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#1562 歴史は創られる

(話題の『コロンブス』MVとタイミング丸かぶりしてしまった。)

前職のボスが言った「歴史は創るもんだ」という言葉を思い出す。

社史を編纂している時、どうしても史料が見当たらないような時、口頭伝承でしか現存しない時、現代の自分たちに都合の良いように(よいストーリーになるように)書き換えるとのこと。

勝者の歴史観にも通じるものがある。

何故ヨーロッパが覇権を握ったのか?征服された側の史料は残っていない場合も多々あるだろう。そのような場合、書き換えられている可能性も。

先日、読み終えた本『ローズヴェルト、スターリン、チャーチルを暗殺せよ: 知られざるナチスの陰謀。』

たぶん、映画化したらめちゃ面白いだろうし、ヒットするだろう。

ただ「連合国 VS(悪の)枢軸国」という二項対立な書き方が気になった。もちろん枢軸国側が起こした悲惨・凄惨な歴史を肯定するわけではない。けれど、どうも勝者の歴史観が強いような、、、そして敗者の史料はほぼ無い。まあ、都合よく書き換えられている可能性も。

似たような感覚、最近観た映画『テトリス』にも感じる。

内容は普通に面白いし、スリリングではある。

でも単純な善悪の二項対立で描かれすぎやしないか?「資本主義 VS 共産主義」「アメリカ VS ソ連」。もちろん前者が善。

まあ、自分たち中心の見方がそうさせるんだろう。映画や書物で扱われる過去のストーリーならまだしも、現在進行系でやっちゃうとまずいかもね。


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