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旅冥利、人生冥利、そして出会いについて

どこにいたの? 生きてきたの?
遠い空の下 二つの物語

男女の出会いの奇跡を表現した有名な歌。
中島みゆきさんの『糸』の一節ですね。

出会いは不思議なものです。

あの学校に進学しなければ、
この会社に就職しなければ、
あの飲み会に参加しなければ、
あのバスに乗らなかったら、
あの曲がり角をまがらなかったら。

あらゆる選択を繰り返し、少しでも掛け違いがあれば出会わなかった人たち。

好きな曲が一緒じゃなかったら、
同じスポーツ経験者じゃなかったら、
共通の友人がいなかったら、
過去のトラウマを話せてなかったら。

あの瞬間勇気を出して話しかけられなければ、数ある出会いの一つに過ぎない出会い。
出会っただけでも奇跡なのに、心通わせることができたのであれば、それはもう…


それは異性に限った話しではありません。
一期一会は、たった一期の一つの出会いで、等しく尊い。

僕がアメリカを旅している時、出会った人たちを思い浮かべ、こんなことを書いていました。

それぞれが選択をし、それぞれが捨て、それぞれが拾いに行く。
その先で出会う同じく迷い人。

あなたのストーリーをお聞かせください。
あなたが此処に居る答えを、あなた自身が持っていなくても。
決意、高揚、焦燥、逃避、挫折、あなたのそのストーリーを全てお聞かせください。

合わさることのない人と、人として交わることの嬉しさよ。

日常の連鎖の途上では決して出会えない人と、あの時「旅に出る」という決断をすることができたから出会えたことが、どんなに尊いと感じたことか。

仏教には「対面同席五百生」という言葉があるそうです。
こうして対面して同席することは、五百回輪廻を転生しなければ実現しない確率なのだそうです。


あぁまた旅にでよう。
まだ見ぬあなたと語り合いたい。
人一人の人生は、それだけで物語。
酒を酌み交わして語り合いたい。

旅冥利は人生冥利。


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