南海トラフ
日向灘を震源とする最大震度6の地震が発生し、宮崎県では住宅の崩壊、水道管の破裂、店舗の看板が落下、道路上に巨大な落石、神社の参道に亀裂が入り灯篭が倒れるなどの被害が出ています。鹿児島県でも住宅の崩壊、土砂崩れなどの被害が出たそうですが、不幸中の幸いで亡くなった方はいないようです。
この地震で南海トラフ巨大地震の臨時情報である「巨大地震注意」が発表されました。「南海トラフ地震」という言葉は耳にしていましたが、意味はきちんと理解しておりませんでした。出身地の入間市は見事に災害とは無縁、私の父、祖父の代まで遡っても、大きな災害がなかったようで、私も比較的無頓着になっているようです。
南海トラフですが、南海と言えば初めて聞いたのは南海ホークスで、その後、親会社の南海電鉄という鉄道会社があることを知りました。おそらく「南海」はどこかのエリアを指すのだろうとぼんやり思っておりましたが、きちんと調べてみることにしました。すると南海は単純に「南方の海」を指す言葉でした。また、中国南方の地域や海域を南海というそうですが、こちらは「なんがい」と読むのだそうです。「南海道」なんて言う言葉もあり、近畿地方南部と四国全域、又はこのエリアを結ぶ街道を指すのだそうですが、それを略して「南海」というそうです。ここでいう「南海」はコレでよさそうですね。「東海道」は聞いたことがありますが、これは完全に道路です。それとは別に三重、愛知、静岡、山梨、神奈川、東京、埼玉、千葉、茨城のエリアを「東海道」というのだそうです。これは五畿七道と呼ばれる古代日本の律令制における行政区画で、九州エリアを指す「西海道(さいかいどう)」、東北6県と栃木、群馬、長野、岐阜、滋賀を合わせた「東山道(とうさんどう/とうせんどう)」、新潟、富山、石川、福井の「北陸道」、兵庫県南西部と岡山、広島、山口の「山陽道」、京都北部、兵庫県北部、鳥取、島根を合わせた「山陰道」で七道になります。五畿は、畿内ともいい、日本では大君を含む天皇が住む都の周辺を指す呼称で、大和、山城、摂津、河内、泉ので五畿だということでした。道州制の「道」は個々から来ているのかなと調べましたが、そのあたりは明確には分かりませんでした。
ちょっと長くなりましたので、明日に続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?