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岸田ウォッチング ③|2022.4-6月 下がらぬ支持率、安全運転で何もせず。

割引あり

本記事について、Podcastで語っています。
この記事の解説として、ぜひこちらを先にお読み・お聴きください。

【記事紹介】岸田ウォッチング ③|2022.4-6月 下がらぬ支持率、安全運転で何もせず。

以下、本記事です。

今回は、2022年4月〜6月にオンエアの音源です。岸田総理の3年間を、過去の音源で振り返るシリーズです。

前回までのお話。

2021年
10月|岸田ウォッチング ①|2021.10月 岸田総裁誕生
菅義偉総理辞任から岸田総裁総理誕生へ。派閥力学だけで決まった総裁選挙。そして、総選挙へと突入。
11月|岸田ウォッチング ②|2021.11月 負けなかった総選挙
岸田総理誕生から総選挙へ。負けなかった岸田自民党。維新とれいわが躍進。立憲・共産は苦戦。

今回のお話。

2022年4月22日、5月27日、6月24日オンエアの音源です。

2022年
4月|episode47|2022.04.22 OnAir
何もしない岸田総理。
下がらない支持率。
5月|
episode48|2022.05.27 OnAir
参院選が目前に。
安全運転で高支持率を維持。
6月|
episode49|2022.06.24 OnAir
参院選に突入。与党は安泰。
維新とれいわに勢い。振るわぬ野党。

LISTENで聴く・LISTENで読む
episode47|2022.04.22 OnAir|60's memories AREA37

episode48|2022.05.27 OnAir|60's memories AREA37

episode49|2022.06.24 OnAir|60's memories AREA37

LISTENでエピソードを購入すると、音声と合わせて文字起こし記事をすべて読むことができます。
以下、本記事はLISTEN文字起こしからの一部抜粋です。

4月|episode47|2022.04.22 OnAir

ー08:33ー

次に今度は国内政治なんですが、これもまた、皆さんどう思ってるかわかんないけど、岸田総理になって、総選挙がね、政治ネタ、政局ネタはいろいろこれまでも話してきたんですが、去年の10月総選挙があって。菅さんの辞任があってね、総裁選挙があって岸田さんになり、これは前に自民党派閥の話しましたけど、自民党からすればこれまで傍流、安倍さんとかが握ってきたのが、本流に戻ったというね。

自民党の本流という派閥に戻ったということで、これ結構大きな変化なんです、実はね。それで岸田内閣が始まったんですが、ウクライナが起きたこともあって、それには明確な姿勢をとっているということで、そう支持率は高くもないけど低くもない、下がらないっていうね。何やってんだっていうと、何もしないから下がらないんじゃないかっていうね。

それぐらいの話も論調としては出てるぐらいで、結局、岸田首相は何やってるんですかみたいな話になってくるんだけど、でも、かといって不支持の拡大にもつながっていかないということなんですよね。

そんな中でこれもこれまでに何度か話してきてるんですけど、いわゆる政治的なスケジュールですね。政治日程との関係でやっぱり政局を見なきゃいけない。しかもそれは1ヶ月2ヶ月単位じゃなくてやっぱり数年単位で見ていかないと物事は見えないと。

例えば、岸田政権はじゃあ何年続くんですかと。よくこういう話は出るんですよね。私、昔、政治学のブログ書いてまして、そこで安倍政権は長期化するなんてね、書いたりとか。民主党政権ができたときもね、鳩山さんが終わっても首相は変わっても民主党政権は4年続くというふうに書いたら、結構、質問が来て、なんで続くんですかとかね。

それはもう、それが選挙っていうもので、やっぱり一回勝ったら、しかも今は小選挙区比例代表ですからやっぱり政権安定するんで、やっぱり4年間そう簡単に変わらないということがあるんですよなんて話をしたんですが、今回の岸田さんもそうなんですね。

何もしなくても支持率が多少下がっても、今回は、菅さんはとにかく総選挙あったんで、選挙に負けちゃいけないってことで終わっちゃいましたけど1年ぐらいで。岸田さんはもうほぼ4年続くということなんですよね。問題はその4年後も続くかということのほうがむしろ問題で、そうなってくると何が問題かっていうと、一つは自民党と野党の関係もあるんですが、政権交代云々でね。

それよりも重要なのは、実は自民党内の派閥の力学なんですよね。結局、自民党内の派閥の組み合わせとか力関係で岸田さんしかいないという話になっていけば、これはやっぱり4年どころじゃなくて、もっと長期化する可能性が実は出てくると。

そうなってくるとそれが面白くないからっていうことで自民党の中で、これも前に話したんですが、いわゆる派閥再編みたいなね。派閥の流動化みたいな動きがもうすでに始まっていると。ちょっとキーパーソンになりそうなのは菅さん、前総理大臣、それから河野太郎さんとかね。他にも絡む人いるんですけども、その辺りの動きはもう水面下で始まっているわけですね。

ここをやっぱり見ていかないと、次の政局は読めないという形になります。

もう一個、これ政治日程から言うと、選挙日程ですね。これも前にお話したんですが、参議院選挙が今年の7月にあります。

ここで野党が勝てば、ちょっとは自民党岸田政権にも黄色信号になるんですが、今のところ勝つ要素がまだ見えないですね。立憲民主党は代表が代わったんですけど、やっぱり新機軸を打ち出せてるとは思えない。前に言った、ちょっと伸びてるのがやっぱり維新とれいわですね。ここはやっぱり動きがあるので、やっぱり維新とれいわが衆議院選挙に続けて参院選でも票を伸ばし、立憲民主党あたりはちょっと横ばいか減らすみたいなね。いわゆる既存の共産党とかも含めた既存の政党は、ちょっと衰退する局面に入ってるのかなと。

そうするとむしろ維新とかれいわとかっていうのは一体何なんだというね、ここの分析をしっかりしていかないと読めないんですが、ただ参議院選挙ってやっぱり政権変動には直接影響しないと。

次の選挙が、参議院選挙終わっちゃうと、国政選挙がないんですよ。去年の秋、衆議院選挙やったばっかだから4年間、2025年秋ぐらいまでやんなくていいわけです。もう国政選挙ないから、その意味でも岸田政権は安泰と。何もしなくても持続するというね。そういう形になってるわけ。唯一国政にちょっと絡む選挙が一斉地方選挙。これが来年の4月。ただこれも多少動きがあったとしても、やっぱり国政のちょっと政権の変動につながるような動きにまでやっぱりならないだろうと。

一斉地方選挙が参議院選挙とか衆議院選挙前後で絡むとね、もうちょっと意味が出るんですけど、今回はちょっと離れてるので、これはほとんど国政には影響を与えないだろう。ということで、私の予測としては、2025年夏秋ぐらいに総選挙。ほぼ任期満了まで岸田政権は続くと。

問題はそこに向けての自民党内の派閥再編の動きがどうなるか。

岸田再選で自民党内は動くのか、違う動きが出てくるのかっていうところを一個見ておくべき。

もう一個は野党。野党がやっぱりちょっと政権に絡むような何か展開を見せないと話が始まらないという話になってるかなと思います。

ー16:32ー

今お話ししました通り、参議院選挙が目前なんですが、7月にあるんですけれども、ちょっと大きな変化、衆議院選挙と同じような結果になるかな、やっぱり維新とれいわが少し目立った動きになるかもしれないけど、それ以外は同じような結果になるのかなというふうに思ってるんですが。

一斉地方選挙が来年の4月、衆議院選挙はまだこれから4年弱ですね、3年半ぐらいないということで、岸田政権がしばらく続くということは、何もしなくても続くだろうということは、今の時点でも予測できるわけですけども、むしろ自民党内での派閥自民党というのは結局、派閥連合体なんですよね。

むしろ自民党という枠よりも、派閥が一つの政党みたいな感じで動いていて、派閥間で、例えば気に入らない人が総裁になっても出てかないんです、基本的にはね。野党は違ってて、やっぱり自分と合わないとすぐ出てっちゃう。ここがやっぱり日本で政権交代が起きにくいね、一つの大きな理由

これは、なんで自民党は長期政権が続くのか、これもう世界的に研究テーマになってまして、日本は先進国なのに政権交代がない不思議な国だって言われてるんですね、世界的にはね。これはいわゆる自民党長期政権の研究とかいろいろあるんですが、自民党はいわゆる包括政党って言われるんですね。なんでも取り込んじゃう。つまり、イデオロギーで一つの政党を作ってんじゃないという。

5月|episode48|2022.05.27 OnAir

ー06:07ー

一つ、政局絡みの話で言うと、なぜか岸田政権の支持率が非常に高いという話で、これについては今度の参議院選挙が7月にあるんですけど、もう今、各政党の街宣車とか、結構、街中回っているのでいろいろ聞こえてくるかと思うんですが。全て参議院選挙を念頭に動き始めているわけですけれども、これがどうなるかという話で、これ先月少しお話したんですが、参議院選挙が終わるとその後、国政選挙絡みのことが一切なくなるというね。

そういう意味では岸田政権がこのまま支持率高いまま参議院選挙を乗り切れば、岸田内閣は長期政権化する、安定化するという話になるわけで、参議院選挙でいわゆる与党、政権与党ですね、自民党、公明党等の政権与党が安定した多数を維持すれば安泰ということで、しばらく3年間ぐらいは政治的にはあまり語ることがなくなってしまうというね、そんな話になってくるわけです。

そんな中でね、今日の北海道新聞なんかもそうですけど、前農水大臣が有罪判決を受けたとかね、いわゆるこういう、これ全部、安倍政権時代の大臣なんですが、これもやっぱり岸田政権のもとだから、前政権の閣僚をね、検察を含めて追い詰めてる部分もあるかもしれない。わかりませんけれども、そんなことも含めてしばらくは安泰と。

ただじゃあ何か政策的にね、何か出てるかというと、あんまりそんな感じもしないということで、逆に例えばアメリカは今バイデン大統領ですけれども、やっぱりトランプ時代っていうのはね、結構刺激的だった。それと同じように安倍時代の方がやっぱり刺激的な話題はあったということなので、これをどう評価するかね、どっちがいいのかっていうのは難しいですけれども、まあそんな状況です。

一方で野党の動きはね、やっぱり見えてこないですね。補正予算に国民民主党がまた賛成したというぐらいで、やっぱり自民党寄りにだいぶなってきてるのかなというぐらいしかないですね。あと、れいわ新選組の動きとか、あと維新の動きとかですけど、立憲民主党がちょっとやっぱりなかなかね、代表代わったんですけど、いまいち目立った動きになってない。

一方でもう一個は労働組合の連合の会長がね、意外と女性が初めてなったんですけれども、なかなかなんて表現したらいいんでしょうね。ちょっとこの連合の動きっていうのもやっぱり野党の動きと関連して、ちょっと注目してかなきゃいけないのかなっていうぐらいしか、ちょっと語ることがありません。

6月|episode49|2022.06.24 OnAir

ー04:30ー

おととい選挙の公示が行われて選挙期間に入りました。7月10日の投開票の参議院選挙について少しお話をしていきたいと思います。

前回も少しお話したんですけど、自民党の支持率が非常に高いということで、それに対して野党、特に立憲民主党や国民民主党が振るわないと。野党の中でちょっと元気なのは日本維新の会という形になっているわけですね。

選挙序盤の分析が各社から出てまして、これは共同通信社の記事ですね。日経新聞に載ったみたいですけれども、有権者への電話調査ですね。それでですね、公示直後の序盤情勢を探ったということで、自民・公明両党、今の政権与党ですね。改選議席、124議席の過半数を上回る勢いということで、序盤、与党、自民党・公明党に非常に勢いがあるという形になっています。

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