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小学校の算数について

 掛け算の文章題の立式についての批判記事や意見を時々目にすることがある。『お皿が5枚あり、それぞれのお皿にリンゴが3つずつあります。リンゴは全部でいくつあるでしょう』のような問題である。『5×3』でも『3×5』でも同じ『15』という答えにたどり着くが、立式として正しいのは『3×5』であり、『5×3』ではない。掛け算は『かけられる数×かける数』で表すからである。  さて、最近姪(小2)の宿題を見ていたのだが、彼女は掛け算の文章題を解いていた。上にあげたような問題も正しい立式で

    • 『SOUL DYNAMITE』をただ褒める。

       四半世紀を超えるaccessのファンなので、「大ちゃん」「ヒロ」と呼んでもいい気はするが、やはりこのお二方は私にとって『神』的存在なので敬称をつけてお呼びいたします 0:00~:ファイナルファンタジー4の呪文『スロウ』が発動したときのよう なSEで曲がスタート。浅倉さんのこういったSEの使い方は好き。『AGAINST THE RULES』のイントロでも聞くことができる。 0:02~:貴水さんの声とともに、左右にパンが振られる、何かが着陸しそう なSE。これから何かが始まり

      • 『やがて海へと届く』を読んで

         自分にとって身近な存在の人間がある日いきなりこの世からいなくなったら……  『死ぬ』と『この世からいなくなる』の違いは、遺体が『ある』か『ない』かの違いになるんだろうか。  自然災害などで行方不明者が出たとき、「遺体でもいいから見つかってほしい」と残された家族が答える場面をよく目にする。遺体が見つかった瞬間、その人が死んだことを認識し、きっと自分の心の中での別離が完了するのだろう。  人間と動物を同じレベルにおいては顰蹙を買うかもしれないが、僕が中学生の時に飼っていた犬が

        • 『おじいちゃん、死んじゃったって。』を読んで。

          父方のおばあちゃんがなくなったのは、正月3が日が明けてすぐのことだった。おばあちゃんにとって僕は初孫であり他のどの孫よりもかわいがってくれた。両親の折り合いが悪くなり父よりも母を選んだ僕だったが、僕には優しく接してくれた。それでも、仕事をしていたこともあったが、やっぱり会うこともほとんどなくなっていいた。おばあちゃんと会った人たちから話を聞くと、時々僕の安否を訪ねていたそうだ。 折り合いが悪くなり何年も経ち、久しぶりに会ったのは病院でだった。おばちゃんが入院したという知らせを

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