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マヨネーズとの決別。

ポテサラにはマヨネーズ、そんなステレオタイプを一度殴り捨ててみる一席。

居酒屋にいくと「まずは」と頼みたくなるのがポテサラ。

なんとも言えぬ魅力に包まれている。

家でつくる時も、味見と称してつまむ。

うーん、もうちょいつまもかな。

と、いついつ手が止まらなくなるあのループは他の方も陥ったことがありましょう。

こうなったらもう、思う壺で、食卓に並ぶ前には半分くらい減っている。

食卓に並んだとしても、あっと言う間に消えてなくなる。

「秒でなくなる」という、若者言葉をここにて理解。

本日ご紹介するポテサラは、皆さんが想像しているちょっと酸がきいて、ハムやきゅうり、玉ねぎが入ったものとは、ちと違う。

今回鍵を握るは「マヨネーズとの決別」。

さぁ、今のうちにマヨネーズへ「SAY GOOD BYE!」。

「芋」「生クリーム」「バター」「ベーコン」「きのこ」に「塩」「ブラックペッパー」をご用意くださいまし。

材料

●こんなイメージの材料●
じゃがいも お好きな量(今回は中くらいを2個)
生クリーム ベシャッとしないくらい(今回は200mlを1/3くらい)
バター(有塩でも無塩でもどちらでも) 程よく(今回は)
ベーコン 芋とのバランスをみてお好みの量
きのこ(マッシュルームがおすすめ) 芋とベーコンのバランスをみて
ゆで卵 1個
塩 適宜
ブラックペッパー 適宜

●今回の分量●
じゃがいも 中くらいを2個くらい
生クリーム 200mlの半分
バター(有塩でも無塩でもどちらでも◎) 
ベーコン 小皿にちょい盛りくらい
きのこ(マッシュルームがおすすめ)  小皿の半盛りくらい

作り方

1、芋を切ったら必ずアク抜き

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苦味やエグミの元になるアクを抜くことはもちろん。
変色を防いでくれたり、表面のデンプンを落とすことで、加熱したといきに芋同士がくっつくのを防いでくれるといういいことずくめ。
晒しすぎは栄養が溶け出てしまうので、ほどほどに。

2、茹でるではなく蒸す(水分は大敵ナリ!)

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うまいポテサラをつくる極意は(マヨの時も同じ)、水分を飛ばすこと。これは芋も然り、他の具材をいれるときにも意識しておくとよし。
なので「蒸す」のがおすすめです。よく分かんないよ、という方は茹でるでもOKなので、茹で終わった後には必ず水から「粉ふきいも」の状態にしてあげてください。

(芋の固さ)
たまにやってしまうのですが、「こんなもんでいけるっしょ」と箸で芋の固さをチェックせずにひきあげ、芯が残ったままだと悲しい思いをするのです。
必ずスッと箸が通るくらいまで火入れしてあげてください。

3、ベーコンとキノコをカットしてソテー(蒸してる間の時間を有効活用)

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ベーコンもキノコもお好きな大きさにカット。フライパンにバターを溶かし、ベーコン、キノコの順にいれてソテー。キノコは香りが強いものを選ぶといい感じ◎

4、芋を潰す(ブルースリーばりの!)

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「わちゃう〜っ」なんて、声がでてしまいそうなくらい熱々の状態で「皮を剥き、潰し、下味をつける」この3アクションを一気にこなしてください。なんやそんなの苦行じゃない!と、お思いになるかもしれませんが、温度が下がるとペクチンと呼ばれる物質が元気モリモリになり、粘り気が強くなります。
想像してみてください。ホクホクじゃない、おもちみたいなポテサラ。私は嫌だ。皆さんはどうでしょう。
「わちゃう〜っ」なんてブルースリーごっこをしながら、芋を潰すのも楽しいかもしれない。


5、熱いうちに下味、そしてはいっ、バター

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まだ熱いうちに塩胡椒。ちょっとした攻めの気持ちを大切に(がっつりじゃなく、ちょっとの攻め)。

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さっきソテーした具材とバターをザザッと投入。そしてさっくり混ぜます。
はて、さっくり混ぜるとは?と目がキョトンなあなた。分からないですよね。泡立て器を回しながらガンガン回すのとは違い、切るように混ぜることを言います。うーむ、イメージしやすい例…。ご飯が炊き上がったときに、ムラしたいからひっくり返すじゃないですか、そんな具合です。

※酸味が欲しければここで酢をいれるとよいです。

6、生クリームよ!いざゆかん!

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この辺りでだんだん温度も落ち着いてきているはず。生クリームをそそぎ入れるのですが、この光景がなんとも美しい。
いれすぎは禁物っ!ベショベショっとなってしまうのでね。


7、仕上げはお母さんじゃなく、あなた!

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ここまでこれたらあとは仕上げですね。塩胡椒、そしてブラックペッパーで味を整えましょう。ブラックペッパーが強いと、鼻に抜けて少しピリッとくる感じが最高です。生パセリを刻んでいれるのも乙かと。

8、冷蔵庫で休ませる

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落ちつかせてから食べるのがおすすめです。
が!温めてホットポテサラなんてのも上がりますねぇ。

以上。

今日のツボ
・アク抜きのよいところ
・芋は水分を飛ばしましょう
・熱いうちにチャチャっとこなす
・下味もあっついうちに
・仕上げで楽しむ味の変化


マヨネーズと決別してみても、意外とうんまいのが出来上がるもんなんです。

マヨをぎゃっとかけたのも最高ですが!

全然関係ないけど、お母さんといっしょの「仕上げはおかぁ〜さん♪」のお歌好きです。

ただ毎度のことのように思うのですが、歌いながら歯磨いたら、飛び散っちゃわないのかなと心配になるひねくれ者です。

そろそろ歯ブラシ買いかえよう。

お後がよろしいようで。

食べたいものをつくる人 高橋 拝。



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