し、それが自分のアウトプットで達成できるのか判断するようにはしていますが、これまで断ったことは一度もなく、自分の弱さ、判断力の無さを実感しています。

いずれは、サービスの良し悪しを判断し、意見を伝えられるようになりたいという想いがあったので、今回の内容を少しずつ自分のものにし、判断力を培っていきたいと思います。

PDUピラミッド

プラットフォームというと、食べログ、Youtube、Airbnbなど、サービスの例しか浮かばなかったのですが、キッコーマンのレトルトのように、商品もプラットフォームになり得ることを知り、自分では気づいていないプラットフォームがまだまだ沢山あるのだなと思いました。

「民主化」というのは今まで考えたことがなかった見方でした。
専門家しかできなかったことを、誰もができるようになる。そういう面では、ノーコードでサイトが作れるサービス(WIX、STUDIO)も、プラットフォームのひとつなのかなと思いました。日頃から「これはプラットフォーム?デベロッパー?」という視点を持ち続け、時にはフレームワークを用いながら、そのサービスが今後上手くいくのか否か、自分なりの予測をしてみたいと思います。

アート思考・スペキュラティブデザイン

デザインは具体的な情報をわかりやすく伝え、課題を解決するためのもの。アートは抽象的で、問題を提起し、相手に考えさせるもの。

変化が激しい現代、正しい答えなんてなく、そもそも提示された問も間違っているかもしれない。ならば、自分で問を提示し、あるべき未来を思い描くアートの考え方は、今後さらに重視されそうだと感じました。

「デザイン思考で人間中心設計をすると解がニッチになる」というのがありましたが、アプリのUIやWEBサイトはその典型例でしょうか。みんなが使いやすい馴染みのあるUIにした結果、同じような画面しか生まれない。UIはそうあることが望まれているので問題ないですが、イノベーションを起こしたい場合、この考え方では駄目だということが想像できました。

企業は、自分たちがどんな未来を描きたいのか、どういう社会にしたいのか言語化し、表現する。そこに共感され、投資が集まる。個人も同様ですね。そして未来を思い描くために必要なのは、当たり前の常識に問いを持つこと。

しかし、言うは易く行うは難し。
私は現在UAEに住んでいるため、日本との違いに気付く機会は多いのですが、認識はしても、そこから深く考えることはしてきませんでした。当然問いは生まず。

雑談時の「暑い国では熱い飲み物を飲むことが多い」。
言われて初めて「確かにUAEもそうだ、なぜだろう」と思う。

UAEでは客をもてなす際、アラビックコーヒーを小さめのカップに注ぎ、要らないという合図があるまでお代わりを注ぎます。外も暑いのに、なぜ来客を熱い飲み物でもてなすのか。冷たい方が喜ばれるのではないか。日常に問いを立てる力が弱いことを痛感しました。経験を活かせていない日々を改め、一歩踏み込んで考える習慣をつけていきたいです。

「アート思考」「スペキュラティブデザイン」については、理解が浅いので、もう少し調べてみたいと思います。

そういえば、ドラマ「スタートアップ」でも主人公は「どんな未来をつくりたいか」を熱意をもって伝えていましたね。観ていたときはあれが重要なポイントだったとは気付いていませんでした…。


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