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今の自分は、なりたかった自分


今の自分がなりなかった自分かどうか
って言われるとどうでしょう。大抵の人がいやそんなことないって感じではないでしょうか。

 さて、今の自分はなりたかった自分とは思わないかもなんですが、よくよく細かくみてくとだいたい自分が
「こうなりたい」と選んできてるんですね。
ポイントは人生はバーターだってことですね。AかB両方は手に入らない。Aを選んだらBは手に入らない。
例えば「痩せたい」と思っているけど痩せていない場合、「痩せたい」と「おいしいものを食べたい」で後者を自分で選んでいるんですね。「痩せたい」がなによりも自分の中で優先順位が高いのだったら、今の結果はまた変わってるはずです。

 でも例えばそれが痩せるほうを選んだ選択肢がすべてよいとは限らないもので、健康に関しては間違いなく痩せてたほうがいいですが、
モテるのもおそらく前者でしょう。
「おいしいものは糖と脂肪でできている」とはよくいったもので
「ひたすらストイックにがまんする」か「おいしいものを食べる」なら後者のほうが幸せ度は高い。健康被害が出るまえになんとかしなければ(自戒)。

 例えば就職がうまくいかなかったとして、
「早めに就職活動を始める」「大学生活を楽しみたい」で後者を選んでた方が多いでしょうし
「OB訪問などする」「なんか怖いからやらない」だと後者が多いのではないでしょうか。
できるかできないかでいうとできる選択肢があったのに、自分で選んでないんですね。
つまりなりたいっちゃなりたいけどそこまでって話なんですね。今選んでいるほうが自分がなりたい姿だと。

もちろん手持ちのカードの話はあって、
例えば「東大に入りたい」「芸能人になりたい」このあたりは希少性が高いので、なるにはもともと相当強いカードを持っていない限りは「他すべて捨てて確定ではない」選択肢です。
どれだけ捨てる必要があるかと、どれだけ確定要素があるかは手持ちのカードによります。端的にいうと分不相応ななりたい姿ってことなんですね。もちろん可能性は0ではないですが。あまり今の自分から上を望みすぎると、あんまり幸せになりません。

 何がいいたいかっていうと、今の自分の姿がいいと思っているところも、悪いと思っているところも
あると思います。でもそれが自分ではどうしようもないものだったらキツイですが、ある程度自分でコントロールがきくものです。逆にいうと大抵はいいわけです。ほんとにつかみたいならもっとやりようあったろうと。で、つかんだら幸せになるかというとそうでもない。人生はバーターで、なれなかったものも代わりに得ているのもが必ずあると考えられると自分の人生に納得がいきやすいかなと。

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