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「脳を活用したすごい仕事術」を要約

苦手なことはきっぱり断る

苦手なところを克服するために時間や労力を使うのではなく、自分の得意なところをブラッシュアップするために時間を使うことに徹する。

決まった儀式を行う

勉強や仕事の前にする儀式を決めておく。
儀式を行うことによって、脳が勉強のための準備を始めるため、自然に効率が上がる。
例えば、仕事や勉強の前に、サイフォンで美味しいコーヒーをいれるなど。

5分だけ集中する

ちょっとだけ我慢して、5分間だけ集中してやる。
そうすると脳は勝手に勉強モードや仕事モードに入ってくれて、そのまま30分でも1時間でも集中して取り組むことができる。

気持ちのいい会話を生み出すアサーショントレーニング

相手を責めもしなければ、自分を卑屈にすることもないことを指す。自分の素直な気持ちを伝える。
「あなたがそんなことを思うなんて」とか「あなたはどうしてそんなふうに思うの?」などの言い方をせず、「私はそんなふうに思われて悲しい」というようにあくまで「私」を主語にする言い方に徹するのが秘訣。

誰かの役に立つと脳は快感を覚える性質がある

脳には社会的報酬が得られると、ドーパミンが大量に分泌されて快感を覚え、やる気が増大するという性質がある。人間の脳は、金銭的な報酬と同じように、社会的報酬がある場合も快感を覚える。社会的報酬は「あなたは素晴らしい!」「きみのおかげで助けられた!」などと褒められたり感謝されたりすることを指す。

意欲的で若々しい人はいつも新鮮で楽しく見える

いつまでも意欲的で若々しい脳を保つためには、自分が楽しむのと同時に誰かを楽しませて、脳が感じる快感を何十倍にもすることが、非常に効果的。

自信をつけることでマイナス部分も受け入れられる

自信を築くためによく効く方法がある。まずは、自分の最も嫌いな部分、それも思い出したくないような後悔している出来事をどんどん挙げていく。次に、それらを徹底的にポジティブに捉え直していく。
この作業により、プラスがゆるぎないものになったら、あなたはもうどんなことにも動じなくなる。時間はかかるかもしれないが、この先ちくらでも飛躍していける、成長の基盤を手に入れたも同然である。

相手の喜ぶことを見つけてお礼をしっかりとする

あなたが、仕事や勉強でつまずいたら、その仕事を楽しくやってくれそうな人がいないか、ちょっと周囲を見渡してみよう。そして、自分が楽しくできなかったことを手伝ってくれた人がいたら、お礼をしよう。プレゼントがいいのか、ボーナスを上乗せしてあげることがいいのか、美味しいものを奢るのがいいのか、昇進させてあげるのがいいのか相手によって様々である。普段から人を観察するようにしていれば、少しずつできるようになる。

自分の長所だと思う部分を褒め続けることが大事

毎日自分の良いところを褒めていくと、不思議なことに本当にそういう人になっていく。
そのうち自分で「何だか私っていい人だなあ」と自分のことを認められるようにぬる。これは健全な自己評価の高さの源。
まさしくこのことが、人を惹きつける魅力になっていく。

嫌がらせをしてくる人にはアドバイスを求めよう

攻撃してきたり、嫌がらせをしてきたりする人がいたら、あえて、その人に直接、その嫌がらせの内容についてアドバイスを求めてみる。
「アドバイスをしてあげる」というのは、相手があなたに投資をするということ。投資をするとき、人間は、報酬を期待する。
つまり、「アドバイスが役に立つ」ということを期待する。嫌がらせや攻撃を続けているとアドバイスが役に立たない。
また人間は、常に自分が正しい立場でいたいという欲求を持っている。脳には自分の行動を監視する回路があり、そこが自分の行動を良くないと判断すると、不快感を覚えるようにできている。
ただし、嫌がらせをしている最中は、その嫌がらせを正当化している。しかし、あなたに対して一度アドバイスしてしまうと「自分が授けた知恵を正解にしたい」という心理が働くので、自然とあなたに対して嫌がらせをするモチベーションが下がっていく。

どんなに悪い人からも学ぶという攻めの姿勢

どんな逆境があっても、どんな人からも学んで、自分の力にしていこうという、能動的な「攻め」は困難に立ち向かうとき、誰のことも傷つけずに戦うことができる、最善の方法である。
それはどんな悪い状況であっても、何か別の物事のせいにしないということ。「現在の状況から得られるものはないか?」「もっと良くしていくにはどうすればよいか?」と考えるほうがずっと楽しいし、希望を持ち続けることができる。

本から何でも吸収する

もし誰も味方がいないのであれば、まず本を味方にして、自分に力をつけていく。恵まれた環境でないなら、自分で環境を作らなければならない。そのために本から学べることを学びきり、本から得た哲学を芯として自分の人格を作り上げていく。

少しのお金で好きな時間に読めるのが本の長所

本を先生と考えてみると、本は読者を差別することがない。また怒ることはないし、やめたければ途中でやめても構わない。自分のペースに合わせて、好きな時に、好きなことを勉強できる。
ほんの少しのお金を出すだけで、素晴らしい先生たちが、皆、あなたの力になってくれる。

才能ではなく自分のこと努力を信じる

誰にでも、できることをきちんとやれば、絶対に結果がでると信じる。「それぞれの人間には立場というものがあるが、個々の持つ可能性には基本的には差異がない」ため、そこに上下の区別をつけることなく、対等に接することで、職場の中で信頼を生み、結果的にいいチームを作っていける基礎になる。

努力したことを書き留めると冷静に自己分析できる

努力の痕跡を残すことは、本番で結果が出た後の心のケアに役立つ。
自分がどんな努力をしていたか、どのようにアプローチをして、実際にどれだけの時間を割いていたかを、一つ一つ記録に残しておけば、どんな結果が出ても、冷静に自分と向き合える。

正直な気持ちで望むことでないと夢はなかなか実現しない

自分が心の底から望まないことだと、目標に向かって迷わず一直線に進むことはできない。
流れ星が流れてきた時に「これを叶えたい!」と思えるくらい、心から願える目標が見つかれば、ぐっと力が出てくる。また、知恵も湧いてくる。
人間は本当にやりたいことなら、自然にそれを達成してしまうもの。まずは、それを自覚していくことが大切。

人間は自己イメージに該当するものしか受け入れない

人間は無意識に「誰かが何かを言ったとしても、自分自身が持っている『自己イメージ』に合致することにしか同意しない」という性質を持っている。その性質をうまく利用すれば、自分自身に対するネガティブな自己評価をなくしていくことで、誰かが何かを言ったとしても、ちょっとやそっとのことでは傷つかない器の大きい自分になれる。
一説によれば、人間は成人するまでの間に、14万8千回もの、否定的な言葉を聞かされて育ってくるのだそう。1日平均20回、自分自身に対する否定を聞かされていることになる。こんなにも多くの回数を否定的な見方に慣らされてきたら、よほど意識しない限り、自己否定の考え方になってしまいそうだが、まずは、自分の長所を常に意識するようにし、短所にはいったん目をつぶってみよう。

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