【フリーランスエンジニアが仕事もせずに巡礼してみた2023】§13 巡礼13日目 休憩
§13-1 見送り
朝、いつも通り6時に起きる。
というかここから7時までの間、巡礼者の携帯のアラームがそこかしこで鳴る。
寝ていられない。
7時を過ぎて、イタリア人のマルコと朝食を食べに行く。
最後の最後まで、
本当に一緒に行かないのか?
本気か?
と聞かれた。もうお金払ったし、本気だよ。朝起きた時のふくらはぎの痛みといったらもう。
さすが今日は無理だ。休憩。
明後日、Gijónにいるから電車乗るなりして合流してもいいからね。その時は連絡してね。
優しい。ありがとう。
みんなを見送る。
§13-2 やることがない
休むんだ、と決めたもののやることがない。
なんとなくnoteの更新をして、ビーチを歩く。
昨日から感じていたが、ここは風が強い。
陽が出ていて暑いのに風が強くて寒い。
ちょっとよくわからないかもしれないが、そんな感じ。
伝わらないかも。
本当にやることがないので、日本の友人とzoomでオンライン飲み会。
ビールを買ってきて飲む。
iPhoneの充電がなくなる手前で飲み会も終了。
暇だなぁ。
海を眺める。
ちょっと前にあった巡礼者がアルベルゲにきた。挨拶。
日本人に会ったらしい。ここには来ていないみたいだが、その後どこに行ったのかは聞き取れなかった。
夜ご飯の時間にディアナが来るらしい。
ただ、今日はご飯を食べる気にもならない。
近くの小さい商店にバナナと水を買いに行く。
帰りにディアナに遭遇。
またあとで!
§13-3 再び暇
みんなが夜ご飯を食べている。
一緒にいるスペースがなかったので外へ。
再び暇になった。
バナナを食べる。
鳥が飛んでいる写真を撮る。
無駄に動画も撮る。
バナナを食べる。
みんなまだ食事している。
部屋に戻る。
バナナは一房買った。
普段のスーパーだったら欲しい分房から外して測りに乗せて値段シールを付けるのだけれど、この小さい商店は買い方がわからなかったので房ごと買った。
バナナを食べる。
日本にいる時にはバナナなんて絶対に食べないけど、なんとなく味が違うかもって思って買ったのがきっかけ。
正確には、バナナではなく、プラタノという同じ見た目のフルーツを買っている。
美味しい気がする。
残りは3本。
明日のアルベルゲの予約をする。
先着順で埋まったらおしまい、というのはどこへいったのか。
最近は毎日電話やメールで予約してから移動している。
明日のアルベルゲはWebサイトがある。
もう1人分のベッドは空いてないみたい。
個室の2段ベッドの部屋がある。
しょうがない、そこでいい。
予約番号の書いたメールが返ってくる。
多分大丈夫だろう。
ちょっと高いけど、宿がないよりマシ。
巡礼を始めてから、
しょうがない
と思うことが多い。
英語もスペイン語も話せないし、文化も違うし、何が起きてもそれが普通の出来事なのか、それすらよくわからないんだから。
そうやって納得するしかない。
一旦、しょうがないと納得して、現状の打開策を考えないと。
実際は、
自分でどうにかした
というよりは、他人の優しさに甘えることで解決している。
困っている、助けて欲しい。
それすらうまく言えないんだけど。
それでも今日までなんとかなっている。
運がいいだけかもしれない。
いつか本当にどうしようもなくなる日が来るのではないか、と思うと非常に不安だ。
言葉が通じると、
誰が悪いとか、何がダメだったとか、
そんなことを言ってしまうし、考えてしまう。
日本に帰っても、しょうがないって思って前を向いて生きていけるだろうか。
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