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自己紹介 はじめてのnote Takaaki



こんにちは、Takaakiです!

アメリカのLongy School of Musicで声楽の修士号を取得後、現在はアメリカでプロのミュージカル俳優として活動しています。


これまでの記事ではミュージカルやオーディションに関する情報をお届けしてきましたが、今回は初めて私のパーソナルなストーリーを紹介したいと思います。
どのようにして音楽と舞台に出会い、アメリカでの留学を経てミュージカル俳優としてのキャリアを築いてきたのか、詳しくお話しします。


舞台芸術への憧れとクラシックバレエの始まり


幼少期から、私はオペラ、宝塚、劇団四季などの舞台芸術を見るのが大好きでした。
家族と一緒に観劇に行くたび、その華やかさや壮大さに心を奪われ、いつか自分もあの舞台に立ちたいと思うようになりました。
特に宝塚の美しい舞台や劇団四季の感動的なミュージカルが、私の中で舞台に対する情熱を強くしました。

そして、小学5年生の時にクラシックバレエを始めました。
少し遅めのスタートでしたが、体の使い方や表現力を学び、これが後にミュージカルでのダンスオーディションやパフォーマンスにおいて大きな強みとなりました。バレエを通じて身につけた体のコントロールや動きの美しさは、今でも私のキャリアの基礎を支えています。

高校時代の英語の苦労とアメリカ留学の挑戦


高校生の頃、私は英語が大の苦手で、英語の成績は非常に悪かったです。
しかし、アメリカ留学を決意し、その夢を追いかける中で最も苦労したのがTOEFLの勉強でした。英語力を向上させるために毎日必死に勉強しましたが、思うようにスコアが上がらず、留学の道が遠のいてしまうのではないかと何度も悩みました。しかし、諦めずに努力を続け、最終的にアメリカ留学の夢を実現することができました。

相愛大学での経験とアメリカへの憧れ


私は相愛大学音楽学部声楽専攻に入学し、声楽を本格的に学びました。声楽専攻の男性は私一人であり、周りに頼ることができない環境で自分を鍛えることができました。また、相愛での先生がアメリカのLongy School of Musicの講師とつながっていたことから、アメリカで音楽を学ぶことへの憧れが強まり、留学を決意するきっかけとなりました。

卒業後の挑戦とミュージカルへの転向


相愛大学を卒業してからは、すぐにアメリカに渡らず、塾講師として働きながらプロマジシャンとしても活動していました。
この時期には、舞台パフォーマンスのスキルやコミュニケーション能力をさらに磨きました。
マジックを通じて得たスキルは、ミュージカル俳優としてのキャリアにも役立っています。

その後、Longy School of Musicに留学し、Graduation Performance Diploma(GPD)Master of Music(修士号)を取得しました。クラシック音楽の学びを深める中で、アメリカでのオペラやコンサートに積極的に出演しましたが、最終的に私はミュージカル俳優としての道を選ぶことを決意しました。

アメリカでの挑戦と挫折から得たもの


Longyに入学した時、私は多くの才能ある男性歌手たちと出会いました。それまで自信を持っていた私でしたが、彼らのレベルの高さに自信を打ち砕かれました。しかし、そこで諦めるのではなく

「真面目な態度と努力で信頼を得るしかない」

と感じ、他の人よりも多くの時間を練習に費やしました。その結果、私はLongy内の多くのプロダクションや、学外のオペラに役付きで選ばれることができました。

ダンススキルの再発見:バッハの『フィーバスとパン』


Longyでの学内プロダクション、J.S.バッハ作曲の『フィーバスとパン』に出演した際、私はパン役を演じました。
その時、演出家から「少し踊りながら歌ってほしい」と指示されました。
彼女は私がダンスの経験があることを知らなかったのですが、私は即座にバレエの技術を使って、ジャンプやハイキック、ターンを盛り込んだパフォーマンスを披露しました。
演出家はその姿を見て驚き、口が塞がらないほどの驚きを示していました。彼女の反応を見て、私は自分が低く評価していたダンススキルが実際には自分のキャリアに大きく役立つ可能性があると気づきました。

ミュージカル俳優への転身とAEA加入


ミュージカル俳優としての転機は、「The Little Mermaid」のアンサンブルオーディションに合格したことでした。そこから、「Bright Star」「Tarzan」にも出演し、有給のポジションを得たことで、私はAEA(Actors' Equity Association)に加入する資格を得ました。AEA加入後は、プロとしてのミュージカルキャリアをさらに発展させ、多くのプロダクションに参加しています。

まとめ


私のキャリアは、幼少期からの舞台芸術への愛、クラシックバレエやマジック、そしてアメリカでの音楽とミュージカル俳優としての学びによって築かれてきました。ここまでの道のりで、多くの挫折や壁に直面しましたが、それを乗り越えることで成長し続けることができました。特にアメリカ留学やオーディションでの経験を通じて、

何がどこで、どのように役立つかは予想できない

ということを学びました。

私のキャリアの転機となったのは、バレエで培ったダンススキルをミュージカルに活かせたことや、マジックを通じて観客とコミュニケーションを取るスキルを磨いたことです。
こうしたさまざまな経験が、私の俳優としての幅を広げ、チャンスをつかむ助けになりました。
だからこそ、一つのことに集中するのではなく、手広く多様なスキルを身につけることが重要だと感じています。どんな経験も、将来どこかで役に立つかもしれないからです。

これからも、これまでの経験を活かしながら、さらなる高みを目指していきたいと思っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました!質問やコメントがあれば、ぜひお気軽にお知らせください。


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