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負けない米国株投資術


著者はアメリカのヘッジファンドで、超富裕層向けの資産運用アドバイザーをしている「まりーさん」。

内容は、「ここまで手の内を見せていいの?」と思うくらいギッシリ詰まってて、初心者から迷走中の中級者にはピッタリの内容。
詳しいことを書き出すと長くなるので、あえて書かないことにする。

この一冊があれば株式投資で迷子になることは無いくらい充実している。
そして、たまに読み返して内容を再確認すれば、負けない投資家になれるだろう。

書かれている内容の一つ一つは、珍しいものや目新しいものは特に見られないので、投資本をよく読む勤勉な投資家の方には得るものが少ないかもしれない。

しかしながら、この1冊で株式投資の基礎やプロの考え方が学べるので、株式投資を始めてみたけど、どんな株を買ったり売ったりすればいいのか分からずに、迷子になっている投資家の道しるべとなる内容になっている。

個別銘柄の業績予想など難しい内容も出てくるが、最初のうちは「プロはこう考えるのか。」と思って、読み飛ばしても問題ない。何度も読み返すうちに理解も深まるだろう。

株式投資は孤独な戦いなので、このような売買の基準を提示してくれる本は心の安定にも繋がる。

全体的に読みやすくコンパクトな仕上がりなのに、要点をしっかり押さえてありバランスが良い。

難しい言葉や概念はしっかりと解説が加えられており、株式投資を始めたばかりの駆け出し投資家から、うだつの上がらない中級者ぐらいまでは必読だろう。

こんな良質な本が2千円で手に入るのだから、買わないほうが損をする。

お守りとして購入し、手元に置いておくことをおススメする。
(ただし、書いてあること全てを信じてはいけない。投資は自己責任だから。)


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