毎日何かを続けることは、やろうと思っても案外難しい
4月26日(金)
前日の25日に書いている。我ながら偉い。
僕はおいハンサム‼️というドラマが好きで、そういうnoteを書いていきたいとこの前記した。
先週20日(土)に第3話が放送された。
おいハンサム‼️における重要な要素を挙げるとすると、「食」が最初に出てくる。
1でも2でも、食事シーンはかなり多い。これは原作でも同様なようで、食を通して何かしらのメッセージが我々に訴えられることが多い。今回の第3話では、まさにその真骨頂だったというわけだ。
食べているか、娘たちよ
第3話における重要なメッセージは、「腹が減っては戦はできぬ」である。
何事もまず腹ごしらえをしてから仕事にかかることが肝要である、という意味だ。緊急時において伊藤家の父・吉田鋼太郎が本部長という役職であるにも関わらず、呑気にうな重を平げたという、「うな重事件」を発端に、提携先の企業と一悶着あり、という話の流れだ。
この時、提携先の本部長が「伊藤さん(吉田鋼太郎)は緊急時にも関わらずうな重を食べた。平時でも緊急時でもやることを変えず、どっしりと構えて対応する。何事においてもまずは腹ごしらえが重要なんだ」と、伊藤の行動の真意を捉えた上でこう部下に諭した。
伊藤父は家に帰り、伊藤家リモート会議を緊急開催し、娘たちにこう聞いた。「食べているか、娘たちよ」と。
つまり、何かがあっても、何も起こらなくても、いつもと変わらないご飯を食べるのが重要ということだ。勝負飯やご褒美飯もいい。だが、いつもと変わらないご飯という存在が大事なんだ、という訳だ。
これを聞いた時、自分の祖父母を思い出した。
決まった朝食を毎日食べる祖父母
僕はおじいちゃん・おばあちゃん子である。
特に母方の祖父母は車で1時間近くの場所に住んでいるということもあって、月に2回は家に行っている。2人はなぜか気分や調子のアップダウンがほとんどない。いつも極めて落ち着いている。なぜなんだろうと毎回感じていた。
その1つの要因として、朝ごはんにあるのではないだろうか、と今回感じたのだ。
2人は毎朝、ほとんど決まった朝ごはんを食べる。
お茶碗1杯の白米、味噌汁、サラダ、漬物、これらはマストで、ここにお刺身がついたりする。旅館かビュッフェかと疑いたくなるくらいの量の朝ごはんを毎日食べている。朝ごはんは祖父が担当で、毎朝7時前には起きて味噌汁は出汁からとる。ちなみにタチの味噌汁が絶品だ。
これ、文字として表すと簡単な事のように思うが、いざやるとなるとものすごく大変だ。なんせこの朝ごはんを10年以上毎日続けているのだ。すごい、以外の言葉が見つからない。もちろん、もうリタイアしてるので時間がたっぷりあるからというのもあるが、毎日決まった時間に起きて料理して、決まった朝ごはんを食べるというのは案外難しい。なぜなら、人間は気分や調子のアップダウンが当然ながらあるはずで、作りたくないなという日もあるからだ。でも、そんな話を2人からはあまり聞いたことがない。
そのおかげか、2人とも80歳以上だがこれまで大きな病気にかかったことはない。特に祖父は毎週3日ほど、決まった曜日に卓球をするために体育館に通い、大会にも出場している。そして、70歳以上の部門で普通に優勝してくる。凄すぎる。
農水省によると、どうやら若者の3人に1人は朝ごはんを欠食しているようだ。特に働き盛りの20-40歳の男性に多いそうだ。
伊藤父にこれを見せたらな「食べているか、諸君よ」とか言ってきそうだ。
毎日何かを続ける、これは案外難しいことだ。
だが、生きる上で必要であり、より幸せな人生をおくるための要素として、食事は極めて大事だろう。
別に意識高いことを毎日続けよう、なんてことは最初から考えずに、「朝ごはんを毎日決まった時間に食べる」ということを続ける事のほうが、大事だったりするのではないだろうか。
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