見出し画像

いつものお米にちょっとプラス。味も栄養価もグレードアップの、古代米。

トップ写真はお赤飯ではなく、古代米を追加して炊いたご飯。旨みがあって香ばしく、老化防止、なんてのも期待できる。
今日はお米の品種や炊き方ではなく、いつものお米にちょい足しするだけ古代米を紹介していこう。

▼古代米ってなんだろう

古代米とは、古代からの野生種の特徴を受け継いでいる米のこと。種類は豊富だが、よく出回っているのが「赤米」「黒米」「緑米」。
これらは色や香りのついた玄米のことである。

栄養価が高く、白米に混ぜるだけで風味が増す。一度食べるとちょっとクセになる旨みもあるのだ。

画像5


▼古代米の驚くべき特徴 [赤米、黒米、緑米]

特筆すべきは栄養素。白米だけでは補えない栄養が期待できる。
毎日の主食だもの、ありがたい。

<赤米>
玄米の色は赤褐色。抗酸化作用の強いタンニンを含んでいる。食物繊維、鉄分、ビタミンB群、ミネラルが豊富。これらは便秘や美肌対策に欠かせない栄養素だ。

<黒米(紫黒米)>
ポリフェノールの一種アントシアニンが含まれ、抗酸化作用や老化防止などに役立つといわれている。他にもビタミンB1・B2、鉄分、カルシウム、マグネシウムが豊富。「薬米」の異名を持つほどのスーパー玄米

<緑米>
葉緑素を多く含む緑色の玄米で、亜鉛やマグネシウム、繊維が豊富。粘りと甘みがあるが、収穫量は少ない。


▼古代米の炊き方  (簡単)

炊き方は至って簡単。ただし玄米なので浸水時間だけはしっかり確保

・分量→ 1合につき、古代米大さじ1の割合で加える。
・浸水時間→ 古代米は半日〜1日くらいは水につけておく
・炊飯方法→ 白米の上に水を切った古代米をのせ、水加減はいつも通りで普通に炊飯する。


▼実際に炊いてみよう


①古代米の用意と浸水

画像5

米を2合炊くので、古代米を大さじ2杯分用意。私は上の写真の古代米「黒米」を大さじ1、ミックス(黒・赤・緑)を大さじ1分、用意。

浸水は、就寝前に古代米を小さなタッパーに入れて水に浸し、冷蔵庫で一晩つけておけば面倒なし。私の場合、この作業を習慣化している

②翌日、炊飯する

画像1

翌日、白米2合水を切った古代米を鍋に入れ、通常の水加減で炊飯。炊飯器の場合も同じ。

③炊き上がり

画像3

お米がちょっと紫っぽい赤い色に染まっている。黒米を大さじ2にすると、もっとお赤飯っぽい見かけに仕上がる。
食感は白米とほぼ変わらない。ちょっとプチっとするくらいで、玄米特有の堅さはいっさいなし。とても香ばしく、旨みがしっかり感じられるゴマ塩を振りかけるだけでもお箸が進む! おかげでゴマ塩の出番が増えてしまった。


画像4

こちらはミックス(黒米・赤米・緑米)大さじ2で炊いたとき。やや黄身がかった色がうっすらつく程度。香ばしさよりもほのかな甘みで、やっぱりゴマ塩だけでどんどん食べられる。かといって、おかずの味を邪魔しないスグレものだ。

▼スーパーでもAmazonでも気軽に買える

古代米を扱うスーパーも増え出したが、Amazonで手軽に入手できる。

まずは少量サイズから試してみるのがオススメだ。

冒頭の写真で紹介した古代米の「黒米」「ミックス米」は、農家さん・漁師さんがオンライン販売している「ポケットマルシェ」のサイトで見つけたもの。


主食のご飯が美味しいと、それだけでご馳走になる
お米だけで美味しいって、しかも栄養価アップなんて必殺級だ。これは食卓を豊かにするための秘技的ショートカットといえるだろう。