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【海外の街を歩く】ローマを歩く(その5)

2015年9月にローマを旅した際の記録その5。

ナヴォーナ広場

ナヴォーナ広場(Piazza Navona)は、1世紀に第11代ローマ皇帝ドミティアヌス帝が造らせた陸上競技場が元になった広場だ。
当時の陸上競技場の収容人員は15,000人から20,000人ほどと推定されている。

建物に囲まれた長方形の長細いのが、いかにも陸上競技場が元になっていると分かる形だ。
私が訪れた時も、広場には多くの人で溢れていた。

広場には三つの噴水があり、中央にある四大河の噴水にはオベリスクが建っている。
ちなみに四大河とは、ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川のことだそうだ。

オベリスクの彫像は、バロック時代の彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって造られたものだそうだ。

ナヴォーナ広場
四大河の噴水のオベリスクナ広場

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

アルターレ・デッラ・パトリア(Altare della Patria)は、19世紀のイタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の記念堂。
建物はローマの中心地に位置しており、ヴェネツィア広場とカピトリーノの丘の間に建設されている。
設計は建築家ジュゼッペ・サッコーニが担当して1911年に完成した建物で、ローマの遺跡や古い建物とは違った新しさを感じた。

イタリア共和国における無名戦士の墓としても機能しているそうで、祭壇が設置されている。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の外観
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の内部

トラヤヌスの市場(Mercati di Traiano)は、人類史上初のショッピングセンターとされている古代ローマの遺構だ。

トラヤヌスの市場は100年から110年、第14代ローマ皇帝トラヤヌスに仕えていた建築家ダマスカスのアポロドーロスが建設した。

建物は、古代ローマ時代のローマ市民の生活の中心となるような複合施設だったらしい。
古代ローマの市民生活がどんなものだったかを知りたくなる建物だ。

トラヤヌスの市場

スパーニャ広場

スパーニャ広場(Piazza di Spagna)は、ローマの中心街にある広場。
「スパーニャ」とは「スペイン(エスパーニャ)」のイタリア語呼称で、間近にあるスペイン大使館にちなんで命名されたのだそうだ。
広場の中央には、建築家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニが政策した「バルカッチャの噴水(舟の噴水)」がある。
東には後述の大階段があり、西側はコルソ通りに向けてコンドッティ通りがある。
スパーニャ広場を訪れた際は、噴水から階段に掛けて多くの環境客が訪れていた。

スペイン広場の噴水
夕暮れ時のスペイン広場の階段

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