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終わりの見えない戦いとの付き合い方

 あーもうウンザリだ。この先の見えない戦いに。ニュースを見ても同じ内容ばかり。あえて不安を煽ってるんじゃないかって勘繰ってしまうほどだ。現在の状況は欧州や米国で感染爆発が起こっていた3月末から更にフェーズが変わっている。欧米に比べて日本人の死亡率が低い事もわかってきた。よって、個人的には今の日本の対策は大袈裟すぎるんじゃないかと思うようになってきた。地域ごとに細かく別々の対策の方がアリなんじゃないかって思っている。欧米は経済再開へ踏み出そうとしているが、日本はゴールデンウィーク明けの判断だから少なくとも後2週間は続く。今のうちに再開への準備が肝心かもしれない。

 昨日、国立感染症研究所が濃厚接触者の定義を変更していた。キーワードは「発症2日前」「1メートル内」「15分以上」である。

 これを読むと、今時マスクしてない人と接触する事の方が難しいし、15分以上1メートル以内にいることも無い。この定義でいくとほとんど9割9分9厘くらいの人は非濃厚接触者なんじゃないかなと感じる。なので定義通りにフィジカルディスタンスを保って1日でも早い経済活動再開を願っている。補償を求める声も大事だが、そろそろ政府にも再会を働きかける動きがあっても良いのではないか?このブログにもあるように。

 もう一つ、この混乱で感染者やその家族に対する差別や最前線で戦っている医療従事者や生活必需品を提供するスーパーなどに対する差別があると言う。非常に残念だ。私自身、感染者がとあるスーパーを利用したという噂だけで(実際は利用していなかったのだが)「あのスーパー気持ち悪い」と言う人を実際に見た。もちろんその場で窘めたのだが、不確定な情報だけでそれを拡散させ、さらに不安を増幅させるのは混乱に加担しているに過ぎない。
日本はパンデミックにはなっていなくて感情パンデミックに罹っていると考える。

 100年前にスペイン風邪が大流行した時は収束まで3年かかったというし、第2波、3波が来るから、まだまだ戦いは序盤だ。だが、安宅和人さんがおっしゃっている様にアフターコロナではなくウィズコロナ、戦いではなく共存と思えば良いのではないか?そう考えると先が見えそうである。


 こんな所で叫んでも何も変わらないと思われるかもしれないが、とある先生の言葉をお借りして「手の届く範囲だけでもなんとかしたい」という思いで書いた次第である。

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