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【フリーランスエンジニアが仕事もせずに巡礼してみた2023】§38 巡礼Extra5日目 西の果て②

§38-1 寝坊

もう少し早く起きて出発するつもりだったのに、起きたら7時。

今日は28kmぐらいあるからちょっと早めに出なくては、と思っていたのに。

急いで準備。

洗濯物が乾いてない。仕方ないのでビニール袋に詰める。

今日はスペイン巡礼、最後の地フィステーラへ。

海岸沿いを歩くので、また裸足になって海に入りたい。

寄り道したいのにゆっくり起きてしまったわけだ。
宿は予約済みだからいいんだけど。

§38-2 休憩

ちょうど半分ぐらい。

LiresCa Hotel & Restauranteというところ。
めちゃくちゃオレンジジュースが美味しい。

お店のおじさんは、

「神戸生まれの日本人が友達にいるんだよ」

とのこと。

時間とお金があればここに泊まりたい。

LiresCa Hotel & Restaurante

§38-3 海

2つ目の分岐で海岸沿いへ。

そしたらなんと綺麗な。

Praia do Rostro というところ。

ゴミもない、貝殻もない、海藻もない。
そしてなにより変な虫もいない。

こんなに綺麗なビーチがあっただろうか。

水も澄んでる。透明!

巡礼路を外れて、裸足になってビーチを歩き続けた。

ここはもう一度来たい。
本当にいい。

南に進むにつれて、貝殻とか鳥とか虫とかがちょっとずつ増えた。

北側がおすすめです。

巡礼路を逸れたことで、雑草だらけの丘を越えることになりました。

§38-4 名前と自己紹介

砂浜を歩いたせいでかなり疲れている。

それでもなんとかフィステーラについた。

チェックインする。

宿のおじさんは優しいけど、スペイン語しか話さない。
英語は全然ダメだという。
ちょっとだけ英語を頑張って話してくれるんだけど、すぐスペイン語に。

おしゃべり好きなのだろう。
たくさん話してくれる。
ほぼわからん。

なんとか知ってる単語に反応して会話。
ほぼ頷くだけだけど。

タカアキは言いづらいみたいで、「タキ!」って呼ばれる。

最初から、タカではなくタキにすればよかったかもしれない。

南野拓実もタキって呼ばれてるし。
タ、から始まったらみんなタキなのか?

省略したら、TAKってのはタキって読むのか。

あー、タキにすればよかったなぁ。
いいなー、タキ。

タカって言っても、カカ?カタ?とか聞き返されること多かったし。

去年から始めた巡礼の最後にして、タカと名乗らずタキにすればよかったと思った。

なんにせよ、

  • 短い名前であること

  • ちゃんと挨拶すること

  • 笑顔でいること

  • 楽しそうにしていること

これが話せなくても仲良くできるコツだと思う。
あとは、挨拶や名前を名乗るぐらいの言葉を覚えておけば。

僕は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、オランダ語で「こんにちは、私の名前はタカです。よろしく。」が言えます。
それしか言えませんが、それだけ言えると喜んでくれます。

イタリア語は、「これはあなたのもの」、「これは私のもの」あとは「ありがとう」だけ言えます。

ドイツ語はアヒルの歌が歌えます。

ほとんどが、歩いている時に出会った人たちに教えてもらいました。

あ、オランダ語は微妙かも。
今書いてて思い出せない。

「僕は悪いスライムじゃないよ」みたいなやつです。

悪いアジア人ではないことをアピールしないとね。

まぁでもこれは巡礼路だから出来たことかも。
英語もスペイン語も、どちらも母国語ではない人たちが集まって同じ目的で歩いてるからこそ。

ただの旅行とはやっぱりちょっと違うのかな。

§38-5 シーフード

チェックインして荷物を置いて、昼ご飯へ。

値段しかわからない立て看板を眺めながらお店を決める。
英語で書いてあったとしても、魚の英語名がわからない。

とにかく写真を撮って翻訳に入れる。

iPhoneの翻訳、Google翻訳よりも、やはりDeep Lが1番よい。

タラが食べたいので1番最初のお店に。
魚だけで18€は高いかもしれないけど、せっかく海沿いに来たんだから食べなきゃ!

ビールはタラが来る頃には飲み終わる。
ワインを頼んでタラを食べる。
少し塩気が強い。ニンニクとオリーブオイルの感じがとても良い。パンも必要だ。
付け合わせのジャガイモも美味しい。

あー、やっぱりいいな魚。
全部で25€。
1泊宿代より高い。

いや、宿が安いだけか。

§38-6 うろうろ

街をうろうろ。

そうだ、ここでも証明書貰えるんだった。

tourist officeはやってなかった。
土日はしょうがない。
そしてどこに行けばいいのか分からない。

捨て猫?

宿に戻って聞いてみる。
スペイン語だから分からなかった。

さっき見かけたバス停の隣のアルベルゲで聞いてみよう。
おばちゃんに証明書はどこでもらえるか聞いたら、なんとここでもらえるらしい。

また手書きだった。

ぼーっと歩いていると、いつの日か同じ宿に泊まったモニカと遭遇!

夕陽を見るのにビーチで会いましょう、と言ってその場は別れる。

§38-7 夕陽

20:30ごろ、ビーチに向かった。
モニカに連絡したけど返事がない。

とりあえず夕陽を眺める。

今日も最後は雲に隠れてしまった。

結局モニカにも会えなかった。

気を取り直して、夜ご飯。

ついにガリシア名物のタコを食べた。
白ワインと赤ワインどちらとも合わせて食べる。

やっぱりいいな、魚介類は。

生ハム美味しい、魚介類も美味しい。
スペインは最高だ。

明日で本当に最後。
世界の果てだと思われていたところへ。

世界はアトラスという巨人が支えていて、端っこには怪物が口を開けて待っている。

そんな感じじゃなかったっけ?
違ったかも。

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