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正しい目?

めっきり肌寒くなり、秋を感じる今日この頃。
7月から早朝もしくは仕事帰り・休日にしていたサップも海から引き揚げた。さすがにもう厳しい。

スポーツの秋と言われるが、ここ数週間、帰宅後テレビから離れられない。何故なら、バスケのワールドカップに始まり、サッカー・バレーボールワールドカップ・杭州アジア競技大会、そしてラグビーワールドカップと、目白押しだからだ。

選手たちは自国が勝利するために必死になり闘い、それを応援する国民を見ていると、良くも悪くも、その国々の国柄や民度が伺える。

特にアジアの国々は。

スポーツで国を例えたり、向き合う姿勢を批判するのはスポーツマンシップに反するのでやめておくが、何が言いたいかというと、愛国心やそれぞれの思想、客観的な政治的判断など、多くをコントロールできる存在の代表は、国であり、教育であり、マスコミであると確信している。

前回もnoteで書いたがhttps://note.com/takahashi_naoki/n/nb103a9fc4f00

例えば中国では福島原発から放出している処理水を「汚染水」と呼び、中国国営放送から国民に対し洗脳をしていること、韓国では未だに政党政治の求心力を高めるために従軍慰安婦や徴用工など、反日運動をし続けなければ持たない背景など。

北朝鮮のような独裁国家になると、先日の杭州大会のサッカーではないが、相手国を敬うとか、スポーツマンシップとかという次元ではなく、自分の国のことしか知らず、全ての正義は自国であると統制がされていることから、国際試合にもなれば他国から見れば、もはや輩のレベルとも言える態度だ。

まあ、国と国との話になれば当然そうなるだろう。

一番小さな共同体である家族で例えれば、ろくでなしの毒親でも、子どもにしてみれば血のつながった家族であり、隣の家族から父親を批判されれば、当然その時点で隣の家族は敵となる。

血のつながりは深いし、子どもは一緒に生活していれば他の家を知らないのだから。

しかしながら、少し大人になり外の世界を知ると、自分の家庭が変であることに気づくことになる。国で言えば国民が他国の情報や考え方、生活などを知ることと同じである。


12.3年前、私がある団体のリーダーをしていた頃の出来事である。

当時、韓国では日本の排他的経済水域である名称「日本海」を「東海」と訴え、外交摩擦が大きく起きた時期である。その悪いタイミングで韓国と民間交流しているイベントがあり訪韓した際、アルコールの入った式典の喫煙所で、私は10数人の韓国人に囲まれた。

明らかにマズい雰囲気。ハングル語で私を怒鳴っているのだが、何を言っているのかは分からない。分かったのは「二ホンカイ」というワードと語尾の「ニダ」だけ。

恐らく日本海は韓国の領土だとか、日本海ではなく東海だとか言っていたのだろう。知らんけど。

私がそんな態度だったからか、いよいよマズい感じになった時、韓国人に囲まれている私を引っ張り出して助けたのも「韓国人」だった。

その韓国人はカタコトの日本語で「ダイジョウブデスカ」とか何とか言ってた気がするが、よく覚えていない。何故ならその後、式典会場と二次会会場で、アルコールで韓国と戦ったからだ。

大勢になると国柄や国民性は出るが、少なくとも国が違えども、一個人として付き合い、酒で勝負してる分には、どこの国もいいヤツが多い。

その国の価値観・思想・政治的思惑をコントロールする政府やメディアを読み解くことは、グローバル化が進む現代社会では必須であり、もしかしたら私を助け出した韓国人は、メディアリテラシーに長けていたのかもしれない。自国の良いところ、悪いところを知っていたのかもしれない。と、思いたい。

処理水放出から中国人観光客が減少しているというニュースを耳にする。だが減っているのは団体旅行で、中国からの個人旅行客は変わっていないそうである。

団体旅行を扱う企業は、ある程度の国内統制があると思うが、個人旅行は個人の判断である。自国の情報だけでなく他からの情報などを元に、安心して訪日していることが理解できる。

国民を囲い込み、他国の常識を見せないことから、スポーツも含め問題が起きる。その国の政治的思惑も手伝い、マスコミを利用する。

国と国の争いにノーサイドなど無い。だからこそスポーツだけは「ノーサイド」であり続けて欲しいと思うのである。