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【6】おもてなしの心を学ぶ

こんばんは、またもや昨日も投稿できずに寝てしまいました。しかし、粘り強く、続けることを大事にやっていこうと思います。

さて、今日は土曜日。私の住んでいるところは、秋晴れでとても良いお天気でした。

今日は、「フリートーク」。今回は、本当は昨日書こうと思っていたけど、書かずに終わってしまったことについて書こうと思います。

私は、小学2年生くらいの頃から、茶道を習っています。まぁでも高校生くらいまでは、ただお抹茶を点てて、美味しい和菓子と一緒に食べれればそれで満足だったんですが。

この前大学で茶道をやっていて、なんか深いなぁって思ったのでそれを書きとめておこうと思います。

茶道には、千利休の教えをわかりやすく、覚えやすいように和歌の形にした利休道歌というものがあります。利休道歌は全部で百首あり、お点前の仕方について書かれたものもあれば、茶道自体に通じる考え方、心の持ち方について書かれた歌もあります。

その中に

茶の湯とはただ湯をわかして茶をたててのむばかりなることと知るべし

という歌があります。この歌の意味するところは、茶の湯とは、ただ湯をわかしてお茶を点てるだけで、なんら難しいことはないということを言い表しています。

またこの歌は、利休七則と言われるものの意味も含んでいます。利休七則とは、
「茶は服のよきように点て、炭は湯のわくように置き、花は野の花のように生け、夏は涼しく、冬は温かく、降らずとも雨の用意、相客には心せよ」
というものです。
簡単に言い換えると、
「お茶は心を込めて美味しく点て、炭は火がつくだけでなくお湯がわくように置き、花は自然のままにし、夏や冬にはそれぞれの季節にあったものを用意し、雨が降らなくともその用意をし、一緒になったお客様には心を尽くす」
ということです。あまり言い換えられていませんが(笑)

詳しくはこちらをご覧いただければより理解が深まると思います。
(ここには、「刻限は早めに」というのもありますが、私が持っているテキストにはその記述はなかったので、正しくはどちらなのか不明です。)

お茶会を開催するたびに様々な準備をしますが、心を尽くすとはこういうことなのか、と知見が磨かれたような気がします。茶道を通して、日本流のおもてなしの心を学んでいるような気もしますね。

実際に、私の茶道の先生は、客室乗務員など接客業のプロと言われる人はこの形でなくても、似たようなことを学んでいるのよとおっしゃいます。本当に、この歌のように振る舞うことができれば、素敵だな、美しいなあと思うわけです。

学校では習わないけれど、茶道を通して、相手への接し方を学ぶことができて面白いです。

茶道は、お茶を点てるというお稽古をしながら、日本人としてのおもてなしの作法を学んでいるんですね。深い!!

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