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問いのデザイン 感想

一言でいうとおススメの本です。
ワークショップとか皆で話し合う機会を持っていて、もっとよくしたいという思いのある人、何か違和感があった人は是非読んでみてください。
これでもかというぐらい知恵が絞ってあります。

本の内容は他の人たちに譲るとして、実際に自分が実際に体験したことを振り返って本をガイドラインに反省したいと思います。

やったこと

①働き型改革の一環として人を集めて1時間30分のワークショップ。
②時間構成
挨拶 5分
導入(アイスブレイク) 15分
テーブル1 20分
テーブル2  20分
テーブル3     20分
の構成。
③ワールドカフェの形式を参考に、各テーブルにお話の話題を12個用意。サイコロを振って、テーマを見つけて話す。
④各テーブル1人だけ残って、他のテーブルに動いていくことを繰り返す。(元のテーブルには戻らない)
という、ざっと思い返すとこんなものでした。

参加者にとって、よかったのか、悪かったのか判断する機会がなかったので、なんともいえないものがありますが、多分「楽しい」という感覚だけで終わったと感じているので、自分としては悔いがのこるものでした。

本で書かれていたことを振り返っての反省

①やることが先に決まっていたことも原因だが、何のための1時間30分なのか決め切れていなかった。
②アイスブレイクを話やすい雰囲気を作ることのみに注力しすぎていた。アイスブレイクで盛り上がったから、そこはよかったと思っていたが、これからの話の深みを増すための導入にする工夫が必要だった。
③というか、導入を説明+アイスブレイクと思っていた時点で浅はかだった。説明(その中に、テーマに深入りさせる動線を作っていく)というのが、発想レベルでなかった。
④とにかく気楽に話せておもしろかったねで終わった感が強かったので、もっと問いにこだわればよかった。天邪鬼な問いの立て方はできたはず。
例えば、「会社的には大成功の働き型改革。しかし、私にとっては以前より居心地が悪くなった。それはなぜ?」とか、パッと思いつくだけでも味が変わるものが思いついた。
⑤振り返りのポイントを作っていなかった。ワークショップ終了後、振り返りをしたが、浅かった。内省に向いたエネルギーは少なかった。唯のダメ出し会になってもいけなかったけど、きちんと内省するポイントを作るべきだった。

とりあえず一度読んでみてください

上のような反省を本を読みながら思い浮かべました。
とにかくいい本です。
ファシリテーションとか学ぶ講座に行ったら簡単に万単位になります。
しかし、この本を読むほどの深みにはまれたかというと、私の経験ではいけませんでした。
もしかしたら、読むのが早すぎた(内省するほどの経験がなかった)という可能性はあります。しかし、一度経験して読み返すと必ずフラッシュバックして、思い当たる部分が出るでしょう。
とにかく買って、読んでみてください。おススメします。

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