地元の人と仲良くなるはBarに繰り出すがよろし

グルメや観光スポット巡り、レジャー、旅行の目的は多々あります。
そんな中、バックパッカーなど一人旅好きの多くは「地元の人との触れ合い」を求めていたりします。
かくいう僕もそうです。

僕が旅という選択をしなかったら出会わなかった人と語らえる不思議さが、旅の醍醐味なんだと思います。

それぞれが選択をし、それぞれが捨て、それぞれが拾いに行く。
その先で出会う同じく迷い人。

あなたのストーリーをお聞かせください。
あなたが此処に居る答えを、あなた自身が持っていなくても。
決意、高揚、焦燥、逃避、挫折、あなたのそのストーリーを全てお聞かせください。

合わさることのない人と、人として交わることの嬉しさよ。

To Be Original~アメリカ横断記~「旅の出会い」より


僕は地元の人と仲良くなるために、旅先ではカウンターのあるBarによく行きます。
そして僕が得意とするターゲットは(やな言い方ですね笑)、おじさん達です。
そこがカラオケが置いてあるBarならしめたものです。

そう、僕はおじ様たちの思い出の曲を歌うのが得意なのです。
ふきのとうやフォーククルセダーズなどのフォークミュージックや、ブルーコメッツやタイガースなどグループサウンズ、もう少し新しくなると中島みゆきや長渕剛・さだまさし、モンキーズやトーケンズなどの洋楽オールディーズ、などなど。

この前カウンターで隣になったのは70代の方は加山雄三が大好きでした。
一緒に「蒼い星くず」を歌いました。
どうぞ泣かないで、と。

でもそうですよね。
僕も今の10代の子がミスチルやゆずなんかを歌ったら、おいらテンション上がっちゃいますもん。
おじ様たちからしたら、「この曲の良さを分かってくれる若者がいたのか?!」という驚きです。
この時は「あんたを育てたお父さんに会いたい」とまで言われました。
歌にはそんな力があります。

そうやって心を開いてくれたら、いろんな話をしてくれます。
僕が生まれていない時代。
当時の若者は何を思っていたのか、何を大切にしてきたのか。
昔の苦労話も、古き良き時代の話しも、「今の若い人は…」という愚痴ですら、価値ある話しに思います。

「あの時出会った名も知らないおじ様、お元気ですか?
叶うなら安心して外に繰り出せるときがきたら、もう一度乾杯してください。」


ちなみに僕がBarで人と仲良くなるための方法は他にもあります。
「最初の一手の最高のタイミング」であったり、「ひきのあるプロフィールを持つこと」であったり、「プロの素人であること」であったり。
もし需要があれば、まとめて書いてみたいと思います。


今まだこうしてBarに繰り出すことが難しい日々が続いています。
なかなか旅に行く、人と出会うことが難しい日々が続いています。
いつでも出来たのにしてこなかったことが、出来なくなった途端に恋しくなります。

ラオスのBarでも、出会った60代半ばくらいのおじ様2人。
本当は3人で来るはずだったこの先輩たち。
なぜ2人で来ることになったのか、その理由を聞いた時は胸の詰まる思いでした。
けれど僕はなんだか人っていいな、旅っていいな、そんなことも感じたのです。
良ければそのおじ様達との出会いも読んでみてくれたら嬉しいです。


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