2020年のベストの記事

お疲れ様です。たかだたたみっす。

毎年、ツイッターに挙げてるベストの記事、ツイッターだけでは食い足りない(書き足りない)ので、こちらにももっとしつこくネチっこく挙げておきます。

ルール:2020年に味わったカルチャーの中でベストテン+選び切れなかった次点を挙げます。よくある奴です。ネットに無数に落ちてる奴です。
私が今年中に味わったカルチャーなので、去年のとか、なんならもっと前のもふんだんに混じっておりますが、気にしないで下さい。
一応、ベストテンで番号も振ってますが、特に順列は関係なく、順不同です。
目的としては完全に私的な備忘録ですが、暇で暇で仕方ない人は
( ´_ゝ`) ふーん、
みたいな感じで私が挙げたベストを見つめると良いでのはないでしょーか。
評価基準はテキトーで、後から見返すとベストテン変わってる可能性もありますが、とにかく気にしないで下さい。軽い気持ちで流し見してくれれば幸い。

映画

1.『ブルータル・ジャスティス』 S・クレイグ・ザラー
2.『TENET』 クリストファー・ノーラン
3.『すずしい木陰』 守屋文雄
4.『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ
5.『1917 最後の伝令』 サム・メンデス 
6.『愛がなんだ』 今泉力哉
7.『THE ROOM』 トミー・ウィゾー
8.『人数の町』 荒木伸二
9.『ラストレター』 岩井俊二
10.『音楽』 岩井澤健治

次点
『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
『ランボー ラスト・ブラッド』『はちどり』
『フォード VS  フェラーリ』『佐々木、イン、マイマイン』
『おらおらでひとりでいぐも』『ミッドサマー』『下女』
『ジャン=ポール・ベルモンドの恐怖に襲われた街』

総評
今年も面白い映画いっぱい見た〜。(毎年言ってる気がするな)
今年の前半はコロナ禍であんまり映画見れないかなーと思ってたら、
なんのその。結構見れた。そして、嬉しい事にアタリの作品が多かった。
なんと言っても、『ブルータル・ジャスティス』の新しさ!!『ガンマンVSトマホーク』の時から大好きなS・グレイグ・ザラーだけど、現代劇だとまた違った冷たくソリッドな暴力と悪を描けるのか!と感心したし、その合間に極限までオフビートに煮詰めたギャグが同居しててタマンなかった。お笑いで言うとスリムクラブの登場を目撃した時と似た感じ!同じバイオレンスでも『ランボー ラスト・ブラッド』『フリッツ・ホンカ』はまた違ったバイオレンスだけど、バイオレンスの域値がある程度を超えると奇矯で笑えてしまう、というバランスも似通っている感じがした。
今回は特に賛否両論の激しかった『TENET』は、単純に私は好き。それとは別の意味にはなるが、岩井俊二『ラストレター』も誰がなんと言おうと大大大大大傑作だし、『THE ROOM』も同じ様に多幸感に溢れた一本だった。作家には、その作家にしか出せない必殺技を持ってるべきだし、それが炸裂しまくってる作品が、私は大好きなのだ!!
一方で、みんな大好きな『ミッドサマー』や『パラサイト』、私も好きでした。あまり話題になってないけど『フォードVSフェラーリ』も普遍的な面白い作品だと思うのだけどなあ〜。『T-34』もいいけど、『フォードVSフェラーリ』もね!
『すずしい木陰』は、後世まで劇場で目撃出来たのを誇っていきたい(誰に誇るのか分からないが)。『人数の町』は日本映画からディストピアものの傑作が生まれてきたのが嬉しすぎてベストに入れました。野暮ったい要素が全然なくてクールに突き放した感性が素晴らしかった!!
『音楽』『佐々木、イン、マイマイン』は心の中にそっといつまでもしまっていたい、オールタイムベストな輝きに満ちた青春ものだった。


マンガ

1.『チェンソーマン』 藤本タツキ
2.『ベルリンうわの空』 香山哲
3.『水は海に向かって流れる』 田島列島
4.『君たちが子供であるのと同じく』 室木おすし
5.『金剛寺さんは面倒臭い』 とよ田みのる
6.『女の園の星』 和山やま
7.『北極百貨店のコンシェルジュさん』 西村ツチカ
8.『チ。−地球の運動について−』 魚豊
9.『僕の心のヤバイやつ』 桜井のりお
10.『メタモルフォーゼの縁側』 鶴谷香央理

次点
『契れないひと』『マロニエ王国の七人の騎士』『鬼滅の刃』
『薔薇はシュラバで生まれる』『左様なら今晩は』『ぽんこつポン子』
『船場センタービルの漫画』『姫様”拷問”の時間です』

総評
あれ?こんなに挙げれるもの少なかったっけ?まあ、数は少なくとも充実していたから、ヨシ。
今年は1も2もなく、『鬼滅の刃』の年?いやいや!『チェンソーマン』だろがよ!!!!!!疾走し、駆け抜けていくドライブ感がホント、タマンなかったぜ!!!!近年のジャンプは、ワンピースから始まるクソ長ったるい長編路線を見直し(とゆうか、少年マンガ全体でそうかも知れない)、短くソリッドで駆け抜ける様に終わるマンガが増えてきてて、全体のクオリティがもう一段上がっている印象。『チェンソーマン』こそは、俺の読みたかったドロヘドロだ!!
久々の少女マンガ発のコメディマンガでめちゃくちゃ笑ったのが和山やまセンセ!オフビートなんだけど、所々発想の跳躍があって、それが大小様々な所に散りばめられているから、何回も再読してクスリと笑わせてもらっています。発想の跳躍で言うと、『金剛寺さん〜』『チ。』の2作はタイプは違えど、最終的にそこに着地するのか!!!!という新鮮な驚きが面白かった。
あと、少女マンガと言うよりは少年〜青年マンガだけど『水は海に向かって流れる』も大変素晴らしかった。作品モチーフには不倫や一家離散などが扱われてるのにも関わらず、雰囲気は全く重苦しくなくてむしろ軽やかなコメディセンスが作品内に横溢していて、そのバランス感覚がすごい!
オモコロで一番好きな連載、室木おすし先生のノスタルジー漫画、単行本になって嬉しい限り。ここで描かれているのは作者の極私的な体験なんだけど、それでいて誰もが自分の子供時代を思い出し、ついでに涙腺まで刺激してしまうのが凄い。正真正銘の傑作だと思います。
『メタモルフォーゼ〜』『北極百貨店〜』は終わって悲しかったナァ〜。『ベルリン うわの空』は、もうずっと続いて行って欲しい〜!

音楽

1.Forever Young/スチャダラパーからのライムスター
2.Dos City/Dos Monos
3.Mellow Madness/O'CHAWANZ
4.マドロム/無果汁団
5.マインド魂/どんぐりず
6.ALIEN GALAXY MAIL/さよひめぼう
7.17/広瀬愛菜
8.Escape the Night/Jun Kamoda
9.Dragged Across Concrete OST(ブルータル・ジャスティス サントラ)
10.It Is What It Is/Thundercat

次点
アナザー・ストーリー/スカート  Frontiers/DEZOLVE
(not)just for show/Hi Cheers!  WATER/ユカリサ
Group2 Ⅱ/Group2  Town/The Fur.     maze/chelmico  BEYOND THE OLD SCIENCE/MOUSOU PAGER  
夢の骨が襲いかかる!/長谷川白紙  EYES/WONK
豚愛特攻隊/海豚刑警  20200101/香取慎吾 

総評
コロナ禍とサブスクの導入により、音楽も結構聞いてましたね〜。
スチャとライムスターのコラボ、すんげ〜良かった。スチャって、もうずっと誰かとコラボしてて欲しいわ〜。何て言うか、どのメンツとやっても全然すんなり溶け込んじゃうし。
通年聞いてるシティーポップに加えて、今年はフュージョンにも注目しています。まだあまり掘れてはいないのだけど。。。誰か良いのあったら教えて!!後、台湾のインディーバンドも!もっと知りたい掘りたい!!!
大好きだったバンド、blue marbleの後継バンド、無果汁団!待ってました!!って感じ。アルバム全曲がキラーチューンなのが、blue marble時代から変わらぬ凄味ッ!!
ニューカマーだと、さよひめぼうと広瀬愛菜にハマっておりました。どっちも音楽の最新形態というよりかは、ちょっと少し古い感じ、昔にプレイバックした感がグッと来ましたね。逆に最近知ったどんぐりずは、最新の音楽!!
元イルリメのJun Kamoda、今年出したシングルがあまりに良すぎてビックリ!!アルバムも出して欲しいなあ〜。
あまり海外勢を聞かなくなって久しいけど、ブルータルジャスティスのサントラには映画鑑賞中にぶっ飛ばされて、必死にサブスクから探し当てました!!本当に近年作られた音なの???ってくらいに激シブなクラッシック感溢れるソウルでサイッコーでした。
音楽に関しては、イイ!とかヤバイ!とか、動物的な感想しか言えませんが、今後もいっぱいイイ!ヤバイ!音楽を聞いて、イイ!ヤバイ!を色んな人に伝えていきたいです。

ゲーム

1.slay the spire/ローグライク戦略カードゲーム
2.cuphead/レトロアクション
3.龍が如く7 光と闇の行方/RPG
4.DEATH STRANDING/オープンワールド
5.The Last of Us PartⅡ/サバイバルホラー
6.ABZÛ /海洋散策
7.prey/SFサイバルホラー
8.moon/アドベンチャー
9.Marvel's Spider-man:Miles Morales/オープンワールド
10.NO THING/思想

総評
今年はコロナ禍で仕事に行く時間が大幅に減って、端的にいうと、サイコーでした。その時間の大部分をゲームに充ててしまいましたが、、、笑
それでもこんなにゲームに夢中で取り組む時間も滅多にないので、たくさんやらせて頂きました〜。という訳で、今年はゲームのベストテンを組みました。
ゲームに関してはミーちゃんハーちゃんな趣味ですので、『ラスアス2』が一番心に残ったなあ〜。ゲームやってて、ストーリーであれだけ嫌な気持ちになったのは初めてだよ!!
他にはデスストと龍が如く7がストーリーものとしては印象深い。まさか、龍が如くシリーズにこれだけハマるとは思わなかったぜ!!
インディーズゲームも結構やってたけど、slay the spyreやり過ぎなくらいにやった記憶しかない笑。サクッとやれるしやめれるから良いんだよね。
今はサイバーパンクやっててメチャハマってますが、まだ未クリアなんでここには入れませんでした!

その他

富野由悠季の世界/展覧会
ピーター・ドイグ展/展覧会
黙示録 奥山和由の天国と地獄/ノンフィクション
ポスト・サブカル焼け跡派/評論
閏日神舞/3776 ライブ
映像研には手を出すな!/アニメ
コブラ会/洋ドラ

総評
トミノ展、噂に違わぬ圧倒的な物量で攻めて来てて、本当に本当に幸せな気持ちで満たされた。。。も、死んでもいい様なシヤヤセオーラでございやしたです。。。
コロナ禍でイベントだけは行かなくなったけど、その直前の2月末に3776の合同ライブ、閏日神舞行って来た。衝撃的だったな〜。アイドルって、ここまでやれるんや!エンゲキは一体何をしているんだ!?色々と考えるもの多い「舞台」だった。
マンガを除いた本も結構読んでたけど、私はとんでもない遅読なので、読了しているものとなると、上に挙げた2本くらいなのであります、、、
もっとちゃんと本読みたいんすけどねー。誰か!速読を教えてください!!!
アニメは、なんと言っても『映像研〜』ですよね〜。毎年、なんとなーくこの年を代表するアニメは1シリーズくらい見て満足するタイプなんですが、今年は早々に『映像研』が出て来たのでもう今年はアニメいいや〜ってな感じになりました。


今年はコロナ禍で社会も周りも色んな変化があり、大変な1年だったと思います。ただ、僕に関しては、ヘラヘラと楽しい1年。ボーナスステージみたいな1年だったな〜と思います。そして来年も自分は出来うる限り、カルチャ〜を吸ってヘラヘラと生きる指針は変わらないです。あとは何か、ちゃんと創作的な事が出来たらいいな〜。
まだ何も考えてないけど。では、みなさま、良いお年を〜。

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