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リフォームで運命の商品を見つける方法

人生というのは日々、選択の連続ですね。
何かを選んだら、何かを捨てなければならない。

「トレードオフ」とか「一得一失」とか、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」なんて言葉もありますね。
すべてを得ることはできない、
というところにジレンマを感じます。

また人間には「同じ状態を続けることに安心する」
という性質があるそうで、
変化すること、つまり何かを選択したり失ったりすることには、
やはり何かしらストレスがあるようです。

とはいっても、何も変化せずに生きるなんてできませんし、
何らかの選択に迫られることは日常的に発生しています。

ここで、どうせ選ぶなら
「より多くの選択肢の中から最良のものを選びたい」
と思うのが人情かもしれませんね。

でも、「選択肢が多い=最良の選択ができる」とは限りません。
むしろ選択肢が増えることで、
選んだ結果の満足度が下がる可能性
もあります。

なぜなら、選択肢を増やすということは、
選べない、捨てるものも増やすということだからです。

選べない理由が「お金が足りないから」だとしたら、
せっかく選んだものに対しても、
「お金がないからこれしか選べなかった」
という残念な感情が湧いてしまうかもしれません…。

気に入ったものが複数あった場合、
選んだ後に、「やっぱりあっちの方が良かったかな…」
と捨てたものに強い後悔が残ってしまうかもしれません…。

・・・・・・・

リフォームでは、「商品を選ぶ」という作業が必ずあります。

メンテナンス的な、選ぶのに専門知識が必要なものは
リフォーム業者に一任するのも良いでしょう。

でも、内装などいつも目にする部分や、
キッチン・浴室など日常的に使う設備機器類などは、
自分の好みで選びたいですよね。(^^)

とくに設備機器類は、
多くのメーカーがショールームを構えているので、
なかなか完成後のイメージをつかみづらいリフォームにあって、
実物を確認してから商品を選べる貴重なチャンスです。

このショールームを活用しない手はありません。
とはいえ、活用方法を間違えると、
「あんなにたくさん見に行ったのに、商品を選べなくなった!」
なんていう状況に陥りかねません。。。

そこで本日は、どうしたら納得の商品選びができるのか、
リフォームの満足度を上げるためのショールームの活用方法
について考えてみたいと思います。

ショールームの活用方法


まず最初に知っておいていただきたいことですが、
ショールームの見学はとても疲れます…。。

例えばキッチンを交換しようと思うと、
約2時間立ちっぱなしで、ショールーム中を練り歩きながら、
スタッフの商品説明を聞き続けることになります。

もちろん自分が欲しいものを見ているので、
みなさん目を輝かせ、嬉々として歩き回っていらっしゃいますが、
それでも終わるころには「けっこう疲れますね…(苦笑)」
なんてお言葉も伺います。

こんなに疲れるショールーム見学ですが、
商品選びの段階で多くのショールームに行かれることは、
あまりおススメしません。

理由は疲れるからではなく、
選ぶ基準があいまいな状態で多くのモノを見てしまうと
余計に自分の基準がわからなくなってしまうからです。

ショールームでは基本的に、
スタッフの説明を聞くという受け身のスタンスになります。
この状況では、
「自分に必要な物は何か?」
などと考える余裕はほとんどありません。
ひたすら商品の魅力だけが脳にインプットされていきます。

また、ショールームという生活感のない空間が、
商品をさらに魅力的に演出しています。

こんな、「魅力的な選択肢」を
やみくもに詰め込んでいくとどうなるかというと…

選べなくなります。。

でも何かしらは選ばなくてはならないので、何を選ぶかというと、

最後は値段で選びます。。

まぁそれでも、
「一通り見たけど、この値段のもので十分と思えた」
と感じられるならば、それはそれでアリかもしれません。(^^)

でもせっかくですから、ここでは
「これが欲しい!と思える『運命の商品』に出会う方法」
をひとつ、お伝えしましょう。

「運命の商品」に出会う方法


まず運命の商品を探すために一番大事なことは、
「自分は何が欲しいのか?」を知ることです。

これには自分自身に向きあう、思考の時間が必要です。

このときの思考のコツは、
実際のカタログを見ながら考えることです。

何も見ずに考えて、フルオーダーでしか対応できないような要望を思いついてしまったら、予算がオーバーしてしまうかもしれません。

大事なのは、自分の予算に合う価格帯の商品カタログ1冊を選んで熟読し、その中から本当に自分に必要なものを選び抜くことです。

予算に合う商品カタログの探し方は、リフォーム業者に
「このくらいの予算で、おすすめの商品はどちらですか?」
と聞けば、
「うちはこのメーカーの商品ならお安くご提供できます!」
と得意な商品を教えてくれます。

ちなみにこの「得意な商品」=「値引き率の大きい商品」は業者ごとに違うので、リフォーム業者が決まってから商品を選び始める方が、よりコストパフォーマンスの良い商品に巡り合うことができます。

さて、商品情報を得るなら、ショールームでもいいんじゃないの?

と思われるかもしれませんが、先ほどもお伝えした通り、
ショールームは受動的に話を聞く場所です。
相手のペースで情報が詰め込まれますので、
こちら側に熟考する余裕はほとんどありません。

一方、カタログを読むというのは能動的な行為です。
情報を選びながらインプットすることもできるし、
それが自分に必要かどうかを立ち止まって考えることもできます。

また、カタログには商品の魅力を伝える工夫が詰まっていますから、
見れば見るほどその商品のファンになっていきます。

そうして何度も何度もカタログを読み込み、
商品に惚れ込み、私が欲しいのはこれだ!と思えたところで、
最後に商品の確認をするために、初めてショールームに行くのです。

その時の嬉しさといったら!

リフォーム後の満足度の高いお客様ほど、
お手持ちのカタログには付箋がびっしり貼られるなど、
しっかり読み込まれていたりします。

そしてその惚れ込んだ商品が、自宅に設置された時の感動といったら!


ものを選ぶときって、
それが「どんなものか?」よりも、
「どこまで惚れ込んだか?」が大事
なのかもしれません。

ご参考になれば幸いです。(^^)

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