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【車中泊旅2024春5/15~】6/8 Day25:広島県:呉市。大和の模型も潜水艦内見学も良かった。が、土日限定のリアルな護衛艦内見学が一番凄かった!

音戸の瀬戸大橋公園、朝5時半。朝日を浴びつつある音戸大橋を眺めながら朝の体操。今日は一日呉観光。

日本の防衛について、普段あまり考えることもない私です。しかし実際に護衛艦を見て自衛隊の方と言葉を交わして、灌漑深かったです。特別に研ぎ澄まされた軍人という別人種が国を守っているような気がしていました。しかし、普通のお父さん、お兄さんお姉さんみたいな優しい感じの人たち、普通に家族もいるような人たちが懸命に訓練して国防を考えてくれている。

同じ日本人として、一人ひとりが国を守り家族を守るという事について考えなくちゃいけないんだろうなぁと思ったわけです。

今日は観光を楽しむのとは別に、いかに駐車料金を少なくして効率よく観光できるかというゲーム課題もありました。

<ゲームの条件>
・ゆめタウンの駐車場は最初の1時間無料、以降1時間ごとに200円
・ゆめタウンで買い物をしたら4時間無料
・同様の場所にある別の駐車場は1時間100円

私たちが立てた計画は以下の通り。
09:00:ゆめタウン呉に駐車
09:10:大和ミュージアムとてつのくじらの見学
10:45:呉ハイカラ食堂到着。海上自衛隊公認の「鉄板カレー」でランチ
11:30:入船山記念館へ向けて徒歩で移動
12:50:入船山記念館見学して徒歩で駐車場へ
12:30:ゆめタウン到着
12:50:1000円以上の買い物をして13時前に駐車場を出る(駐車料金は0のはず)

午後から訪ねる「アレイからすこじま」には無料の駐車場があるので、問題なし。

こうして計画通りに行動して、今日は観光にかかる駐車場料金を0円にする事に成功しました。

ポイントは、
・9時から13時までに全てを済ませるようにさっさと観光する事
・11時オープンの呉ハイカラ食堂は土日は混むので10時45分には到着して予約に名前を書いて無駄に待たずに済ませる事
・1000円以上何を買うか前日にざっくり決めて売り場の位置を確認して、買い物に余計な時間がかからないようにしておく事


〇大和ミュージアム

戦艦大和の実物の10分の1サイズの模型があり、大和に関する資料、呉市の軍事面から見た歴史などを紹介している博物館です。零戦の実物展示もありました。

技術的な展示や大和の歴史など様々な展示物がある中、一番印象が強かったのは沈没する戦艦大和から生還した軍人のインタビュー映像でした。軍人さんというのは何歳になっても背筋がビシーッとしていて、精悍な顔つきをされているものなんですね。沈みゆく大和の近くで漂流していた時、時の上官が「君は若いんだから生きなくてはいけない」と自分の浮き輪を手渡して自らの命を犠牲にして助けてくれたというエピソードには泣けてしまいました。

戦艦大和1/10の模型
零戦のエンジン
零戦

〇海上自衛隊呉資料館(愛称「てつのくじら」)

入場無料。海上自衛隊が行っている地雷除去の活動解説や展示、実際の潜水艦(てつのくじら)内部に入って艦内見学できる施設です。潜水艦内は食堂、トイレ、ベッドルームなど実物模型が置いてあり、狭い中で生活をしながら仕事をされているのがよくわかりました。

本当にクジラに見える
いろいろとお勉強になります。

〇呉ハイカラ食堂

大和ミュージアムのほぼ隣のビル2階にあるレストラン。配管パイプや水圧器計を使って潜水艦内風にした店内で、潜水艦そうりゅうでも食されている「鉄板カレー」を食べてきました。海自で毎週金曜日に出されるカレーの作り方を教わって再現した味だそうで、潜水艦そうりゅうの艦長からお墨付きを頂いている写真が飾ってありました。

スチールのプレートにカレーライス、くじらの竜田揚げとサラダ、ポテトサラダとゆで卵、肉じゃが、らっきょうと福神漬け、冷たい牛乳が並んでいます。カレーライスは辛さ控えめの「そうりゅう」か甘さと辛さが強い「潜水艦」から選べます。

「潜水艦」にしたのですが、確かに甘くて辛い。インパクトのある味でした。くじらの竜田揚げは、以前、渋谷のくじら専門店で食べた時には肉が古くて全然美味しくなかったのですが、今日のは臭みがなく、美味しく頂けました。

一番気に入ったのは肉じゃが。濃すぎない味付けで、和牛の脂の甘味がとても感じれらた美味しいものでした。

テッパンカレー

〇入船山記念館

旧呉鎮守府司令長官官舎とその他展示物があるというので、行ってきました。大和ミュージアムなどの場所からは1kmほど離れています。市立美術館横の坂道を登った先にあります。新緑の並木道には彫刻も飾ってあって素敵な通りでした。車で行くよりも散策してよかったと思いました。記念館は洋館部分と日本家屋部分が合体した建物なのが面白かったです。洋部分で執務したり迎賓して、和の部分で生活していたのだろうと思います。やはり日本人たるもの、洋館では眠れなかったのかなぁ。

前から見ると洋館
執務室関連の部屋は洋室
裏手の居室は和式

〇アレイからすこじま

大和ミュージアムエリアから車で5分程離れた場所。無料の駐車場に車を停車して見学しました。かつて呉海軍工廠の岸壁だった場所で、遊歩道には1900年前後の赤レンガ倉庫をはじめとする歴史的建造物が並んでいる小路(アレイ)です。しかし赤レンガの建物よりも、海上自衛隊の保有する本物の潜水艦や艦隊を目当てに訪れる人の方が多いようです。

一般人が立ち入れないエリアにある船ですが、柵越しに見る事ができます。グレー一色の戦艦はそれぞれに異なるレーダーや銃器を備えていて、物々しい事この上ないですが、リアルに国防という言葉を感じられる場所でした。

〇土日限定の海上自衛隊、護衛艦艦内公開

アレイからすこじまを見学していたら、海上自衛隊の門の前に行列ができていました。近づくと列が動き始めて、海上自衛隊の敷地に入っていきます。なんだ、なんだ。

門に到着してわかりました。土曜日と日曜日の午後1時半からと2時半から護衛艦艦内を公開しているんだそうです。事前予約は必要なく、当日入場時に身分証明書を見せれば入れてくれるというので、私達も入れてもらいました。内部で名前、年齢、職業、住所を記載して完了。

あとは公開されている護衛艦に向かってぞろぞろと歩いていきます。見学できる護衛艦が停泊しているピアの反対側には、見学する護衛艦の10倍くらい大きな船が停泊していました。一番上の部分は真っ平になっています。夫が「これは加賀じゃないか?」と言い、近くの自衛官に確認したところ加賀でした。

超巨大な加賀

護衛艦ですが最近、空母に改修された加賀。こちらの内部を見る事はできませんでしたが、間近で見る事ができて関心があった夫は興奮状態でした。見学できたのは「あぶくま」という護衛艦。初めて護衛艦なる物について知りました。中距離・遠距離へのミサイルが搭載されていて、非常に攻撃能力が高そうな船でした。あと潜水艦「雲龍」の上を歩くこともできました。少し弾力のある板状の物に覆われていて、このフワフワした素材が吸音の効果があって敵からのアクティブソナー(警告音)によって存在が知られないようにしていると説明されました。

護衛艦 あぶくま
潜水艦 雲龍

ど素人の質問にも笑顔で答えてくれて、海上自衛隊の方への好感度上がりっぱなしでした。ありがとうございました

〇今夜は「豚ステーキ」

今夜の自炊は「豚ステーキ」。豚肉には塩・コショウ、ローズマリーをふりかけておきます。フライパンに乗せたにんにくの油をたらして火をつけて、香りが出たら中強火で豚肉両面を30秒ずつ焼きました。もやしを投入して火を弱火で3分。火を止めて10分放置。肉を裏返して弱火で3分。で、できあがり。

器にはサラダリーフを敷きました。塩・コショウ、オリーブオイル、酢をかけておきます。その上にもやし、一口大に切った豚肉ソテーを置きました。

一枚200g、厚さ3cmくらいのステーキでしたが非常においしく焼けました。ごちそうさまでした。

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