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sango手帳がどう役に立つか知りたいあなたへ〜前編

こんにちは、高松奈央です。

 今日はsango手帳に興味を持ちはじめたけどどう役に立つの?思っているあなたへ。
 sango手帳は産後のお母さんの人生を作る手帳というけれど、母子手帳や育児日記やアプリとどう違うの?他の手帳ではなくてsango手帳だからできることは何?ということを今回のnoteであなたにお伝えします。
 少し厳しめなことを書くかもしれませんが、大切なことです。これを読んでいただければsangoの5文字が持つ意味も一つだけのルールもあなたの中にしみこんでいくと信じて書き進めます。

sango手帳はお母さんの人生を作るための手帳です。
産後にお母さんが人生を作ることって必要なのか。
お母さんの人生ってどうやって作るのか。

sango手帳はお母さんの人生を作ることが
子育てだけではなくお母さんの人生にとっても
一番大切なことだと位置付けています。


ここが他のツールとの明らかな違いです。

1.お母さんの人生を作ることを目的とした理由

 sango手帳が育児支援ではなく母子支援でもなく、お母さんの人生を作ることを第一の目的にしたのはなぜでしょうか。
 それはお母さんに幸せになってほしいからです。子育て支援も母子支援も突き詰めていけばお母さんに幸せになってほしいという目的に繋がると思いますので、きっと原点は同じなんだと思います。
 育児支援や母子支援でもお母さんは十分に幸せになれると思います。でもなぜsango手帳はお母さんの人生を作ることを第一の目的にして、わざわざ産後の時期に子育てと並行してまで人生作りに取り組んでもらおうとするのでしょうか。

 支援の方法がいくらあったとしても子育ての主役は親です。それは不変です。私たちは主役である親、お母さんに対してどのような支援をすればより良いのでしょうか。

 子供が成長するにつれ、子育ては手がかかる育児から目をかけながら見守る子育てへ。そして子供を信じる子育てへと段階を経て変わっていきます
 段階を経るにつれて必要なスキルは育児スキルから人生観といった人間力になっていきます。
 そして人間力は産む前から備わっているものではなく子供を産み育てる間にも育つものです。
 人間力を磨くにはその人がその人の人生を生きることが何よりも重要になってきます。そして人間力はお母さん自身が生きていくにも必要です。

 sango手帳はお母さんが大変な時に手を貸すという方法ではなく、子育てをしながらも自らを育て、自分を生きるお母さんを育てる道を選ぶことにしました。  sango手帳はお母さんを助ける視点で幸せにするのではなく、お母さんを育てるという視点でお母さんを幸せにすることを見出しただけのことだと思います。
 ちょっとおこがましいけど、sango手帳はお母さんに対する親心からできているのかもしれません。

2.お母さんの人生を作るためにとる方法と理由

 ここで、お母さんを育てるという道を選んだsango手帳の考え方を後押しするデータがあります。これは幸福感と自己決定についての研究報告です。

https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/18j026.pdf

 この研究の中では日本人の幸福感を決定づける調査がなされています。中でも所得、学歴、健康、人間関係、自己決定の5つの要素がどれだけ幸福感に与えるかとの研究がされています。この5つの要素のうち、健康、人間関係についで自己決定が3番目に影響力を持つことがわかりました。また報告の中では、子育て支援については、支援型子育てが高い成果をもたらしていることも示しています。支援型子育ての特徴は自立を促すことであり、自立することが自己決定の機会を高めるとしています。また調査の中では、別の実証研究にて自立する母親の子育てが子供のパフォーマンスを高める結果を示しているものもあり、母親の自己決定をサポートすることが母親の能力形成に重要な要因となりうることも紹介されています。

 少し話が変わりますが、人は1日におよそ3万5千回の意思決定をしているそうです。この3万5千回という数字は自分で意識したもの、生理的なものや習慣からくる無意識なもの、本人にとって大きなもの、小さなもの。全てを含めた数です。
 人、人生というのはそれらの意思決定の集合体です。1日にこの回数ですから、現在のあなたも私も膨大な数の意思決定からできていることがわかります。
 
 さて、あなたに聞きたいと思います。人はこれだけ多くの意思決定をしていますが、どれだけ自己決定しているでしょうか。自己決定は幸福感に大きな影響を及ぼしますが、自分が納得した決定をどれだけしているでしょうか。周囲や環境、状況に影響されて、習慣や自分の中に作り出した常識に流されていないでしょうか。
自己決定は意思決定と似ているようで違います
自己決定は自らの判断で自らの道を選択することと先に紹介した報告にも記載がありました。

 研究結果の言葉を借りるとするならば、sango手帳は自己決定を支援する手帳でありたい。自己決定は自らの判断で自らの道を選択すること。sango手帳ではこれをシンプルに選ぶと決めるにしました。 
 あれ?決めると選ぶ。選ぶと決める。順番が逆ではないかと気づいたかもしれません。産後のお母さんのために敢えて順番を入れ替えました。
タイトルにしたsango手帳がどのように役に立つという答えも選ぶと決めるにかかっていると思います。だからこのnoteは前編としておきます。
もっと詳しいところは後編に。

では、読んでくれてありがとう。
みなさんが寄せてくれるスキが私のエネルギーになります。

高松奈央


参考文献:独立行政法人経済産業研究所 幸福感と自己決定ー日本における実証研究(改訂版) 西村和雄(経済産業研究所)・八木匡(同志社大学)

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