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ターレット型マウントアダプター、その後

以前作成、紹介しましたターレット型のマウントアダプター、一応完成となる部分まで作り上げたので再度紹介します。

前回の作成記事はこちら。

バージョンアップ内容

大きく2点。

①回転防止のストッパー機構を実装+回転のグラつきを防止するガイド作成
②専用ストロボの作成

①回転防止ストッパーの実装

元々のプランでは、位置決めに磁石を使うというインテリジェンスな方法を採用していましたが、重いニッコールレンズがついたせいでインテリジェンスな動きができなくなりました。

というか最初から、デザイン上インテリジェンスさは失われております。ということで、ターレット/リボルバー的なカッコよさを演出するための機構に改造しました。”カチッ”という音が結構お気に入り。また、ここにガイドをつけることで、マウントアダプター間の隙間を減らして光線漏れをなくしました。

ちなみに赤いランプは各所からボトムズ連呼されたのでネタでつけましたw


②専用ストロボの実装

写ルンですをばらした時に余ったストロボを搭載しました。センサと対角にあるレンズから発光できるようにしています。写ルンですストロボは高電圧をカメラに付与するため、一応低圧化回路を仕込ませてからカメラのホットシューに入れ込むようにしています。


作例

昼間の写真を中田島砂丘で、夜の写真(ストロボ)はそのへんで撮ってきました。当たり前ですが機材作例なのでjpeg撮って出しです。ということでセンサーダストとか水平取れてない写真も多いですがごめんなさい。なお、昼の中田島砂丘撮影時は写ルンですレンズの絞りを開放にしていましたが、あまりに酷いのでその後に絞りをつけてから、夜撮影をしております。

①Nikkor 50mm f/1.8 or 28ffm f/2.8

さすが安定のNIKKOR。コントラスト高く、逆光でも安心して見ることができます。


②ズイコー 40mm f/2.8-1

このレンズはモノクロで撮ると本当に良い感じになって好きです。周辺減光の落ち方が好み。


③ズイコー 40mm f/2.8-2

同じズイコーとは思えないぐらいコントラストが高い。ビビる。オートフォーカス使える時代のレンズはやっぱりすごい。


④写ルンですレンズ改

絞り開放な上に、実はピンホール穴を色々開けているのでボヤボヤの写りでございます。もはやネタでしかねぇ。


夜編

すべてレンズは写ルンですレンズで、カメラの設定は一緒。

1枚目は、ストロボの前にレンズなし。いわゆるストロボ光ダイレクトアタック。2、3枚目はストロボの前にはNIKKOR 50mmをつけており、2枚めはNIKKORの絞りをf/1.8、3枚目は絞りをf/11にしている。いわゆるレンズの絞りに合わせて光量が変化している。レンズの特徴や画角とピントで、ストロボ光の光の質を変化させることができる。

まぁコレは実のところ、ライトブラスターという製品があるのでそれと同じような感じだと思っております。ほぼオリジナリティがないw


まとめ

とりあえず色々作例を出しましたが、正直なトコロ色々な物を一つにまとめただけで、別にそのレンズやストロボじゃなくても良くね!?というのが作った本人の談です。まぁいわゆるロマン機能なので深く追求してはいけない。

とはいえ、作り出した当初からネタにしかならないと思われたこのアダプターですが、意外にも作りこんでいくと使いやすくなったり、作っていく過程で色々な発見がありました。作品撮りに使えそうだったり、これを元にした新しいアイデアの宝庫にもなっています。やっぱ遠回りは大事ですね。

一旦今回でこのターレット型アダプターは完成として、次のアイデアを形にしていこうと思います。

でもせっかく作ったアダプター。そのへんで撮るだけだと勿体無い。
このレンズとストロボ。ポートレイト撮影で色々楽しそうなので、もしこの記事を見てくれている奇特な方がいらっしゃいましたら、是非モデルになって下さい。男女問わず募集しております。


ではでは、そんなところで。

自作で機材作ったり、展示物のギミック作るとお金かかるんです…。ストレスで甘いもの食べまくるから…。そんなわけで、俺に少しでも甘いもの食べてもらいたいって人はよろしくお願いします!