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《僕のまち》

作品《僕のまち》(2021年 富山県富山市小羽)
My town
前回の投稿に引き続きで、マルシェにて展示した作品のもう一つです。

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↓作品についてのお話。(あんまり解説されたくない人は見ないでください。)
木造の旧小学校にて制作しました。小学校は富山県富山市の小羽という地域にあり、里山の中に位置しています。周りには民家や田んぼも畑、山も川もある所です。

展示の二日前には学校の窓から、山を見ると初雪の様子がはっきりと見えました。

作品は学校内外から集めたもので作った即興的なバリケードです。このバリケードこそ自分にとって町を象徴できるものと考えています。

私たちはある町について話すとき、「その町」と「その町」以外を無意識にも区別してます。
その区別こそ町の周縁となるエリア、本当の意味で「町」を映し出しているのでは…と考えています。
大学時にある教授から、「国を知りたければ、国の中心地を見るのではなく、空港から中心地に行くまでを見ろ」というようなことを言われたことがあるのですが、それと似たような感じです。(ちょっと違うかもしれませんが(笑))

そんなバリケードは実際には私たち心の中にあるものです。その人の知識や経験、認識によって異なるものになります。デモの中でこのようなバリケードが作られることはありますが、基本的に目では見えないバリケードです。

制作では事前にこちらの旧小学校を使われている方とお話したり、卒業生だった方にお話を聞いたりとしていました。作品で並べられたものは、その知識やつながり、自分が地域を訪れた経験があった上で集めれたものです。

展示時、「なんか言葉にできないけど面白い」とか、「SDGsについて考えさせられた」などのお言葉を下さる人もいました。中でも、学校の卒業生だったおじいちゃんに、「素晴らしかった」と言ってもらえたときは本当にうれしかった。


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