シャクリ(ベンド)について
シャクリは、時々、普通のポップスの譜面でも出てきますし、ソロに慣れてきて、ものたりなくて何をしたいなと思ったり、、、
導入はもう結構ですか。さっさと行きましょう。
シャクリについて、と言いますか、
シャクリをかっこよくする練習、と言いますか、
こうしましょう、
シャクリには、ダサいものとカッコいいものがあります。
ところで、サクレというアイスをご存知でしょうか?
すみません、シャクリとこんなに書いたのは初めてなので、頭がおかしくなりました、
進めましょう。
シャクリは、ちゃんとポイントを押さえておかないと、ちゃんとダサくなります。
装飾音符のポイントと共通することがありますが、若干違うところもありますし、装飾音符はクラシックのものとポップスのものと、ジャズのものでルールが違ってくる気がしまして、それは改めて書こうと思いますので、この記事では純粋に、『シャクリのみのポイント』と思って読んでください。
シャクリをするときの大切なポイントは3つです。
①発音直前にアンブシュアが ちゃんと決まっているか
②シャクリ後の音が ちゃんと鳴っているか
③ベンド中も息が ちゃんと入っているか
です。
解説します。
①発音直前にアンブシュアが ちゃんと決まっているか
ですが、要は、出だしがちゃんと、到達する音よりも下から入れているかです。
そして、発音が下から入れていたとしても、そこから一回また下に下がってから上がってくるのは究極にダサいです。
やる練習とすれば、例えば"ド"に向かうしゃくりを練習するとしたら、
まず、ドとシの中間を狙って口(アンブシュア)を緩め、その中途半端を狙ってロングトーンします。中途半端な音程の発音をできるように練習します。
それができるようになったら、あとはそこから純粋に元のあるべき音程のアンブシュアを戻していくだけで、格段にシャクリのレベルは上がります。
②シャクリ後の音が ちゃんと鳴っているか
ですが、メインの音は、楽譜上にしっかり書かれた音符であって、しゃくりの音ではありません。しゃくりの発音だけ聞こえて、本当の旋律の音の発音が聞こえない、いつからその音が始まったのかがわからない、では、ダサい以前にただのミスに聞こえます。
やるべき練習とすれば、先ほどの①の練習をクレッシェンドしながらやる、というものです。アンブシュアを緩めて、はじめを小さいところから入る練習(これは難しいです)は、かなり重要です。
かっこで書いたのに言い直しますが、かなりムズイです。が、極めて重要です。
③ベンド中も息が ちゃんと入っているか
①の練習で直るかとは思いますが、
ベンドの発音で、しっかり出た後、一瞬息を抜いてから本来の音符に戻るときに大きく上げるような、『パゥワ~』いう聞こえかたのするしゃくりは、時々アリの時はあるのですが、9割はダサいです。
『ゥワ~』という聞こえ方が、ベストです。
以上です。
とりあえずでシャクリをしている方に、
私のこの記事を間違ってるか正しいかを考えるより、
自分が今までどういう風にやってきたか、いつでもできるちゃんとした技術として身に着けるなら、どんなシャクリがいいのか、と考えるきっかけにしていただけると、長々と書いた意味があるな、と思い、嬉しいです。
とにかく、シャクリは単純で、サックスでは比較的簡単にできることですが、研究した方がさらにかっこよくなるので、是非見直してみて下さい。
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