91歳に学ぶ仕事の流儀
例年の今頃は毎日のように真冬日で、太陽を拝めない日が何日も続くことが珍しくありません。
今年は雪もなく、天気の良い日もあるので、外での作業が必要な身としては、願ってもないチャンス。寒さはあるものの、雪が降ってない日を見計らって外で作業しました。
今回はその作業で気付かされた、仕事への向き合い方についてのお話です。
1月13日、雪は降っていないけど寒い!
天気を言い訳にして作品製作の作業が滞っているような気がして、雪が降っていなかったこの日は、半分強行で作業しました。なお、気温2℃❄️寒い!!
この日はこちらの動画を参考に、同じサイズの小物をカットするときに便利な、丸ノコスライドガイドを作りました。
スライドガイドは今後、コースターを製作する際に必要になりそうなので、工具の使い方の練習を兼ねて作ってみることにしました。
この日の振り返り
この日作ったスライドガイドは、レールの幅が丸ノコの幅よりもやや大きめに作ってしまったので、遊びが多すぎて木材を切っている時にガタつくときがあります。
それに加えて、スライドさせている途中で丸ノコが急に止まってしまう事があります。
おそらく、レールの長さも90cmと長め(動画では60cm前後)に作ってしまったせいで、スライドさせている途中でレールがたわんでしまっているんじゃないかなと思います。
そのせいで、丸ノコの切り込みが急に深くなり(=抵抗がかかる)、過負荷対策のブレーキが効いて止まってしまうんだと思います。
今ひとつな出来なのでリベンジしたい…
1月20日、快晴!
そしてこの記事を書き始めた1月20日は晴れ。1月にこんなに天気がいいのは本当に珍しい!
結構着込んで作業していたので、暑いと感じることも。
この日の振り返り
この日はコースターのレジンを注ぐための型枠づくり。型枠自体は比較的満足の行く出来でしたが、作業工程に課題が山積みでした。
作業の段取りが甘かったようで、必要な工具や材料を探したり、ホームセンターに調達しに行ったりと、なかなか思うように作業が進みません。
作業も手際が良くなく、ビスを打ち込む位置や土台と枠の直角が取れているか、寸法はあっているかなどなど、何度も確認が必要でした。
道具の使い方に不慣れなところが多い一方で、確認を重ねたことである程度しっかりしたものができたのも事実なので、数をこなして練習していくしかないかなと思っています。
もうちょっと作業の様子がわかる写真を撮っておきたかったな。
祖父に学ぶ仕事の流儀
この2日の作業では、今年91歳のうちの祖父がかなり積極的に手伝ってくれました。祖父は大工仕事やものづくり、農作業が好きな人で、つい最近まで現役で農家をしていたおかげか歳の割にかなり元気です。
昔からDIYで色々なものを作ってきた人なので実家には工具が溢れています。
丸ノコや電動ドリル、ディスクグラインダーと言った電動工具、ノコギリに金槌、鑿や鉋などの大工道具はいくつもありますが、圧縮空気を送るコンプレッサーや発電機、溶接機、手回しのコンクリートミキサーまである始末。ものづくりするにはいい環境です。
祖父は昔から仕事をいくつか掛け持ちしていました。
勤め人と言うよりは農業の傍ら、農業関係の仕事を個人で請け負っていたようで、それなりに成功した祖父のちょっとした仕事への向き合い方は、今ビジネスを立ち上げていこうという自分にとっては見習うべき点が多くありました。
どんな仕事も自分事にする
丸ノコスライドガイドを作ることや型枠づくりの手伝いを私から頼んだわけではないんですが、興味があることには積極的に関わって、どんどん自分の仕事にしていきます。一緒に試行錯誤し、手を動かし、足りない材料を買いに行ったりします。
スライドガイドを作ったその日の夜、リビングでくつろいでいると普段は寝ている時間なのに珍しく起きてきました。
「おぃんなばよ、なてぇぃんせば、うまぐいぐがど思ったった。こうしぇばいぁんでねが、ああせばいぁんでねがど、考えったったば寝らんねぐなってよ。(訳:オレはどうすればうまくいくか考えてた。こうしたらいいんじゃないか、ああしたらいいんじゃないかと考えていたら寝られなくなった。)」
どうやらスライドガイドの製作がうまくいかなかった原因、どう改善できるかを考え出して、寝付けなくなったようでした。
この日手伝ってもらったことは、木材を切る時に端を押さえてもらったり、工具や必要な材料を探したりといった、その作業だけを見ると本当に些細な作業です。作ったものも工具の練習がてらで作ってみたものです。
自分の関わった仕事で出来上がったものがうまく機能しないのを見て、寝付けなくなるくらいにあれこれ考えてしまったようでした。
私自身経験不足なことが原因で、結果的にできたものは改善の余地があるものでしたが、関わった仕事を自分事にする姿勢を垣間見たような気がします。
どんな仕事も自分事として取り組んできたこの姿勢が、成功の秘訣なんじゃないかと思うわけです。
型枠ももう少しで出来上がり、いよいよレジンを入れる工程です。長かった…
一通りの工程を経験できれば、次からはもっとうまくやれそうです。レジンを流す工程から磨き、一枚の板をスライスしてコースターにするあたりをまた、紹介できたらと思います。
せばな!
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