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アベンジャーズのメッセージとは

※ネタバレあります。

2019年にU-nextの映画見放題でアイアンマンに出会って以来、
遅ればせながら、すっかりアベンジャーズにハマってしまいました。
あの頃は毎週末、小学生の息子とシリーズ21作品を順番に鑑賞していました。楽しかったなー。(^^)

エンドゲームを見終わった後には、アベンジャーズ・ロスがしばらく続きましたね…。。いや、いまだに続きを期待していますが。

アベンジャーズはそれぞれの作品単体でもストーリーがしっかりしていて、人間が誰しも少なからず持っているエゴを、悪役に対してひどく醜く描写し、「エゴは悪!」と成敗するところが毎回スッキリしました。

しかしラスボスのサノスに至っては、
いまだに彼が悪役なのかどうかの判断がつきません。。

サノスはエゴだったのか?
エゴは人間のほうではないのか?
人間を含めた全生命を半分に減らすって、地球にとっては正義では?

そんなモヤモヤした感情と、主人公がいなくなった喪失感とで、最後の最後がまったくスッキリせず、いまだに尾を引いているわけです。。


で、先日息子(小6)が
「人間が今の生活を続けるには、地球が3個必要なんだって」
と言いました。社会の授業で、増え続ける人口と、食料や資源の枯渇などの問題について取り上げ、そんな話題になったようです。

私が中学生の時には、世界の人口は45億くらいと習った気がしますが、いまや78億人もいるんですね!
ブルゾンちえみさんが「35億!」と言ってたときも、総人口は70億人もいるのかーと驚きましたが、たった数年でまた8億も増えました…。。
100億も、いよいよ現実的な数字になってきましたね…

食物連鎖のピラミッドの頂点にいる人間。
自然の摂理から言えば、食べるものがなくなれば、待つのは死です。
経済的な弱者から犠牲になるのでしょうか。
食料や資源をめぐって戦争が起こるのでしょうか。

サノスの指パッチンによって、誰も苦しませることなく、命の選別もせず、一瞬で半減させることができれば…。
サノスの行いは、地球規模で考えれば人間にとっても幸福な選択だったのではないかと思うのです。

アベンジャーズは消えた人々を復活させ、それに感謝した人は多いでしょう。目の前の人間を助ける行為はとても人間らしいし、自分の命よりも大勢の命を救うために戦う姿には、私も感動しました。

でも、消えた人々を復活して欲しいというのは、つまるところ個人のエゴの集合ではないのか。エンドゲームでは、地球資源をどうするのか?という本質的な問題は先送りにしてしまいました。

現実問題としても、何事も自己責任と言われる現代では、自分も含め、エゴに歯止めが掛からなくなってきていると感じます。
自分に直接不利益が生じないと本気で問題に取り組めないのは、悲しいかな、人間の性ですね。

環境問題、資源問題、食糧自給問題…。SDGSは待ったなしの課題です。
78億分の1の自分にできること…
思考を深めて生きなければと思います。

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