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公的年金の付加方式と運用方式の違い:将来の年金受給額に影響を与える重要なポイントを学んでおこう!

こんにちは個人投資家のTAKA Chanです。
今回のテーマは株ではありません。
皆様も興味があると思います、年金についてです。

将来の生活設計を考える上で、欠かせないのが公的年金です。しかし、その仕組みは複雑で、付加方式運用方式があることをご存知ですか?
なんとなくお金を出していませんか?

本稿は日本人向けに、公的年金の付加方式と運用方式の違いについて解説します。
将来の年金受給額に影響を与える重要なポイントなので、ぜひ理解を深めてください。今回は簡単にポイントだけ絞っております。
なんとなくでも知っておくだけで年金の仕組みの8割はわかると思います。


公的年金の付加方式とは?

公的年金の付加方式とは、年金保険料の使い道のことです。現在、日本の公的年金制度は、以下の2つの付加方式を組み合わせて運用されています。

1.1賦課方式

賦課方式とは、現役世代が支払う保険料で、現在の高齢世代の年金を支える仕組みです。いわば、「世代間扶養」の考え方です。

メリット

  • 経済状況に左右されにくい

  • 世代間の公平性が保たれやすい

デメリット

  • 少子高齢化の影響を受けやすい

  • 将来の保険料負担が重くなる可能性がある

1.2 積立方式

積立方式とは、現役時代に支払った保険料を積み立て、老後にそのお金を受け取る仕組みです。

メリット

  • 将来の年金受給額が予測しやすい

  • 運用益によって年金受給額が増える可能性がある

デメリット

  • 運用状況によって年金受給額が変動する

  • 将来の世代の負担が軽くなる

公的年金の運用方式

公的年金の運用方式とは、年金積立金をどのように運用するかという方法です。現在、日本の公的年金制度は、積立方式の一部を賦課方式で運用する混合方式を採用しています。

2.1 積立方式の運用

年金積立金は、国内債券、外国債券、日本株式、外国株式などの資産に分散投資されています。

メリット

  • 長期的な視点で安定的な運用が可能

  • 運用益によって年金受給額が増える可能性がある

デメリット

  • 運用状況によっては、損失が発生する可能性がある

2.2 混合方式

賦課方式と積立方式のメリットを活かすために採用されています。

メリット

  • 賦課方式の安定性と、積立方式による運用益の期待を両立できる

デメリット

  • 運用益が期待通りに得られない可能性がある

3. 将来の年金受給額に影響を与えるポイント

将来の年金受給額は、以下の要素によって影響を受けます。

  • 人口動態: 少子高齢化の影響を受け、年金受給者数が増加し、現役世代の負担が重くなる可能性があります。

  • 経済状況: 経済成長率や物価上昇率などの影響を受け、年金受給額が変動する可能性があります。

  • 運用状況: 運用益によって年金受給額が増減する可能性があります。

日本の年金問題

年金問題で一番深刻なのは、少子高齢化による財政悪化です。

1. 受給者増加と保険料負担増

2023年現在、日本は世界トップレベルの高齢化社会です。今後さらに高齢者が増え、2050年には65歳以上の高齢者人口が3600万人を超えると予測されています。

一方、現役世代は減少傾向にあり、年金保険料を負担する人が減っています。このままでは、年金制度を維持するために、保険料を大幅に引き上げたり、給付額を減額したりする必要が出てきます。

2. 積立金の運用難

年金保険料は、現役世代から集めたお金を積み立てて、将来の高齢者に支払う仕組みです。しかし、近年は金利の低下により、積立金の運用益が減少しています。

このまま運用益が減少すれば、年金制度の財政悪化に拍車がかかります。

3. 世代間の不公平

現在の年金制度は、現役世代が支払う保険料で高齢者の年金を支える仕組みです。しかし、少子化の影響で、将来世代はより大きな負担を背負うことになります。

このように、日本の年金問題は複雑で、さまざまな課題が絡み合っています。

年金問題の解決策

年金問題を解決するためには、以下の対策が必要と考えられています。

  • 出生率の向上

  • 女性の社会進出

  • 高齢者の就労促進

  • 年金制度改革

  • iDeCoを使う

まとめ


これらの対策は、どれもiDeCo以外は簡単ではありません。
しかし、年金制度を維持するためには、政府、国民、企業が一体となって取り組む必要がありそうですね。

公的年金の付加方式と運用方式は、将来の年金受給額に大きく影響を与えます。これらの仕組みを理解し、将来の年金生活に備えることは大切なことです。 少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。


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