【レシピ】たかぎメシのビリヤニ研究日記 v.00

あなたは、ビリヤニはお好きですか?

まずこのエントリを読む前に。あなたは下記のうちどれに当てはまるか、心の中で確かめてみてください。

  1. ビリヤニを食べるのも、作るのも好きだ

  2. ビリヤニを食べるのは好きだが、作るのは好きではない or 作ったことはない

  3. ビリヤニを知ってはいるが、食べたことはない

  4. ビリヤニ…とは…

このエントリはシリーズものとして、#2レベルのたかぎメシが、#1を目指して孤軍奮闘する様を書いていく予定です。
なので既にビリヤニマスター!な#1の自負がある方には物足りない可能性が高いです。
かといってビリヤニという単語に具体的なイメージを持たない#3, 4の方々に
明確かつ真実のビリヤニをお届けできるような立場でもありません。(真実のビリヤニってなんだ)

つまるところただ書きたいのです。私が上手いと思うビリヤニの要素と、その未知の可能性を追い、記録したいだけなのです。悪しからずお暇なときにはお付き合いください。

ビリヤニとは何か、という研究の始まり

有難うセブンイレブン

2022夏、天下のセブンイレブン様がカレーフェスと称し、カレー名店とコラボしたさまざまなカレー関連商品を販売しました。

コンビニ業界 売上高ランキング(2020 - 2021年)
1 セブン&アイ・HD ※ 31,088億
「天下のセブンイレブン様」の定義確認
https://gyokai-search.com/4-konbini-uriage.htm

その中にかのビリヤニレストランの雄、「エリックサウス監修チキンビリヤニ国産米使用」があったのです。
流石に心躍りました。ついに全国区、売上No.1のコンビニチェーン商品棚にビリヤニが並ぶ日が来ようとは。

高鳴る鼓動そのままに購入し、早速実食。

実食!!

そして気づいたのです。

ビリヤニ、懐深すぎて草。

正直言えば、これは私が知っているビリヤニとは少し違いました。
工場調理後時間が経ったのでしょう、スパイスの香りは薄く、
チェーンの宿命、万人に愛される味付け方針により辛さは控えめ。

何よりグレービーを満遍なく国産米(粘りの強いジャポニカ米)に混ぜ込むことで、ビリヤニの要と思っていたバスマティライスの食感と香りを
乳離れしたばかりの赤子のように虚空に追い求めてしまう自分がいました。

そんな感想を心の中に認めつつ、私はこんな声を聞いたのです。

お前ごときがビリヤニの何を語る?

「ぐう」と呟きました。
そう、私は所詮この数年で、ビリヤニの面白さに引き寄せられただけのウォンナ。
何を持ってビリヤニか、ビリヤニではないか。ビリヤニとは何か、を語るには到底ビリヤニ偏差値が及ばないのです。

木を見て森を見ず、バスマティを見てビリヤニを見ず。私はビリヤニの真理の声を聞きました。
気づきを与えてくれて有難う、セブンイレブン。(呼び捨て)

短期研究テーマ(A)基本構成要素

ビリヤニ偏差値を上げるために、私はこれから研究に取り組みたいと思います。
それは要素分解と型化という、職業病のようなアプローチです。(MECEってやつだ)
私はビリヤニを、下記の掛け算で表せないかと仮説立てました。

(良い)ビリヤニエコシステム = 基本構成要素(A) x 相乗効果(B)
たかぎメシ調べ(何をやっているんだ)

(A)基本構成要素とは、ビリヤニと言えば誰しも思い浮かべるような、バスマティライス(炭水化物)、チキン(タンパク質)、ガラムマサラ(スパイス)…といった材料そのものです。

ただしセブンイレブンがバスマティではなく日本米を使ったように、必ずしも特定の材料にとらわれる必要はありません。
あくまで要素として、「何がないとビリヤニと呼べないか?」を研究するテーマです。引き算的アプローチですね。

初期仮説(何をやっているんだ 2.0)

短期研究テーマ(B)相乗効果

対して相乗効果(B)は、要素同士 +a の組み合わせで、より美味しいペアがないか?を探るものです。
例えば肉肉しい香りが特徴のマトンと、同じく香りの強いクローブは相性がいいですよね。
しかしシラスやサーモンなど香り控えめな食材とクローブを合わせると、魚の繊細な風味を感じることが難しくなります。

このように、Aの構成要素を揃えた上で、「どの組み合わせがよりお互いの良さを引き出すか?」の研究も必要と考えます。
こちらは掛け算的アプローチと呼ぶこともできるでしょう。
こちらは基本構成要素のほか、より良さを引き出すための補完アイテムも対象とします。(ドリンク、食器、ロケーション等)

ワインペアリングもちゃんとしてみたい

一緒に旅を楽しんでください

というわけで始まります、ビリヤニとは何かを追求する旅が。
誰のためでもない、お金をもらえるわけでもない、孤独な旅路です。

きっと飽き性な私はエントリ更新を怠ったりするのでしょう。
作ったは良いものの誰にも食べてもらえず、鍋いっぱいのビリヤニを前に途方に暮れるのでしょう。

それでもやるのです。楽しいのですから。
あわよくば、ビリヤニをきっかけに会話が生まれたり、場を作ったり、食べにきてくれたりしたらとても嬉しい。

すぐ心折れる性分なので、積極的にいいね等で鼓舞していただけると助かります。
楽しいと思う限り続けたいと思います。

かしこかしこ。

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