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三田の人 第2回:小田中 美穂さん

小田中さん

2児の母であり、カラーコミュニケーション講師として活動されている小田中美穂さん。活動について大切にしていること、原動力にしていることを聞きました。(申し込みの募集リンク)

はじめは普通のお母さんだった

現在は、カラーコミュニケーション講師として活動しておりますが、子どもを産んでから10年間専業主婦として家にいたそうです。
2012年に家を持ったことをきっかけに三田に引っ越してきました。
子育てサークルで活動したり、幼稚園のPTA活動をしたりと、現在の行動力の片りんを垣間見えることもできますが、その時は、普通のお母さんとして過ごしていました。
2人目の子どもも小学校に入学して、少し子育てにも余裕が出てきた40歳手前の時、「このまま人生終わりたくない。」そう思って色々活動を始めました。
整理整頓は好きだから、整理収納アドバイザーの資格を取ったり、カラーセラピーの資格を取ったり。
そうした活動の中で、カラータイプに出会ったそうです。

自分と正反対だった子どもの個性

ちょうど上の子どもが小学4年生。
反抗期に入っていました。
今振り返ると、自分のエネルギーがすべて子育てに向いていて、気づくと自分が正しいと思っていることを押し付けていたところもあったそうです。
カラータイプを通して、自分の個性、子どもの個性を知って気づきました。
「真逆だな。」って。
「創造タイプ」の要素が強い自分の子ども、「堅実タイプ」の要素がある小田中さんとは正反対の個性でした。
自分がしてもらって嬉しいこと、正しいと思っていることを自分の子供にしても、真逆の個性のため、嬉しくないのです。
子どもの個性を、そのまま大事にしよう。そう思って、子どもへの関わりを変えていくと、自然と関係もよくなっていったそうです。
カラータイプを通じて、自分のこともわかり、母子のこともわかる。
そんな体験ができたそうです。

声を出していたら自然と人が集まっていった

何かしたいと思って、自分でお金を稼いでためていた時に、カラータイプに出会いました。
親子関係で悩んでいるお母さんは自分だけではなくて、周りにもたくさんいる。
そんな人たちの力になりたい。
そう思って、ブログやネットで見て人を探したり、先生が来るよと聞いたら受けて、どうやったら学べるのかを聞いて資格を取得しました。
資格を取得するために勉強している時に、
「色を通じて自分や子どものことを知って、親子関係を見つめることを仕事にしたい」とPTA活動や子育てサークルを通じてできた友達に話していると、
「モニターになるよ。」
「お客さんの第1号になるよ」
と声をかけてもらい、次第にお客さんも増えていったそうです。
今では、PTAの役員の方から、PTAの人たち向けに講座をやってほしい。と声を掛けられる機会も増え、昨年(2019年)は10校以上で講座を持ったそうです。

コロナによる自粛からオンラインに

これまでは、対面でカラータイプを行っていた小田中さん。
現在は、週5日の仕事のむち8割がzoomによるオンラインの講座です。
最初は、これまでzoomで仕事をしていたこともなかったので、戸惑ったところもありましたが、コロナによる自粛要請で対面では難しい状態になり、オンラインに移行していきました。
オンラインになっていったことで、今までは三田の人、遠くても大阪の人しか講座を受けることがありませんでしたが、四国や横浜の人が受けることも増えてきたそうです。
遠くの人が受けてくれるようになったことは、メリットだけど対面でやることにも魅力を感じています。
自粛要請が明けて、7月に久しぶりにオフラインでグループワークをすると、講座を受けた人同士が勝手につながっていったそうです。
そんな人のネットワークが自然と生まれていく、そこは対面で人が集まるからこそ生まれる魅力です。

親子は個性を選べない

お友達は自然と似た個性を持った人が集まっていって、夫婦やパートナーは自然と正反対の個性を持っていてお互いに補う関係を作っていくそうです。
しかし、子どもはそうではありません。
自分とは違う個性の、時には真逆の個性の子どもが生まれます。
教えなきゃ、育てなきゃ、という思いで、ついつい自分が受けた教育、自分がしてもらって嬉しかったことをします。
しかし、子どもの個性は違うので、自分がしてもらって嬉しかったことが、時に嬉しくないことになってしまうのです。
子どもの個性をカラーを通じて知ることで、その個性を生かした関係性を作れる。
カラータイプはその力になれると話してくれました。

ママも夢をもって

現在仕事の他に「ママの夢サミット」の企画を進めている小田中さん。
本当は6月にリアルに会うイベントを行いたかったけど、秋にオンラインでやろうということで準備を進めています。
一歩出たお母さん、これから一歩踏み出そうとしているお母さん、そんな人たちの話を聞いて、「ママも夢を持っていいんだよ。」と思ってもらえる人が増えてほしいと思ってのイベントです。
「子どもに夢を持てというなら、ママも夢を持っていて。」
そんな思いで企画を進めています。

カラータイプの魅力

おしゃべり自体は好きだし、悩んでいるお母さんが前向きになる姿を見るのはやりがいを感じます。
子どもの進路のことなど、友達ではなくて、ちょっと離れた人だからこそ話せることがあります。
本当に子育てに悩んでいる人は、子育てに悩んだことがない人には想像がつかないくらい悩んでいるし、実際に自分も相当悩んだ時期があるので気持ちは十分わかります。
そんな人の話を聞いて、心の整理をして、前向きになってくれる。
悩んでいるお母さんの力になれるのが、この仕事の魅力です。
そうお仕事の魅力を語ってくれました。

取材を通しての感想

こちらがお話を伺っていく中でも、あなたはこのタイプの要素が強そうと診断をしてくる小田中さん。
本当にこの仕事に魅力を感じているんだなぁ、と伝わってきました。
資格を取得するだけで終わってしまう人も多い中、仕事にまでつなげていく行動力はすごいと感じました。
まずは、声を出してみる、小さな一歩を踏み出してみる。
理屈としては単純で簡単なんですが、どこか言い訳して行動に移せないこともあるので、見習いたいと思いました。
また、話をしている中で、「個性を大切に」というメッセージを感じました。
親が子どもの個性をまげて、レールを敷くのではなく、子どもの個性を知って、その個性を伸ばすために力を使ってほしい。
その個性を知る方法として、カラータイプを使っていると感じました。
次は、どんな人との出会いがあるのでしょうか。楽しみです。

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