新型コロナ禍の思い出︰買い占め〜あれ一体何だったんだろう〜
コロナ禍が始まった頃、マスク不足の中布マスクで乗り切るなど工夫を重ねていたという話は、前に「どうして不織布マスクヲタクになったか」のnoteに書いた。
今回は2020年春頃に起きていた「買い占め」事情にフォーカスした話を書く。
初期の頃は不織布マスクの「買い占め」が話題になった。
ただでさえメーカーや問屋が高値で売りつけようとして、供給が絞られていた不織布マスク。当然、転売ヤーが狙って買い占める事態が起きた。
ヤフオクやメルカリが不織布マスクを販売不能にした(2024年現在は解除済み)のは良い判断だったと思う。
そんな転売目的の買い占めとは別に、高齢者による買い占めも起きていた。
マスクが足りなくなることを不安がって毎朝ドラッグストアに並ぶ高齢者達。
ついでに何故かトイレットペーパーも買い占めた。
これをやられて辛いのは、我々決まりきった時間に働くオフィスワーカーだ。
朝10時の開店直後に買われてしまうと昼休みにすら購入することができない。
販売する側も買い占め対策に相当苦労されていたようで、販売開始の時間を隠したり午後まで品出しをしないような努力もしていた。
マクスはともかく、トイレットペーパーは何をどうやったら買い占めとなるのか謎だった。
何だったんだ、あれ。
一応、想像はできる。
きっとテレビが煽ったうえ、「実際に店に行ったら無かった」という経験を積ませてしまったからだろう。
あと、不織布は文字通り「布」だが、紙と勘違いしている人も割といる。不織布マスクが品不足ならトイレットペーパーも、という勘違いの可能性もないとはいえない。
あとはオイルショックの記憶。後期高齢者なら更に、戦後10年ほど(地域差あり)の物資不足も記憶にあるかもしれない。
いくら没落し始めているとはいえそこまでの物不足にはならんぞ、今の日本。
ちなみに、トイレットペーパーの製造工場は全国各地にあるという。流通網が正常なら簡単に供給が途切れることはなかろう。
結局トイレットペーパー狂騒曲は1ヶ月と経たずに収束したんだけど、その直前にトイレットペーパーが切れかけてお高いコンビニのトイレットペーパー(これもラス1)を買う羽目になったので、わずかながら腹の立つ話ではあった。
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