独り身、夫婦、シングルマザー、ファザー、子沢山、これらで投資行動はどうなるか?
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
人生は様々なライフステージがあり、それぞれのステージで経済状況や財政プランは大きく変化します。投資においても、独身、夫婦、シングルマザー、ファザー、子沢山と、それぞれの状況によって最適な投資方法は異なります。
このブログでは、各ライフステージにおける投資行動と、おすすめの投資方法について解説します。
残念ながら世の中の全てのケースを網羅することは不可能です。
予めご了承ください。
では始めましょう。
それぞれの傾向を確認してみる(※全ての方に当てはまりません)
独身
投資可能金額:比較的多い
リスク許容度:比較的高い
投資目的:老後資金、資産形成、自己啓発
投資期間:長期
投資対象:個別株、投資信託、不動産など
独身者は、収入の大半を自由に使えるため、投資可能金額が比較的多いです。また、結婚や子育てなどのライフイベントの影響を受けにくいため、リスク許容度も比較的高いと言えます。投資目的は、老後資金や資産形成、自己啓発など、人によって様々です。投資期間は長期で、個別株、投資信託、不動産など、幅広い投資対象を選択できます。
夫婦
投資可能金額:収入によって異なる
リスク許容度:夫婦間で異なる
投資目的:老後資金、子供の教育資金、住宅購入資金など
投資期間:長期
投資対象:投資信託、債券、不動産など
夫婦の場合は、収入や支出、ライフプランによって投資可能金額は異なります。また、夫婦間でリスク許容度が異なる場合もあるので、投資方針をしっかり話し合うことが重要です。お金の事は数字の問題のため、お金の事で以心伝心は個人的には通用しないかなと思います。
老後の資金、子供の教育資金、住居購入資金など、夫婦共通の目標を設定することが多いです。投資期間は長期がおすすめで、投資信託、債券、不動産など、比較的安定性の高い投資対象を選択する傾向があります。
シングルマザー・ファザー
投資可能金額:収入が限られる
リスク許容度:比較的低い
投資目的:子供の教育資金、老後資金
投資期間:中長期
投資対象:投資信託、債券、ソーシャルレンディングなど
シングルは、収入が限られるため、投資可能金額は少なくなります。また、子供の養育費などの支出があるため、リスク許容度も比較的低くなります。投資目的は、子供の教育資金や老後資金など、子供の将来のために貯蓄することが重要です。投資期間は中長期で、投資信託、債券、ソーシャルレンディングなど、比較的リスクを抑えた投資対象を選択する傾向があります。
また、養育費などの支出があるため、リスク許容度は比較的低くするのが良いでしょう。
しかし、子供の将来のために積極的に資産形成したいという意欲が高い傾向もあります。投資目的は、子供の教育資金や老後資金など、子供の将来のために貯蓄することが重要です。投資期間は中長期で、投資信託、債券、個別株など、幅広い投資対象を選択する傾向があります。
子沢山の場合
投資可能金額:収入が限られる
リスク許容度:比較的低い
投資目的:子供の教育資金、老後資金
投資期間:中長期
投資対象:投資信託、債券、ソーシャルレンディングなど
子沢山の場合は、子供の教育費などの支出が大きいため、投資可能金額は少なくなります。また、子供の将来のために安定した生活を送りたいという気持ちから、リスク許容度も比較的低くなります。投資目的は、子供の教育資金や老後資金など、子供の将来のために貯蓄することが重要です。投資期間は中長期で、投資信託、債券、ソーシャルレンディングなど、比較的リスクを抑えた投資対象を選択する傾向があります。
それぞれの積立額は?
それぞれの積立額は、個人の収入、支出、ライフプラン、リスク許容度などによって異なるため、一概には言えません。
一般的には以下の目安で積立額を設定すると良いと言われています。
参考までに。
独身: 月額1万円~3万円
夫婦: 月額2万円~5万円
シングルマザー: 月額5千円~1万円
シングルファザー: 月額1万円~3万円
子沢山: 月額5千円~1万円
これらの目安はあくまでも参考であり、実際に積立額を決める際には、以下の点を考慮する必要があります。
収入: 毎月の収入から、生活費や貯蓄などを差し引いた余剰資金がどのくらいあるか
支出: 家賃、食費、光熱費、通信費など、毎月の支出を把握してください
ライフプラン: 結婚、出産、マイホーム購入など、将来のライフプランを考える
リスク許容度: どのくらいのリスクなら許容できるか、夫婦では違いますので話す機会を設けてください。
上記のことを考慮した上で、無理なく続けられる積立額を設定することが重要です。
積立額を増やすためには?
家計簿をつけて支出を把握してください
節約できるところを見つけて、余剰資金を増やしてください
収入を増やすために、副業や転職を真剣に検討してください
投資信託の積立額を自動的に増額する設定を利用してください
ボーナスが出た時に、まとまった金額を積立てる癖をつけてください
積立は定期的に見直し、必要に応じて増額していくことが大切です。
手数料が安い順で投資対象
1. インデックスファンドを使う
インデックスファンドは、日経平均株価やTOPIX、などの指数に連動することを目指す投資信託です。アクティブファンドと比べて信託報酬が低く、分散も自動的にできる為リスクも少なめで、コストを抑えられます。
2. ETFへの投資
ETFは、上場投資信託とも呼ばれ、株式のように証券取引所に上場されている投資信託です。インデックスファンドと同様に信託報酬が低く、コストを抑えられます。
以下は投資家にお勧めの ETF の例です。
米国 ETF: これらの ETF は、米国株式市場を追跡します。人気のある国内株式 ETF には、SPDR® S&P 500® ETF Trust (SPY)、Vanguard Total Stock Market ETF (VTI)、iShares Core S&P 500 ETF (IVV) などがあります。
国際株式 ETF: これらの ETF は、米国以外の株式市場を追跡します。人気のある国際株式 ETF には、iShares MSCI EAFE ETF (EFA)、Vanguard FTSE Developed Markets ETF (VEA)、SPDR® MSCI ACWI ex-US ETF (ACWX) などがあります。
債券 ETF: これらの ETF は、債券市場を追跡します。人気のある債券 ETF には、iShares Barclays Aggregate Bond Fund (AGG)、Vanguard Total Bond Market ETF (BND)、SPDR® Bloomberg Barclays Aggregate Bond ETF (AGG) などがあります。
商品 ETF: これらの ETF は、商品市場を追跡します。人気のある商品 ETF には、SPDR® Gold Trust (GLD)、iShares Silver Trust (SLV)、Vanguard Energy ETF (VDE) などがあります。
3. ソーシャルレンディングを利用する
ソーシャルレンディングは、個人が企業や個人に直接お金を貸す投資方法です。銀行などの金融機関を介さないので、手数料が低く抑えられます。
初心者には少しハードルが高いでしょう。詳しくは割愛します。
4. 個別株を買う
個別株は、個別に企業の株式を購入する投資方法です。投資信託と比べて手数料は高くなりますが、自分で銘柄を選べるので、高いリターンを目指すことができます。
手数料以外にも考慮すべき点
手数料以外にも以下の点を考慮する必要があるでしょう。
リスク許容度: どのくらいのリスクを許容できるか
投資目的: 老後資金、資産形成、インカムゲインなど
投資期間: 短期、中期、長期
投資対象の知識: 投資対象に関する知識や経験
手数料は投資の重要な要素の一つですが、唯一の要素ではありません。上記のことを考慮した上で、自分に合った投資対象を選ぶことが重要です。
新NISAを使う
できれば新NISAは使うべきでしょう。個人的にもそう思います。
年間投資枠が大幅に増え、投資商品の非課税期間が無期限となるなど、従来のNISA制度よりも多くのメリットがあります。
新NISAは過去のブログで書いてますのでよければご覧ください。
日本人の平均年収から投資行動を推測する
2023年度の日本人の平均年収から推測される投資行動
総務省統計局「家計調査」によると、2023年の勤労者世帯の夫の平均年収は600万円だそうです。
国税庁「令和5年分 申告所得税標本調査」によると、給与所得者の年間所得の平均は438万円です。
平均年収から推測される投資行動はこんな感じ
投資可能金額
年収500万円以下: 月額1万円以下
年収500万円~1000万円: 月額1万円~3万円
年収1000万円以上: 月額3万円以上
リスク許容度
年収500万円以下: 比較的低い
年収500万円~1000万円: 中程度
年収1000万円以上: 比較的高い
投資目的
年収500万円以下: 老後資金、生活防衛
年収500万円~1000万円: 老後資金、資産形成
年収1000万円以上: 老後資金、資産形成、自己啓発
投資期間
年収500万円以下: 中期~長期
年収500万円~1000万円: 長期
年収1000万円以上: 長期
投資対象
年収500万円以下: 投資信託、債券
年収500万円~1000万円: 投資信託、債券、個別株
年収1000万円以上: 投資信託、債券、個別株、不動産
2023年度の特徴
2023年度は、世界的なインフレ、円安ドル高の影響により、輸入物価が上昇していた。
そのため、投資の目的として、生活防衛を重視する人が増えています。
また、投資信託や個別株などの投資商品への関心も日に日に高まっています。
証券会社やロボアドバイザーに頼るのも手
忙しくて株などとても見ていられない人向けです。
証券会社やロボアドバイザーは、個人の投資経験、投資目的、リスク許容度、投資対象、手数料など会社により異なります。
以下に、いくつかの例だけを紹介します。
◆投資経験が少ない初心者の方向け
証券会社
マネックス証券: 手数料が無料の投資信託が豊富
楽天証券: ポイント投資やソーシャルレンディングなど、投資の幅が広
SBI証券: 取扱商品数が多く、情報も充実
ロボアドバイザー
ウェルスナビ: 最低投資額が1万円からと始めやすい
theO: 投資目的に合わせて複数のポートフォリオを選択できる
楽ラップ: 楽天証券の顧客であれば、口座開設不要で利用できる
◆投資経験がある中級者向け
証券会社
松井証券: 信用取引や外国株取引など、アクティブな投資に向いている
GMOクリック証券: 手数料が安く、取引ツールも使いやすい
かぶドットコム証券: ネット証券最大級の取扱商品数
ロボアドバイザー
トウシル: 投資経験者向けに、より高度なポートフォリオを提供
FOLIO: 自分で個別株を選んで、ポートフォリオを作成できる
ソーシャルレンディング: 不動産投資や融資など、幅広い投資対象
まとめ
投資行動はライフスタイルと密接に関係する
ここまで、独身、夫婦、シングルマザー・ファザー、子沢山といったライフステージにおける投資行動の特徴と、おすすめの投資方法について書きました。でもここまで書いて申し訳ないのですが、本当に一般的なケースであり、ほとんどの人に当てはまらないかもしれません。
しかし投資行動は、将来の生活を豊かにするために有効な手段であることは疑いようがないでしょう。
先ずは自分の今いる人生の立ち位置、自分自身のライフスタイルの行動傾向、投資経験の有無、投資する目的、お金に対するリスク許容度、投資する期間、投資する対象などをよく検討し、自分に合った投資方法を選択することでしょう。
投資に関する情報収集も大切です。
金融庁や日本証券業協会などのウェブサイトには、投資に関する様々な情報が掲載されています。
投資は本来長期的な視点で取り組むことが大切です。
短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を目指しましょう。デイトレーダーでない限り長期を推奨します。
投資は人生を豊かにする可能性を秘めています。
慎重に検討し、自分に合った投資方法を見つけてください。
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