たくさんの収穫があった2月を振り返ろう!
3月。
そろそろ春の足音が聞こえてきてほしい時期なのですが、雪があまり降らなかったことの帳尻を合わせるかのように、外は雪が積もっています。。。
先日、2月の前半を振り返りましたが、今回は後半を振り返ります。
結構長文になってしまいました。どうぞお付き合いください💁🏻
上の記事でも触れましたが、コースターを1枚の板から切り出している時に板が割れてしまいました。
ここからのリカバリーとコースターとして完成するまでが後半のハイライト。
コースター作り折り返し
まずは1枚切り出してみる
丸ノコの刃が一部欠けていたことが原因で割れたと思われたので、刃を交換して改めてコースターを切り出してみました。スイスイ切れる!
やっぱり切れ味が落ちてたみたいです💦
こうやって形にしてみると、多少厚みはあるもののコースターっぽい!
この日はとりあえず一枚を切り出してみましたが、レジンを切ったときの切削屑が想像以上に大量に出てしまうことがわかり作業中断。。。
課題
✅切削屑
雪のようにあたりに舞うレジンの切削屑は量も多く、静電気であちこちにくっついたり、風で飛ばされたりと処理がかなり大変でした。
丸ノコと集塵機を接続するなどして、切削屑があたりに飛び散らないように徹底的な対策が必要だと痛感しました。
ご近所の迷惑になることはもちろんですが、自然からの恵みをもとに作品づくりをしたり、豊かな自然をモチーフにしているので、環境への十分な配慮は最も優先しないといけません。
この日は1枚だけ切り出して作業を終了し、後は集塵機が使える実家で作業ができる日を待つことになります。(切削屑はハンディクリーナーで全部掃除しました)
その間に、集塵機と工具を接続するためのジョイントを調達したり、屋内でできることを模索していました。
端材で小物を作ろう!
キーホルダーを作ってみる
外での作業が制限されるとはいえ、何かしら行動しないと前に進みません。行動しないと反省点、改善点が見えてこないんですよね。
板の形を整えるときにたくさんの端材が出るので、これを使ってなにか作れないかを考えました。磨けばきれいだと思うので、このまま捨てるのはもったいない。
電動工具をできるだけ使わず、かつ場所を取らない小さなもの。と考えてみると、思い浮かぶのがアクセサリーやキーホルダーなどの小物ですね。
画像のような細長い棒状の端材なのであまり凝ったデザインにはできません。シンプルなデザインでもそれっぽく見えそうな、キーホルダーにすることにしました。
そして、できたのがこちら。
わ、割といいのでは・・・?
レジンの面を自宅にあった車用のコンパウンドで磨いてみると、思ったよりいい感じ!
透明感と艶も出てレジンの良さが際立っています。木の部分は植物由来のオイルを使ってコーティングしています。木の風合いを引き立っています。ほんのりオイルの原料のアマニ油(かも?)のいい香りがします。
課題と改善のポイント
✅安っぽい?
イマイチかなと思うのは、キーチェーンやヒートン(♀の形の金具)といった金具の部分が安っぽいところ。ウッドレジンの大きさに対してヒートンはやや大きく見え、どことなく野暮ったい感じがします。
金具の部分は少し凝ったデザインにすると、上品な感じが出ていいかもしれません。「焼印をいれるとおしゃれ!」というご意見もあったので、商品化の際には入れたいですね!絶対にかっこいい!
今回は殆ど思いつきで、元の形をほぼそのままに(一部、角を取ったデザインにしました)とりあえずフリーハンドで磨いてみました。そのせいでよく見ると形が歪んでいて、きれいな立方体にもなっていません。
ハンドメイドらしさといえばそうかも知れません。
磨いたレジンもキレイですし、これはこれで悪くはないんですが、心を動かすなにかが足りない感じがしています。欲張りかもしれませんが…
今はただのキレイなキーホルダーという印象なので、もう少し自分らしさや、ブランドや作品として訴えたいことを込めたいです。
デザインを決めるのはコンセプトなので、コンセプトとして掲げている要素の何を表現したいのかを、もっと言語化するとここは改善できそうです。
コースター作り終盤戦
やっとできた!
2月の最終日になって、ようやくコースターの作業ができるようになりました。
製作中はあんまり余裕がなく、画像や動画がほとんどないのがもったいない…
2枚の板をコースターのサイズで切り分け、6枚くらいのコースターができました。
研磨をして面取り(角を取る工程)をしてこの日は作業終了。寒空の下、なんだかんだ5時間くらい作業してました。
楽しくて仕方ないんですが、終わった後の疲労感はなかなかのもの…
後日、コンパウンドでの研磨と、オイルで仕上げてようやく完成!
オイルは植物由来で着色料の入っていないクリアカラーのものを使っています。オイルを木材に塗るとしっとりと濡れた感じになります。やっぱりいい匂いがします(2回目)
このつぶやきの画像を見ると違いがよくわかると思います。やっぱり磨き込むと映えますね!
課題と改善のポイント
✅切削屑(2度目)
外での作業はやはり、切削屑との戦いでしたね💦
いろいろな工具と集塵機を接続できるジョイントを調達して作業に臨みましたが、接続が緩くなって外れやすかったり、思ったより吸ってくれなかったり、また別の悩みがでてきました。
この辺は引き続き試行錯誤が必要ですね。
✅作業工程
作業工程にも課題がありました。
1枚板の状態で研磨をして、ある程度磨き込んでから、1枚1枚切り出して面取りをしました。
面取りをする時には電動トリマーという工具を使うのですが、コースターの面に押し当てる必要があるので、傷がついてしまいました。
研磨は最後のほうがいいですね。
✅木材の種類
今回のコースターはヒノキを使っています。理由は2つ。
ホームセンターで安く手軽に手に入る
使った板は1枚200円くらいでした。やすい!軟らかい木材を使うことがどの程度影響するか確認する
安くて簡単に手に入るのが大きな理由ですが、2番目の理由は一度試してみたかったことです。
どういうことかを説明するために、コースターにコップを乗せてみました。
画像ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、研磨の過程で木材が削れすぎて底が反ったり、木材の方の厚みがやや薄くなっています。
海外のレジンテーブル製作でよく使われる木材はウォールナットという広葉樹(クルミの木)の木材で結構硬いです。
硬い広葉樹を使うのはこうした水平が取れないリスクを避けるためです。
ヒノキやスギのような針葉樹は軟らかい樹種なので、ウッドレジンの製作では避けられることが多いのですが、「水平を取るのが難しい」というのがどの程度難しいのかを実際に確かめてみたいと思いました。
やってみてわかりましたが、想像以上に難しい!
気を付けて作業していたものの、いつの間にか偏ってます。
傾いているコースターやテーブルは心地よく使えませんよね。木の種類を吟味するのはとても大事な作業だとわかりました。
✅面取りと角が痛い
コースターの角を斜めに面取りしてみましたが、そのせいでつかみにくくなってしまいました。。。
その一方で、底面や側面など角が残っているところは丸みがほしいです。
使っててストレスを感じたくないので、ここは面取りの形や角を取ったりすることで改善できそうですね。
あとはコップが乗る部分を少し凹ませると尚良しでしょうか。
なんだかんだ使ってみると愛着が湧きます😹
最後に
ようやく、コースター製作の一連の作業を終えることができましたが、試作品ができた以上の収穫がありました。
課題がたくさん出てきましたし、なによりもっといいものを作りたい!という気持ちが大きくなりました。
次回の製作では、秘蔵っ子の栗の板を使って試作してみようと思います。
他の記事これまでの振り返りなどは、こちらの記事からご覧ください💁🏻
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