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012 ライフとワークと子どもと

もう絶対に明らかなんだけど、この単身在宅勤務生活は僕の心をしっかり不安定にしてくれている。些細なことで涙がこぼれる。昔よく聞いていた大好きな曲を聴くだけで涙が溢れてくる、そしてオンライン飲み会をすると酒を飲み過ぎる。誰がなんと言おうと僕は情緒不安定で怒りっぽくなっている。そんなときに何が一番心に染みるかって、、、

子どもの言葉

ツイートもしたけど、今年10歳になる長男が言ったというこの言葉を見たとき涙が溢れてきた。

いや、普段だったら泣くほどのものでもないんよ。それは嬉しいし、あの息子がこういうことを考えるのかぁ、と関心もする。でも、今ある状況でなければ泣くほどのものではないとも思うんよ。もちろん、嬉しいし子どものがそう思ってくれることに言葉では言い表せないほどの幸せを感じるけどね。

他にもこんな言葉がある。

お父さんにマジック(手品)見せたら、お父さんも元気になるかな?

もう元気元気モリモリになるよーー!!!😭これはどう?あれはどう?みたいにお父さんを思ってくれている長男の言葉が心にグサグサ刺さる、いやそれは表現が違うな、、、ささくれだった心を優しく包み込んでくれる。キリキリする胃の痛みを和らげてくれる(別に胃は痛くないけどイメージ的に、、)。

それとはまた違って6歳になった長女の言葉を聞いても安らぎを覚える。

日本にどれくらい滞在するかわからないなか、急いで荷物をまとめて帰ると決めた翌日には日本に飛んで行ったパートナーと子どもたちは季節に合った服を持ち合わせていなかった。なもんで、長女は最近新しいパジャマとTシャツとサンダルを買ってもらったらしい。パートナーが撮った動画で長女がこう言っていた。

おとうさーん、あのー新しいパジャマをおかあさんに買ってもらったんだよ。どう?あとね、あのね、服とサンダルも買ってもらったの。一つはスライムのやつで色が変わるやつで、もう一つはバタフライで、もう一つはユニコーン。あとね、それと、サンダル、、サンダル、、、、おかあさん、サンダル見せてもいい?

この時点ですでに動画は40秒くらいで撮影していたパートナーは「もういいよ、、、(苦笑)」と、、、笑。でも見せたいと長女が懇願するものだから、別の動画が送られてきた。

パタ、パタ、パタ、パタ、パタ、パタ、(サンダルではしゃいでいる音)

細かい説明はなくサンダルを見せてあちこち歩いている様子が送られてきた。長女は笑顔。でもちょっと恥ずかしそう。ああぁ、なんなのこれ。もう伝わらないと思うんだけど、お父さんの胸は苦しくなるというか暖かくなるというか痺れるというか、何というか。あぁ、言葉にならない。言葉にはならないけど、言葉にならない感情が涙となって流れ出てくる。

あぁ、子どもたちと会いたい。家族と一緒にいたい。今の状況でも家族が一緒にいたら今ほどストレスを感じていなかったと思う。むしろ、仕事と私生活、ワークとライフのバランスをもっといい形でとれていたと思う。もしかしたら「うるさいなぁ、仕事しているんだから静かにしてくれよ!」なんて思うのかもしれない。でも、今の僕にとってはそれはあった方がいい煩わしさだ。

「いや、そうなったらどうせ違うこと言うから。」と言われそうだけどそうだとしたらなんなのだ。そのときはそのときだ。笑(こういうのを逆ギレと言うのか)

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