インドの小売り事情
アマゾンとインドのリライアンスインダストリーズが、インド国内における小売り市場で激しい競争をしているようですね。
今回、インドのフューチャーグループが自社のリテール部門を、同国内のリアイアンスに34億ドルで売却するのがインドの最高裁で阻止されました。
元々は、アマゾンが過去にフューチャーグループの参加の企業に出資していて、その契約の中にはアマゾンが優先的にフューチャーのリテール部門に出資できる優先権がありました。
ですので、フューチャーがアマゾンのライバル企業にリテール部門を売却するのは、契約に反しているという主張ですね。
同国の小売りに占めるEコマースのシェアはまだ小さく、店頭売りが基本なのですが、インドの桁違いの人口の多さやコロナのこともあり、Eコマースはこれから市場が膨らんでくると予想されます。
すでに、国内で小売りの支配的地位を固めているリライアンスにとって、Eコマースでもアマゾンに遅れを取りたくないところだと思います。
リライアンスのリテール部門にはGoogleやFacebookも投資し、さらにインド国内にウォルマートも進出していて、アマゾンを含めた激戦となりつつあります。
インド国内の小売りの今後に注目したいですね。