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鹿島アントラーズについて考える

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超不定期更新。twitter(現X)に書くには長くなりすぎたコメントを記事にして供養するだけの場所です。
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鹿島アントラーズ 2021→2022シーズンに向けて

2021シーズンの結果清水との開幕戦を1−3の逆転負けで落としスタートに躓くと、8節で2勝しか挙げられず15位に沈み、ザーゴ監督を解任。後を継いだ相馬監督が最終的にJ1リーグ4位でACLプレーオフ出場権獲得の可能性を首の皮一枚残すところまで追い上げたものの、タイトルを誓ったチーム創設30周年のシーズンとしては失敗と評価せざるを得ない。 相馬監督も今シーズン限りで退任が決まっており、2020シーズンから取り組んできた「建て替え」は明確に失敗・後退した。2022シーズンはまたリ

エヴェラウドはなぜ輝けなかったのか?

タイトルを誓った今年も無冠に終わってしまった鹿島。 今季の最も大きな誤算のひとつがエヴェラウドであることに異論はないだろう。 実はターゲットマンよりフィニッシャー4月に戦線離脱してから最後までコンディションが上がらなかったという見方もあるが、最大の要因はやはり彼の「使い方」にあると思う。 昨シーズンのエヴェラウドのゴールを見返してみると、対空時間の長いクロスからのヘッドや、相手DFを引きちぎってのミドルなど、「スペースがあり、前を向けている」シーンが多い。 また、ゴール前で

岩政監督の「4-4-2回帰」の先に未来はないのか?

2023明治安田生命J1リーグ 第11節の札幌戦は、苦しみながらも優磨の4戦連続ゴールを守り抜き1-0勝利。これで岩政アントラーズは3連勝となり、順位も8位まで上げてきた。 上向く調子を喜ぶサポーターがいる一方、「4-4-2に回帰するなら大岩・ザーゴ・相馬・レネでもよかったじゃないか、このサッカーを続けても未来がない」というコメントもちらほら見るが、個人的にはそうは思わない。 スタートポジションの形こそ同じ「4-4-2」かもしれないが、「それしかできない」のと「それを選ん