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アクアリストが食料としての魚不足を救う

イノカチームでは、日頃から意識して、海外の魚にまつわるニュースを調査しております。

今回は、「食べ物としての魚」に着目していきます。

基本的にアクアリスト以外の方からすると、魚と言えば「食としての魚」の方が接点が多いですよね。

特に日本では、刺身、お寿司、海鮮丼などなど・・・魚食文化が根付いていますね。

では、他の国ではどうなんでしょう?

今回はこちらの記事を参考に、

中国人のシーフード文化について見ていきたいと思います。

中国人はシーフード好き

中華料理というと、あまりシーフードのイメージはないかもしれませんが、

実は彼らは魚が大好きなんです。

そして中国では近年、どんどん魚の消費量が増えているそうです。中国人が魚をもっと好きになって、消費しまくるとどうなるか・・・

シンプルなことなのですが、いま、中国近海の魚がどんどん減ってきているのです。

しかし、中国政府もそんな状況をただ指をくわえて見ているわけではないのです。

中国国内の漁獲量を制限することで、国内の魚の流通量を抑え、魚の値段を高騰させているんですね。

中国では、シーフード旅行が流行っている

じゃあ、魚を満足に食べられなくなった、中国の人たちはどうするか。

なんと、近隣国にシーフードを食べに行くためだけに旅行をするそうです。

タイやシンガポールはもちろんですが、一番人気は日本です。
この流れが続くと、次は東南アジア全体での魚不足、魚の値段高騰につながっていくはずです。

つまり、中国人によって東南アジアのシーフードマーケットが再構築されているのです。

人は、食としての魚とどう向き合って行くか


いままで、飼育面から見た魚の業界の課題などを話してきましたが、食からみた魚の業界にも様々な課題があるのです。

漁師の後継がいなかったり、環境変動により魚の生息域が変わったり、その結果魚の絶対量が減ったり、上に話したように漁獲量が多すぎて生態系が崩れたり・・と言ったものですね。

生きていく上で欠かせない食べ物。その一つとしての魚。

その課題にどう向き合っていくか考えて行く必要があると思います。

アクアリウム業界とシーフード業界

現在、アクアリウム業界とシーフード業界は、ほぼ関係が断絶されているといって間違いないと考えています。

しかし、この二つの業界は、今後もっと近づいていけると考えています。

例えば、自分で育てた野菜を食べる文化が進んでいるように、自分で育てた魚を食べることで魚の陸上養殖を促進したり、今後そういう時代が来ると考えています。

だからこそ、アクアリストの飼育ノウハウを蓄積して、いつでも陸上養殖などにつなげられるように備える必要があるのです。

イノカチームはアクアリウム業界にイノベーションを起こしたいと常日頃から申していますが、アクアリウム業界のためだけに、というと小さく聞こえてしまうかもしれません。

しかしアクアリウム業界からシーフード業界へ、引いては農林水産業や食産業全体へ。

アクアリウム業界を革新することは、人の生活を支えるようなビジネスに間違いなくつながっていくと確信しております。

いよいよ来週には、アクアリストの飼育ノウハウを共有、蓄積できるようなサービスを皆様にご紹介することができると思います。

現在、追い込みで開発を行なっております。
乞うご期待ください。

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