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ひとり広報の身の守り方

ベンチャー企業の多くが広報職を置いています。さらに、そのポジションはひとり、ということが多い。さらに、パブリックリレーションズの基礎教育を受けたことがない人が担わされている。

その人の1アクションが、会社の命運を左右しています。1つの発信でどのくらいの効率性、タイムリー性、話題性、持続性がもたらされるのか。効果を徹底的に考えて練られた文章なのか。それはステークスホルダー候補たちに着実に届くチョイスをしているのか。

また、PRプランナー試験のスタディグループに参加したとき、そういう広報の人たちのほとんどが、会社の支援なしで自費で受験していることを知りました。

どうして試験を受けるのか?と聞くと、「今の状況をなんとかしたい」「自分がどのくらいのレベルなのかを知りたい」。自分たちの力をなんとかいいものにしたいという発言。。。こう言わせてしまっているわれらはなんなのか、と。思いました。

そういう人たちが少しでも報われるというか、進歩するにはどうしたらいいのか。考えたほうがいいのではないか。基礎教育は、あとからでもいい。しかし、マインドセットややる気やメンタルは、一分一秒を争うはず。

もうひとつつぶやきをしてみました。

内に味方を作れない、頼れないなら、外に求めよう。同じ広報と横につながって悩みを打ち明けあうのもアリでしょう。PRFunhoなどで自分のスペースを作ってつぶやきのように発信してもいいかもしれません。

質問したいことがいっぱいあるのに、くれくれではだめだ、と、その手を止めてしまう人がいる。それはあとでいいと思う。聞けるだけ聞いてみて、誰かと実際に会ってみて、数人に聞けるようにすればいいんじゃない?って思います。

PRプランナー1次試験を受けてみることもオススメします。試験制度としてはまだまだですがそれでも大枠レベルで受ける価値は出てきました。試験に受かる、受からないのほかに、ひとり広報の人たちがこれを受ける価値とは、自分がいたらない分野が何かをはっきり知ることです。

本来、パブリックリレーションズプラクティショナーは、この試験が求めているすべてのメディアチャンネルを使いこなせてないといけません。PR学部卒の人は、試験勉強などしなくても鼻歌交じりでパスします。

自分ができないところは、その会社のメディア戦略の偏りも意味しています。今の戦略は、もとめるステークホルダーに確実に届いているのか?手法を知らないで使っていなかったチャネル。それを使わなくてよかったのか、と。だから試験勉強を通じて自分の課題を知り、所属する組織の課題を自動的に突き止める。パブリックリレーションズプラクティショナーがやる、1つのアクション複数の成果、そのものなのですよ。



*このnoteは本家pr401.comのためのブレストノートです。下書きです。ながーーーーーくて理論あふれるいい記事なんてないです。たまに加筆修正します。気が向いたら長文になっていることもあります。為念。

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実際に接している人たちは明るく笑顔で元気な人たちばかりです。ネガティブ目に書いていますが、立場的には苦しい、という表現です。この人たちが笑顔のままいれることが一番です。今できることをまわりがやる。とくに社長、あなたが。

ひとりを放置していた企業は、必ず報いを受けますよ。「広報職がやめました」というニュースは、世の中では軽いニュースではなく、「社長が倒れた」くらいのバリューです。その広報が出ていかざるを得ない疎外感を作った人すべて。参加しなかった人もアンガジェマン思想的に因果は巡ってきます。

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