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⑤第1章-1 NISA1,800万円の威力 『若手医師のための 最低限知っておきたい お金の知識(仮)』

Kindle出版を目論見中の本『若手医師のための 最低限知っておきたい お金の知識(仮)』の第5回です。

本の目次のうち、本日はNISA / iDeCoがテーマです。

なかなか1-1から抜け出せない笑
章の構成は、最終的に練り直しが必要そうです。

1.必ずやるべきお金のこと
  1-1 NISA / iDeCo
  1-2 ふるさと納税
  1-3 確定申告
2.やってはいけないお金のこと
  2-1 電話勧誘の不動産投資
  2-2 不要な保険加入
  2-3 浪費
3.保管すべき書類

目次

今日はNISAについて述べていきます。

本文はここから


NISAのメリットは非課税、長期保有、複利

まずはNISA(ニーサ)について、そのメリットを考えておきましょう。
メリットは大きくわけて3つあります。
1.元本1,800万円まで非課税で運用できる
2.保有期間の制限がない
3.複利の恩恵を受けられる

厳密には3.の複利はNISAでなくても恩恵を受けることができますが、1.の非課税と相まってNISAの強みが最大化されます。

ではひとつずつ見ていきましょう。

1.元本1,800万円まで非課税で運用できる

 前節で示したように、1,800万円という比較的大きな金額を非課税で運用できるためその効果は抜群です。
 しかも見逃せないのは、NISAの枠内で購入した金融商品を売却すると、その購入金額分の枠が復活する、ということです。ちなみに、金融商品とは株や投資信託など、銀行や保険会社などが提供・仲介する商品のことです。
 わかりにくいので、ここは具体例を示しますね。例えば100万円である金融商品を購入します。運用によって120万円になったので売却しました。この場合、売却額のいかんにかかわらず、購入した金額の100万円分が翌年からNISA枠として復活します。逆に値下がりして80万円で売却しても、復活する枠は100万円です。
 つまり、必要があって一部を売却して取り崩した後も、翌年以降また別の金融商品をNISAを利用して非課税で運用できる、ということです。2023年以前の旧制度では枠の復活はなかったので大きな変化です。もちろん、売却をせずに長期保有が大前提ではありますが、このNISA枠の復活制度のおかげで運用しているお金の出し入れがしやすくなったのは心理的な負担を減らせます。

 しかし、1,800万円といっても一括で投資できるわけではありません。年間の投資額の上限があるので確認しておきましょう。
 NISAはつみたて投資枠と、成長投資枠のふたつにわかれます。
 積立(つみたて)とは毎月定額を毎月同じ日に自動的に購入する方法です。つみたて投資枠の上限は年間120万円です。月額にして10万円です。
 一方、成長投資枠では任意のタイミングで購入することもできますが、こちらも積立による購入も可能です。成長投資枠の上限は年間240万円ですので、月に20万円までです。成長投資枠とつみたて枠では、取り扱う商品が異なることもありますが、ここでは特に気にする必要はありません。

 このようにNISAの上限額は年間360万円で、月額30万円です。1,800万円の上限を満たすには最短で5年かかる計算です。 NISAの非課税制度を最大限活用するなら、できるだけ早期に1,800万円を満たすことを優先しましょう。なぜなら、投資期間が長くなればなるほど運用した利益が大きくなるからです。

 具体例を考えてみましょうか。
 もし5年間でNISA枠1,800万円を全て使い切り、その後一切の追加購入をせずに運用した場合、いくらになるでしょうか?ここでも年利4.5%を採用してみます。運用期間は5年間のNISAでの購入期間ののち、追加購入は一切せずにそのまま保有し続け、年利4.5%で35年運用します。その結果を図に示します。


NISA枠を最短で埋めて、その後投資をしない場合。
青は元本、赤は運用学を示す。

 NISAを始めてから40年でなんと、9,606万円に達します。
 この金額は先にシミュレーションした、毎月の手取りの10%を40年間投資し続けた結果の9,756万円に迫る金額です。しかも、今回の試算はすべてNISAの枠内ですから、1円たりとも税金で持っていかれることもありません。
 このようにNISAを最大限活用し、長期間に渡って運用を続けることで大きな利益が期待できるのです。
 しかしながら、現実的には若い先生方において、月30万円をNISAに回すのは困難でしょう。月額30万円は生活に支障を来たす金額です。
 では、どの程度のお金を投資に回すべきなのでしょうか?ここで繰り返し述べている積立投資を活用しましょう。


つづく

字数カウント
①1-1 投資信託総論  2700字
②はじめに 2000字
③1-1 投資リスクとシミュレーション 3500字
④1-1 NISAとiDeCo 総論 1700字 合計7900字
⑤1-1 NISAのメリット 1,800万円のパワー  1500字
合計 9400字

あれー、おかしいな?
当初予定していたストーリーとずれてきちゃった感じがします。
ここで積立の話をするつもりじゃなかったんですけどね、、

ちょっと全体を読み直して修正が必要かもしれません。

が、まぁいいか。
とりあえず書くだけ書いて、あとで全体を眺めて入れ替えます。


お読み頂きありがとうございました。
スキやコメントを頂けたらとても嬉しく思います。
また、いやコレは違うよ!という箇所があれば是非ご指摘をお願いいたします。


髙草木


*この記事はあくまで私の個人的な考えを述べたものであり、投資を勧誘する目的ではありません。いずれの投資方法も損失を生じる可能性があります。最終的な投資判断は、ご自身で決定ください。
また、私は各種制度や法律について専門的な能力を有しておらず、記載された内容の正確性や有益性を保証するものではありません。またこれらの制度自体も今後変わる可能性があります。
したがって、仮に本記事をご参考に投資等を行って いかなる損失が出たとしても一切責任を負うことはできません。全てご自身の判断、責任のもとお願い致します。

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