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天界について(天国・霊国)

・ 天界(神界)は最も尊く、品格があり厳格の世界で、正神が集まり活動され
 る世界であります。

・ 天界(神界)には各階級の御神霊がおられ、現界の人の本霊である(本守護
     神・直霊)の繋がる世界であり、現界の人を導き御守り頂いています。

・天界には愛善、真信の度合いにより御魂相応の天界に所属する事になりま
 す。

・天界には自分の思想に近いもので大小の無数の団体が作られ生活していま
 す。

・天国では厳の御霊の大神が太陽として現れ、霊国では瑞の御霊の大神が月 
 と現れます。

・主神が各団体に姿を現わされる場合は、天人の姿として現れになられま
 す。その際は他の天人とは品格が全く異なります。 

・天界にも現世と同じように、住所や家屋、樹木や山林田畑、川、山、道、
 水など、現界の市街などと同じように全ての物があり、現界の人間の生活  
 と同じような生活をしています。 

・天界においても、各霊人はそれぞれの仕事があります。  

・天国天人は、愛の善に満ちた人が多く、主神を愛し、また同僚を愛し、主
 神を祀る祭祀や祭典を主に行う事が重要な務めであり、それを歓喜として
 います。

・霊国は真の信仰に満ちた者が多く霊国の天人は、天使として霊界の様々な
 団体の所に行き、団体相互の連絡を図ったり、天人たちに主神の教えを説
 いたり、指導霊として救霊のために各力相応の幽界(地獄)にまで行き指
 導します。また、霊国の天使は祭司となることを許されていません。
 
・天国の天人の団体は、山岳の頂上の高い所に木造で作られた住居に居住し
 ており、霊国の天使はの団体は、それより少し低い丘陵のような所に石で
 作られた住居に居住しています。
 
・天国は想念の世界でありますので、内分が崇高なれば高い場所に相応しま
 すので、天国の愛善の優れるは高い場所(高山)に相当します。
 また、やや低い場所(低山)は霊国の愛善を現し、石造りは信真を現して
 います。
 ※低い所とはいえ、現世の山々とは比較にならない高山であります。 

・霊国が天国の団体より低い場所に居住しているのは、霊国の天使は信の徳
 を主として智慧と証覚に優れていますので、宇宙の真理を悟り、神の愛を
 理解し、霊界(天界の最高天国、中間天国、最下天国、幽界、現界)の各
 天人の団体の所に行き神様の徳を天人に説法(伝える)して、精霊界の霊
 人、現界の人にも使わされ人を指導(教育)する事が使命であります。
 また、霊界の諸団体は、他の団体との交流が出来ない為に、天使が各団体
 相互の連絡をしたり「媒介人」の役割も致します。
 その働きの事を、媒介天人、あるいは「宣伝使」と言います。

・媒介天人(宣伝使)は出雲の神様のように、霊魂の縁のある人に対し縁結
 びも行います。  

・天国天人は、階層の異なる世界に行く事も他団体に交流したりもできませ 
 ん。  

 これは、天使(宣伝使)は天国に籍を持ち、かつ霊国にも籍をもつ霊人で
 ありますので、天界、精霊界、幽界、現界の全ての世界に行き来できるの
 です。
 ※但し最高霊国(第一霊国)の天使は、「一番最低の第三幽界(地獄)」 
  から「一番浅い第一幽界(地獄)」まで全て行けますが、
  
  中間霊国(第二霊国)の天使は、「一番浅い第一幽界(地獄)」と「中
  間の第二幽界(地獄)」までしか行けません。
  
  下層霊国(第三霊国)の天使は、「一番浅い第一幽界(地獄)」までし
  か行けません。 
  
  これは、仮に中間霊国の天使が、「一番最低の第三地獄」に行った場合
  は、智慧証覚が少なく、そして智慧証覚が下がりますので、幽界(地 
  獄)の思想に影響を受けて、穢れ犯されてしまい帰って来れなくなって
  しまう為であります。

このように自由に全ての世界を行き来するので、最高でも最低でもない中 
間に場所を占め居住しているのです。
霊国が天国より格下ではなく、反対に天界(神界)の主権は霊国にありま
す。それは神々様が居られるのは霊国であり、また天使とは、現世でいう
処の「神様(御眷属)」であります。
 
この霊国の天使は神様のご意志によって任ぜられます。
また、現世において神様を深く信仰(思い)し、自らが経験して学んだ理や真理、神様の徳や霊界の存在を縁ある方々にお伝え実践する事こそが天使の使命であります。
また現世で生きていながらにして、これらを実践して自身の霊魂を磨き「天国と霊国」の両方に籍が所属する事で天使となります。
天使は、非情に尊い聖職であり、自らが実践し行動しなければ天使になる事は絶対にありません。 

霊界(天界、精霊界、幽界)が実際にどのようになっているのか詳しくは、スウェーデンボルグの・「天界と地獄」・「霊界日記」・「霊界からの手記 上中下巻」、または、出口王仁三郎氏の「霊界物語」(四十七巻・四十八巻)などをご覧ください。


厳瑞


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