真似することと成功例の注意

「模倣して学習する」
これは人間独自のもので、
他の動物と異なり人間が進化してきたのは、
模倣して学習できるから。

つまり、真似して学習して成功に近づく、
これは人間が本能的にできること
のようです。

これって大事なことだと思いながらも、
気をつけなければないとも思いました。

真似して学習する

多様性の科学』で
人間が他の動物と違い進歩してきたのは
他人を真似して学習する力があるから
とありました。

子どもを見ているとそれがよくわかります。

家ではできなかったことも、
こども園に入ると急にできるようになったりして、
まさに他人を観察して真似して学習してるんだな、
と実感。

これは大人になっても大事なことですよね。

読書なんかもまさにこれ。

先日たちの知恵やノウハウを
真似して学習することができます。

成功例への注意

ただし「真似して学習する」には
注意点があると思いました。

それは成功例について。

他人を真似して学習する、
と聞くと成功例の共有は大事なように感じます。

実際、職場でも成功例の共有をしようと
声高に叫ばれています。

ただ、その成功例に注意が必要だと思いました。

なぜなら生存者バイアスがあるから。

失敗例は誰も共有したがらず、
表に出てこないことがほとんど。
結局、成功例だけが出てくる。

当たり前のことかもしれませんが、
成功例で再現性の高いものなんて限られています。

その状況でその人だったからとか、
参考にならないものの方が多いかもしれない。

それよりも失敗例の共有の方が大事です。

なぜなら、
確実に成功する方法はないけど、
確実に失敗する方法はあるから。

失敗例を共有することで失敗を避け、
成功確率を上げることが成功への近道です。

まとめ

「模倣して学習する」
これは人間独自のもの。
失敗例から学ぶことが大事。

仕事で活かすには、
「こうすると失敗する」
という失敗例から学ぶことで、
より成功確率は上がるはず!

とはいえ失敗例は全社的には上がってこないので、
まずはチーム内で小さく始めるなどがよさそうです。

以上、『多様性の科学』からの気づきでした!


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