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Agile Studio Webinarで見たホワイトボードの衝撃

「アジャイル開発とスクラム」の第2版が出版に伴い記念のWebinarが行われるということを下のTweetで直前に察知できたので見てきました。

平鍋さんの書籍紹介

平鍋さんのお話は書籍の紹介&RSGTの講演内容のショート版といった形で短い時間の中でもエッセンスが凝縮された時間でした。自分にとっては良いふりかえりでしたし、初めて聞く方にもRSGTの野中先生への公演など次のステップを示されていて、興味がある方は次の一歩を踏み出しやすくなっていたと思います。平鍋さんご自身の公演には触れられてはいなかったので、今日の話の詳しいところはそちらを見るのが良いかと!

橋本さんのオンラインネイティブの開発

橋本さんが実際の開発で使っているMiroのボードに衝撃を受けました。私自身スクラムをやったりコーチングをしていく中で、リモートになってからはツールの選定に頭を悩ませていました。Trello、Gitlab、JIRAなど使ってきましたがどれもフィット感がなく……そんな中、弊社の中の新人研修でスクラムを体験させる話を進めていた時に、たどり着いたのがMiroでホワイトボードを再現することでした。結果作ったのが以下のボードになります。

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A-CSMで知ってから気に入っているDTAや、ワーキングアグリーメントなども含めたチームの状態すべてを確認できる、わかりやすいボードを作ったつもりでした。今日の話で橋本さんもMiroでボードを作られていることを知り、同じアイデアに至ったことを嬉しくも思いました。ですがひと目見て、橋本さんのボードにあって私のボードに決定的に足りていないものにも気付いてしまったんです。

「楽しさ」でした。橋本さんのチームのボードは楽しさにあふれていたんです。衝撃でした。改めて自分のボードを見返すと、「遊び」も「隙き」もない。自分は上のテンプレートからカイゼンしてもらうつもりで作りましたが、おそらくみんな上のボードをこのまま使ってしまう気がします。橋本さんのボードは自由でした。私がメモした限りでも以下の項目がボードに存在していました。

・メンバー表(ニックネーム付き)
・デイリースクラムのアジェンダ(挨拶まで!)
・アジャイル戦隊スクスクスクレンジャー!
・スプリントごとに組むチームのチーム名のログ
・チーム名に合わせたZoomのバックグラウンド縛り
・LGTMの画像をみんなで作る
・チーム年表
・THANKS CARD (KUDO WALL)
・チームメンバーの偏愛マップ

これらの要素のどれが誰から出てきた、みたいな話は聞けませんでしたが、ここまで自由に使われていたらチームメンバーからも「こういうの欲しいよね」って言いやすいんだろうなって思います。自分たちが理想のチームに近づくために何ができるかを考えながらインクリメントしていったボードって感じがヒシヒシと伝わってきて、「自分がやりたかったのこれだ」って気づかせて頂きました。これならすぐ実践できる場がありそうなので、今から楽しみです。ふと、Cope先生が「Webツールじゃなくホワイトボードを使うんだ!」って言ってた意味が3年越しにわかった気がしました。笑

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