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『メモ活』から学ぶ読書メモと誰も見てないに潜むウソ

この記事ではサードプレイスとして参加している
オンライン読書会で発表した書籍を紹介します。

今回は、『メモ活』上阪 徹 (著) です。

『メモ活』の引用と気づき

引用とそこからの気づきです。

読書メモの取り方

付箋を貼った部分をノートに転記していくのですが、ポイントがあります。すべては転記しないのです。
(中略)
付箋をチェックしながら、5カ所だけ、メモに転記するものを選ぶのです。選んだものは、上に貼った付箋を横に貼り直す。

転記する箇所を絞ることがポイント!

ぼくも読書ノートをつけているのでわかりますが、
いろいろと書きすぎると結局何も覚えていない…
ということになるので、
5ヶ所程度に数を絞ることが大事です。

重要じゃない部分を捨てる勇気!

ちなみにぼくは、
本を全部読まずに前書き、目次、あとがきを見て、
気になる章を読みながらノートに書いています。

大体、ビジネス書であれば1冊につき5個もあれば十分…
というかそれ以上は覚えきれない。

それ以上書きたいような本は
再読や熟読したい本だと思うので、
何度も読み返すようにしています。

ということで、読書メモは5カ所に絞りましょう!

誰も見てないはウソ

犯人は誰も見てないだろうと思っている。しかし、実はひとりだけ、その姿を見ている人がいる。それは誰あろう、自分自身だ、と。
(中略)
誰も見ていないのではない。自分が見ているのです。しかも、悪いことだと思ってやっているわけですから、悪いことだと自覚している。
(中略)
自分はひどいことをする人間だ、と自分で自分に刷り込んでいるようなものなのです。自分を激しく傷つけている、ということです。

「誰も見てない」はウソ、
という目次を見たときに
「神様が…」とか言うんだろうなー
なんて想定してたら違いました。

誰も見てないのではなく自分が見ている…

こううやって考えてみると
自分の行動は自分のためにも責任を持ちたい、
と思えました。

それと同じように普段使う言葉も
「自分が一番聞いてる」
というのは理解してるつもりだったので、
前向きな言葉を使い、
ネガティブな発言はしないようにしていましたが、
自分の行動には考えが及んでいませんでした。

行動にしろ発言にしろ
判断基準を自分以外の第三者にしないようにしましょう!

文章では形容詞ではなく素材が大事

「当社は、いい会社です」 いかがでしょうか。たしかにいい会社なのです。しかし、これでは会社の魅力はまったく伝わらない。
(中略)
では、どうするのか。「素材」を使うのです。例えば、 
・この5年間、誰も辞めていない 
・社長が誕生日に社員の家族に花を贈ってくれる 
・10年間、ずっと右肩上がりの売り上げを続けている 
どうでしょうか。「いい会社」と、この3つの表現では、どちらがより魅力が伝わるでしょうか。
形容詞を使わないようにする。形容詞を使わない、と決めると、「素材」=事実、数字、エピソードに意識が向かうようになるのです。
・どう楽しかったのか 
・何が面白かったのか 
・何匹見たのか 
・どう大変だったのか 
という「素材」にこそ目を向けるのです。それをメモするのです。

ここを読んでいて形容詞使いがちだと反省。

本書は文章という視点でしたが、
話し方も同様だと感じました。

ぼくは製薬会社で営業をしていて、
担当先で製品に関して
エビデンスにない抽象的な表現はNGなので、
そういう意味では「形容詞」は使うことはありません。

ただ社内ではチームメンバーと話すときに
「素材なし」になりがちだと反省。

素材がないと説得力が半減します。

「いい取り組み」「すごい行動」ではなく、
「⚪︎⚪︎という取り組みの⚪︎⚪︎がいい」
「⚪︎⚪︎という行動の⚪︎⚪︎が良かった」
など具体的に落とし込んで話すが大事だと気づけました。

まとめ

メモ活というタイトルから
いろんなメモの活用法や
ノウハウが書かれていると思っていましたが、
それだけでない学がありました。

特に引用した「誰も見てないはウソ」には
なるほどなーと思わされ、
そういう意識をもっておこうと思考に刻まれました。

ここで紹介した読書メモや文章の素材など
取り入れやすいものもあるので、
是非ご一読ください。

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